昨日のこともありなんだか気分が落ち込んでいる
せっかく伝えようと思ったのになぁ
今日に限って明那は休みだし、
癒しがほしいぃー!
そんなことを教室で考えていると
昨日の女の子達が教室にやってきた
「不破湊って人よんでくれない?」
なんだ?
「ねぇー不破くん。ごめんね?昨日は、破ったりして今日ちゃんと謝りたいからさ、
放課後に2年の教室に来てくれない?
2人でちゃんと話したいからみんなが教室から
出たタイミングに来てねー!」
そういうと女の子たちは走り去っていった
心なしか笑っていたような気もする
怖い。けど行かないと後がもっと怖い
はぁ
仕方がないけど行くしかないかぁ
放課後
あぁ来てしまった
重い足取りで教室へ向かう
また暴言でもはかれないかな
怖いなーと思い
俺は2年の教室へ入る。
すると俺が入った瞬間ドアの鍵が閉まった
「!?なんだ?」
困惑していると前には
下着姿の女の子がいた
は?
どういうことだ
嫌な予感がする
「ねぇ?不破くん。私昨日さ忠告したよね?
これ以上明那くんに近づくなってさ?
それなのに全然聞かなかったねぇ?
破ったらどうなるか思い知らせてあげる」
女の子はいきなり俺の腕を引っ張り
そのまま後ろへ倒れ込んだ
ガタン
大きな音を立てたと同時に
「キャーー!たすけて!だれか!!」
大きな声で助けを呼び始めた
「襲われるー!だれかー!!たすけて」
タイミングをはかったかのように他の女子が教室の鍵を開けた。
教室の外には人が集まってくる
「え、なになに?」
「おい、ガチだぞ」
「先生呼べ!」
「やめろよ!はなしてやれ!」
「あれ、一年の不破ってやつだろ?」
「うわぁ最低だな」
「無理やりとか人間として終わってる」
あらぬ噂が立てられて行く
泣いている下着姿の女の子
男子高校生
はたからどう見えるかなんてわかりきっていることだった。
「ち、ちが、おれ、ゃってな」
「え、不破くん?何してんの?」
「て、は?」
通りすがった俺の友達が軽蔑の目で見てくる
「ちが、違う!俺は!」
「最低だな、不破」
仲の良かった人達が
次々と去って行く
違う、おれは、俺は!
ヒュ
あれ
いき
うまく
すえないな
だれか
たすけて
手を伸ばしても
助けてくれる人はいなかった
コメント
1件
やばい、天才すぎる。続きが気になる締め方や...好き。