僕はいま、学校の屋上から地上を見下ろしている。どうしてこうなってしまったのだろう。でもこれで僕の狂った人生は終わりだ。
こうして僕は屋上から飛び降りようとしたそのとき、
??「ねぇ!」
だれだ?知らない顔だな。
??「いますぐにこっちにきて。話がある。」
なぜ行かないといけない?あいつはため息をついて僕の隣に来た。なにをしているんだ?
??「あなたがとぶならわたしもとぶよ」
翼咲「は、はぁ?なんで君まで」
??「なんでって、死体を見たくないし。」
意死体をみたくないという理由だけで死ぬ? 意味がわからない。
??「わたしはまだやりたいことがある。たっくさんある。 」
??「だからとばれるとすっごく迷惑。」
翼咲「じゃぁとばなければいい」
??「いいの?あなたがとぶと、わたしもとぶ。つまりあなたが死ぬと、わたしも死ぬ。」
僕はしばらく考えてからため息をついて、安全な所にむかった。そしたらあの人はほっとしたような顔をして僕についてきた。
??「あ!名前、まだ言ってなかったね!」
??「私の名前は「晴音」だよ!」
翼咲「ぼくは翼咲」
晴音「聞かせて。なぜ、飛び降りようとしたの。」
晴音は真面目な顔をしてそう言った。よく見たら晴音は、美人だ。中性チックな顔をしている。肌は白いし、スタイルはいいし。って。僕は一体何を考えているんだ。
翼咲「はぁ。僕はいじめられた。最初はなんも思わなかったけど、どんどんエスカレートしていった。」
翼咲「理由は簡単だった。僕がまちがって産まれてきたから。僕は、トランスジェンダーだ。」
そう。僕はまたがった体で産まれてきた。長かった髪もきった。制服は女の子の制服ではなく、男の制服にした。一人称も変えた。
顔は変えられないけど、服装や髪は変えることができる。僕は男になりたかった。
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