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第2章 希望

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第2章 希望

1 - 第1話 中性

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2022年05月28日

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僕はいま、学校の屋上から地上を見下ろしている。どうしてこうなってしまったのだろう。でもこれで僕の狂った人生は終わりだ。

こうして僕は屋上から飛び降りようとしたそのとき、

??「ねぇ!」

だれだ?知らない顔だな。

??「いますぐにこっちにきて。話がある。」

なぜ行かないといけない?あいつはため息をついて僕の隣に来た。なにをしているんだ?

??「あなたがとぶならわたしもとぶよ」

翼咲「は、はぁ?なんで君まで」

??「なんでって、死体を見たくないし。」

意死体をみたくないという理由だけで死ぬ?   意味がわからない。

??「わたしはまだやりたいことがある。たっくさんある。 」

??「だからとばれるとすっごく迷惑。」

翼咲「じゃぁとばなければいい」

??「いいの?あなたがとぶと、わたしもとぶ。つまりあなたが死ぬと、わたしも死ぬ。」

僕はしばらく考えてからため息をついて、安全な所にむかった。そしたらあの人はほっとしたような顔をして僕についてきた。

??「あ!名前、まだ言ってなかったね!」

??「私の名前は「晴音」だよ!」

翼咲「ぼくは翼咲」

晴音「聞かせて。なぜ、飛び降りようとしたの。」

晴音は真面目な顔をしてそう言った。よく見たら晴音は、美人だ。中性チックな顔をしている。肌は白いし、スタイルはいいし。って。僕は一体何を考えているんだ。

翼咲「はぁ。僕はいじめられた。最初はなんも思わなかったけど、どんどんエスカレートしていった。」

翼咲「理由は簡単だった。僕がまちがって産まれてきたから。僕は、トランスジェンダーだ。」

そう。僕はまたがった体で産まれてきた。長かった髪もきった。制服は女の子の制服ではなく、男の制服にした。一人称も変えた。

顔は変えられないけど、服装や髪は変えることができる。僕は男になりたかった。

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