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第16話 「光耀国」
眩しい光に包まれた国。白いグラウンドみたいに開けた大地で、ひとりボールを投げている青年がいた。
「よっしゃー!今の完璧だろ!」
太陽のように笑う男――そろもん。
「……あれ?今日試合だっけ?
あ、やっべ、また時間見てなかった!」
そこへ現れる一行。
「相変わらずですね、そろもんくん」
静かに一礼するじおる。
そろもんは一瞬で表情を明るくする。
「じおるじゃーん!久しぶり!
相変わらずカタそうだなぁ!」
「執事ですので。
……それより、今日は“遅刻”ではなく“欠席”ですよ」
「え!?まじ!?
うわー、監督に怒られるやつだ!」
こむぎが呆れたように肩をすくめる。
「ほんま変わらんなぁ……」
はるてぃーが前に出る。
「そろもん。
俺たち、仲間を集めてる」
「仲間?」
たくぱんが腕を組んで続ける。
「新しい国々を巡ってる。
お前みたいな“光”のやつが必要だ」
「光……?」
そろもんは少しだけ真面目な顔になる。
「俺、野球しかできないけどさ。
それでも役に立つ?」
「十分すぎます」
じおるが即答する。
「あなたの明るさと存在感は、
人を前に進ませる“光”そのものです」
「じおる……なんか急に褒めるじゃん」
「事実ですので」
少し照れたように頭をかくそろもん。
「……面白そうじゃん!
遅刻しない保証はないけど?」
うたがため息混じりに言う。
「それが一番の問題なんだけど」
きゅーが笑う。
「いーじゃん!賑やかになるし!」
そーが頷く。
「そーっすよ!」
そろもんは大きく笑って、バットを肩に担ぐ。
「よし!決まり! 俺、行くわ!」
「光の国の代表として、
そろもんくんを正式に勧誘いたします」
じおるが一礼。
「これからもよろしく、相棒!」
「こちらこそです、そろもんくん」
✨そろもんが仲間になった!!✨
第17話 1/14 投稿予定