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*Suezawa said*
男子「末澤!!昨日はごめん!!」
誠也「え?」
(…誰?)
席に座ると名前も知らない男子が申し訳なさそうな顔で謝ってきた。
男子「マジで最悪やった!!怒ってたやんな!?今日ちゃんと謝ろうと思って」
そう言ってまた頭を下げる。なんの事に対する謝罪なのか分からない俺はただ呆然とするしか無かった。そんな俺の様子に気づいたのか、下げていた頭をあげ慌てて説明をし始めた。
男子「あぁ、ごめん。急に謝られてもなんの事か分からへんよな。昨日の放課後少し話した時の事なんやけど…。」
誠也「…放課後?」
そう言われて、昨日の放課後に男女2人から何か話しかけられたことを微かに思い出した。
誠也「あぁ!!同じ係になった人か」
男子「…ちゃうよ笑、同じ係になったのは俺と一緒にいた佐藤って女子。俺は萩野、よろしく。」
差し出された手を握り返す
萩野「その様子やと昨日のことそんなに怒ってへん?好きな人おらへんやろー、とか言ってしもたけど。」
誠也「…あぁ、別に気にしてへんよ」
萩野「そっか良かった。てっきり怒らしてしもたかと思ってたから焦っててん」
そう言って笑う萩野を見て、晶哉から言われたことを思い出し、質問してみた
誠也「なぁ、聞いてもええ?」
*萩野「ん?ええよ、俺で分かることなら*」
誠也「友達やとせぇへんのに、恋人やとすることって何?」
萩野「…へ?謎かけ?」
誠也「ちゃう、そんままの意味」
俺の顔をみて萩野はニヤッと笑い、耳を貸すように言ってきた。大人しく俺は耳を 傾ける。
萩野「恋人だけがすることと言えば、キスとかセッ…」
萩野が言いかけた途中で、昨日の女子がものすごい勢いで萩野の頭を叩く
萩野「…いってぇーな、何すんねん佐藤!!」
佐藤「あんた末澤くんに変なこと吹き込もうとしてたやろ?」
萩野「ちげぇーよ、末澤に聞かれたから親切に教えてあげてただけやって!」
佐藤「末澤くんはそんなこと聞かへんよ」
萩野「ほんまやって、」
俺を置いてけぼりにして言い合いを始める2人。それをぼんやり眺めながら、俺は晶哉に会ったらいじわるな顔をして聞いてやろうと決心した。”晶哉、俺とキスしたいん?”ってな。
晶哉に一緒に帰ろうと連絡をすると、係があって遅なるから一緒に帰れないと返信が帰ってきた。今すぐにでも晶哉に聞きたかったのに残念や。明日の朝、一緒に登校する時に聞いてみようか、晶哉はどんな顔をするだろうか、それを想像するだけで俺は楽しみで仕方がなかった
父「…ゃ!誠也!」
翌朝、俺の肩を叩きながら名前を呼ぶ父の声で目が覚めた
誠也「…おはよぉ、」
父「おはよう、今日学校やんな?起きんくてええの?」
時計をみると、8時になろうとしているところだった
誠也「やっば!」
父「ご飯作っとくからはよ準備してき」
俺はバタバタと準備をして家を出た。
(なんで晶哉は起こしてくれへんかったん。モーニングコールするって約束したのに…。)
晶哉からの連絡は何一つなかった。
こんなことは今までなく、初めてのことだった
誠也「ほんまに係なん?」
晶哉からの連絡を見てそう呟いた
萩野「ん、なに?」
誠也「…なんか、友達が忙しいって」
萩野「へぇー、相手してもらえてへんの?」
誠也「今、放課後に集まりある係って何?」
萩野「いや、まだないんちゃう?」
誠也「…ほんま?」
萩野「俺らのクラスも残ってる人おらんやん。喧嘩でもしたん、? 」
誠也「いや、そんなんしてないけど。」
萩野「じゃあ避けられてんじゃない?」
(晶哉がそんなことするわけない。いや…今はそんな自信ないな)
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