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gt愛され

5 - nrs×tbur

♥

873

2025年03月09日

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nrs×tburvantb要素あり

R無し

なんて許せる人向け



『』→つぼ浦

「」→つぼ浦以外

「“”」→無線



話のスピード早いです。

成瀬視点で進んでいきます。























今日はなんと!つぼ浦さんの誕生日だ。

俺は少し前からつぼ浦さんに片想いしている。だからつぼ浦さんの誕生日というのは一大イベントなのだ。


もうすでにプレゼントは買ってある。なにを渡すか悩みに悩んで選んだものだ。あれは大変だった、、、。


















さて、今日はつぼ浦さんの誕プレを買おうと仕事の休みを取った。今日で買わなければもう買うチャンスはない。

俺は気合を入れる。いいプレゼントを買うぞ。



まずはこの街一番大きいショッピングモールに来た。


服、帽子、靴、色々ある。うーん悩む。

俺がつぼ浦さんに着て欲しいものはたくさん見つかるけどつぼ浦さんが気に入りそうなものは1つもない。つぼ浦さんと俺じゃ服のセンスが違う。


うわ、このパーカー可愛いつぼ浦さんが着たらもっと可愛いんだろうな。まってこの服いいな。オレンジとか絶対似合う。まって!?この靴お揃いにしたい。

ショッピングモールを練り歩きながら商品に目を通していくがやはりつぼ浦さんが気に入りそうなものは見つからなかった。


つぼ浦さんが俺の恋人だったら「カニくんが着て欲しいって言うなら着てやるけどよお」とか言ってくれそうなのに。なんて考えるがつぼ浦さんは俺の恋人ではないので服や靴や帽子は諦めることにした。




さて何を買おう。振り出しに戻ってしまった。まあ一応考えはある。でも、絶対違う。いや、でも、、、見るだけ見よう。うん。見るだけ。



俺は恐る恐る色んなアクセサリーが売っているオシャレな店に入る。

ピアス、ネックレス、ブレスレット、指輪。やっぱり惹かれる。


本当は指輪やらネックレスを渡したい。でも流石に引かれることは確かだ。だとしたらピアスか。


このダイヤが入ったやつ渡したいな。最近つぼ浦さんにしかお金使いたくないんだよな。でもこの金色も似合いそう。あ、こういうちょっとネタっぽいのなら渡しやすいかも、、、






外は既に暗くなり始めている。俺の手には何もない。そう、何も買っていない。あんなに店に滞在していたのに結局なにも買えなかった。1日を無駄にしようとしていることに焦りを感じる。


服もアクセサリーもダメだとなると残りはひとつしかない。

そう、車だ。


恋人でもない人の誕生日に車を、、、!?と思うかもしれないがロスサントスでは割と普通だ。


普通だからこそ服やアクセサリーなど普通では無いものをあげたかった。本当は。でもこうなったら仕方ない。他の人よりもセンスの良い車をあげればいい話だ。

俺は高級車ディーラーの人に電話をした。



コメット、センチネル、ドラウグル、ゼントーノ、、、

つぼ浦さんは厳つめの車が好きそうだけどどうなんだろう。

どれもかっこいい。またかなりの時間を費やしそうだ、、、



買えた、、、。やっと買えた!本当に1日を費やしてしまうとは思っていなかったがまあ良い。

気に入って貰えそうなプレゼントを買えたから満足だ。


買ったのはオレンジ色のゼントーノ。もちろんフルカスタム済み。うん。十分なはず。


俺はつぼ浦さんの誕生日が楽しみになった。























なんて買った時はあんなに楽しみにしてたのにいざ当日になると緊張が勝つ。


プレゼントは完璧、、、なはず。問題はどう渡すかだ。呼び出すか、みんなに紛れて渡すか、記憶に残りたいから1番最後に渡したい、、、1番最後に渡すにはどうしたらいい、、、


出勤まで時間が無い。俺は頭をフル回転させながら出勤の準備をした。




「“おはようございまーす。成瀬出勤”」


「“おはよーう”」


つぼ浦さんはまだいない。昼下がりから出勤することが多いから今日もそうなのかも。


「成瀬〜おはよう。今日つぼ浦の誕生日だね。」


「おーらだお。おはよう。らだおはなに買ったの?」


自然と雑談が始まりつぼ浦さんの話になる。

らだおといるとつぼ浦さんのことをよく話す。もしかしてコイツも、、、!?コイツは特殊刑事課対応課とかいうズルい立ち位置にいやがる。まあ、俺は可愛い後輩っていう立ち位置にいるけどな。


「何買おうか迷ってさー、航空機ディーラーで楽だからヘリあげることにした。」


「ふーん」


ヘリかあ。ヘリね。、、、ヘリもいいな。大丈夫かな。みんなそんな感じかもしれない。


俺のプレゼント劣ってないかな。不安になってきた。別に告白するわけでもない、プレゼントをあげるだけなのにこんなに緊張するもんなんだな。







なかなかつぼ浦さんが来ないからいつも通り警察業務をして既に今は昼下がり。

と、そこに本日の主役の元気な声が聞こえた。


『“つぼ浦匠ONDUTY!!!!!”』


「“ナイスデューティー!”」


来たと思ったらつぼ浦さんはすぐ署員に囲まれてしまった。


「つぼちゃんせんぱい!誕生日おめでとー!!」


「おめでとー!」


署員達は一気に押し寄せて我先にとプレゼントを渡していく。


『おお!いいのかこんなに!ありがとな!』


そう言って万遍の笑みを浮かべるつぼ浦。本当に嬉しそうだ。


それからつぼ浦さんはいろんな人にいろんな所に連れていかれてしまった。俺は1番最後に渡すつもりだからなんも問題は無い。笑顔で出かけていくつぼ浦さん達を見ながら俺は業務に戻った。




















夕方は生憎の雨になった。もうほとぼりは冷めたのかみんな警察業務に戻っている。

いつもは夜の7時頃まで働くがかなりの雨でもう犯罪は起きそうにない。少し早いが退勤する署員が多い。


俺にとっては好都合だ。つぼ浦さんはまだ退勤する様子はないから頑張って粘れば2人きりになれるかもしれない。














それからのんびり書類整理をしていたらいつの間にか夜の8時になっていた。

まだ無線に入っている人はいるが、本署には人は見えなかった。パトロールをしながら雑談でもしているんだと思う。


つぼ浦さんは大分前にパトロールに行ってから帰ってきていない。今帰ってきてくれたら完璧なんだけどなあ。


と、そこにパトカーのサイレンが聞こえた。中から駐車場を見てみると乱暴な運転で帰ってくるつぼ浦さんのジャグラーが見えた。

最高のタイミングだ。

つぼ浦さんは土砂降りの中走りながら帰ってくる。


『っは〜!お、カニくんまだいんのか。なあ見てくれよ!駐車場からここまでちょっと出ただけでこれだぜ?』


つぼ浦さんのアロハシャツはほんのりと色を変えている。触れてみるとびっしょりなことが分かった。


「うわ〜これはやばいっすね。」


『ったくよお。気持ち悪いから着替えるぜ』


そういうとつぼ浦さんはアロハシャツを脱ぎ始める。いや!男同士だからそりゃ気にしないだろうけど俺はつぼ浦さんのことが好きなんすよ!?

そう思いながら顔には出さないように平静を装う。でも長くは続かなかった。俺は思わず目を見開く。


「ぇ、つぼ浦さん、それ、、、」


『あ?、、、あっ。やべっ』


つぼ浦さんはそう言うと今脱いだアロハシャツをそそくさと着始める。


俺は今見た光景を理解出来ずにいた。今のは現実なのか、、、?

現実なのだとしたら、、、つぼ浦さんの体に、、、キスマが大量についていた、、、。

最高にエロくてそのキスマをつけたのが俺だったら良かった。のに当たり前だけどつけた覚えは無い。


「ちょ、ちょっと待ってくださいつぼ浦さん!流石に誤魔化せませんよ。、、、それ、キスマっすよね?」


『、、、くそ、バレちまったらしょうがねえ!ったく忘れてたぜ。もともとは誕生日だからって記憶飛ばすまでヤってくるアイツが悪いだろ、、、。』


ああ。終わった。聞きたくなかった。最悪だ。俺の恋は終わったのか?


「つぼ浦さん、恋人いたんすね、、、。」


『ああ。他の人には内緒だぜ!色々めんどそうだからな。』


「つぼ浦さん、2番目でいいんで俺のことも恋人にしてくれません?」


『、、、は?何言ってんだ。』


はあ。もう最悪だ。全部終わったんだ。わんちゃんセフレの可能性を考えたがこの反応の感じちゃんと恋人なんだろうな。もう本当に最悪だ。全部、全部終わったんだ。


「いや、なんでもないです。そうだ。誕プレあるんで、受け取ってくれません?」


『おお!いいのか!今日パトロールしながらずっとなあカニくんはプレゼントくれねえのかなって考えてたんだよ!』


つぼ浦さんはそんなこと言いながらにへっと笑う。なんて可愛いんだ。なんでこんなこと言うんだ。諦められないじゃん。


「じゃあ着いてきてください。」


俺は地下のガレージまでつぼ浦さんを案内してそこに置いてある車をあげる。


『うおー!かっけえな!今日貰ったプレゼントのなかで1番センスがいいぜ!ありがとな!』


「それは良かったです。」


嬉しいはずなのに、嬉しくない。


『早速走ってきていいか!?』


「もちろんいいっすよ。自由に乗っちゃってください。」


『やったぜー!』


そういって早速車に乗ろうとするつぼ浦さんの腕を掴む。


『ん?』


「ごめんなさい。」


つぼ浦さんの頬を掴んでこっちを向かせて無理やり唇を奪った。柔らかい。5秒ほどキスをしてそれからゆっくりと唇を離す。


『、、、ぇ?』


「なんで抵抗しないんすか。抵抗しないならもっとしますよ。」


『ぁ、いやビックリして、、、』


「浮気っすねつぼ浦さん。どうせ浮気なんだし最後までやっちゃいます?」


『な、なに言ってんだカニくん。』


「俺のほうがつぼ浦さんのこと好きな自信あるのに。俺じゃダメなんすかつぼ浦さん。」


『、、、だめだ。俺には恋人がいる。』


「誰すか。」


『、、、ヴァン、、、ダーマー、、、』


「、、、くっそ。なんで!」


『分かってる!でも好きなんだ。カニくんにどうこう言われる筋合いはないぜ!』


つぼ浦さんは俺の腕を振り払って外に走っていく。


「はー、、、」


やってしまった。もう可愛い後輩でも無くなってしまった。


つぼ浦さんを追いかけて外に出てみるけどもうそこにつぼ浦さんの姿はなかった。

雨が冷たい。俺はその場でしゃがみこんだ。


なんで、なんでヴァンダーマーなんだよ。犯罪者なのに。俺のほうが絶対幸せにできるのに。でもあいつはつぼ浦さんの誕生日を1番に祝ってこの後もつぼ浦さんのことを甘やかすんだろうな。


なんでだよ。こんなつもりじゃなかったのに。最悪の日だ。今日のことがフラッシュバックする。なんで俺は今こんなことしてるんだろう。つぼ浦さんのこと好きになったのが悪かったのか。でも無理だ。諦められない。好きでたまらない。大好きなのに、、、


雨が涙か分からない滴が頬を濡らした。



























まさかのバットエンド?nrstburを望んでた人申し訳ないです。またいつかnrsが幸せになる小説書きます。

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