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僕、松村(まつむら)には好きな人がいる。
でもそれは禁断の恋だって分かってる。
だけどー…。僕はあなたが、好きだ。
僕は48歳の中学校の教師だ。妻もいる。
だけど、なにか足りない。何かー。
「松村先生、生徒の教え方について相談があるのですが……」そこには聞き覚えのある声。
久地(くじ)先生の声だった。
心臓がドキンと跳ねた。
「あ、久地先生………!勿論です、では今日レストラン行きませんか?相談のりますよ」
「ほんとですか……?助かります!そうさせていただきます!」
「いえいえ」誘ってしまった………!
久地先生を……!僕の顔は赤面する。
「では、またあとで。」久地先生は僕に微笑んだ
なんて美しいんだろう。
高身長の久地先生に僕が見惚れていると、
「松村先生、顔赤いですよ、大丈夫ですか?」
振り返るとそこには元.ベテランキャバ嬢の
日々(ひび)先生がいた。
「え、そうですか……?特に体調は悪くないのですが…」
「そうですか?なら良いですけど…
無理はしないでくださいね。」
「はい、お気遣いありがとうございます。」
僕、そんなに赤面してた…、?
でも、仕方がない。僕は、久地先生が好きだ。
久地先生は僕と同じ男だ。
だけど、好きになってしまった。
だからこの気持ちは墓まで持っていくつもりだ。
そう、そのはずだったのに……。(第二話に続く)