TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

薫颯

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1.かまっててば!!!!

※ナチュラルに同棲してます。



羽風「颯馬くん、かまって」



何回目だろう。



神崎「…………。」チラッ



こうやって一瞬こちらを見たかと思えば、直ぐに自分のスマートフォンへと視線を戻してしまう。



そろそろ我慢の限界だ。



羽風「ねぇ!!颯馬くんってば!!聞いてる!?」ドンッ

神崎「うぉっ!?羽風殿…何か用か?」



はぁ!?なにそれ…

そっちが無視したから怒ってるんですけど!?

何が、何か用か?だよ!!

構えって言ってんじゃん!!



なんて言えない…

嫌われるかもしれないから…

また、俺が我慢するの?



神崎「羽風殿…??如何された?体調が悪いのか?それならば、今すぐ医者に診てもらわねば…」アワアワッ

羽風「違うよw…颯馬くん、ぎゅーしよ?今日はこれでチャラにしてあげる。」ンバッ

神崎「?別に構わないが、何故そんな上から目線なのだ?」キュッ

羽風「それは、自分の行動を振り返ってくださーい…俺、寂しかったんだから…」ギュッ



やばい、泣きそう…

多分、最近の反動だろうな

俺らしくない…

でも、今日くらい…

今日くらいは、、、

甘えていいよね?

んへへ…今、構ってもらってる。

颯馬くんが俺の腕の中にいる。

嗚呼、好きだなぁ

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2.全部お酒のせい

※こちらもナチュラル同棲



今日は、颯馬くんが20歳になったから2人で記念に飲むことになった。

今は、飲むお酒をお店で選んでいるところである。



神崎「羽風殿、1番飲みやすいお酒はどれであろうか…?」

羽風「ん〜…俺は、この前飲んだ時これが飲みやすかったかも…」



度数が低く、さっぱりしていて飲みやすい女性に人気のあるお酒を指差した。

颯馬くんは、そのお酒を手に取り少し見てからカゴの中へ入れた。



神崎「うむ、、とりあえずこれくらいにしておこう。羽風殿、他に買うものはないか?」



颯馬くんの視線がこちらを向く。

それだけで、愛おしく思ってしまうのは、多分自分が思っているよりも、颯馬くんのことが好きだからだろう。



羽風「うん、大丈夫だと思う。…あ、この後コンビニ寄って良い?」



成人まで我慢したんだもん。

きっと、許してくれるよね…??



神崎「お、おう…構わないが、ここに置いてあるならここで買った方が良いのではないか?」

羽風「あ〜…じゃあここで買っちゃおうかなぁ…さっき見かけたし…颯馬くん、一緒に来て?」

神崎「うむ…一体何を買うのだ?」

羽風「ん?コン〇ー厶」



颯馬くんの顔が真っ赤になるのが分かる。

怒られるか?断られるか?と身構えていると



神崎「…早く買って帰るぞ///」

羽風「ねぇ、それって…OKってこと?」

神崎「そうだが?それくらい、羽風殿には分かるであろう?//」

羽風「そうだけどー!!本人の口から聞きたいじゃん??」



素早く会計を済ませ帰宅した。

シャワーを浴びて、ご飯の準備をした。



羽風「よーし!!颯馬くんの成人を祝して乾杯!!」

神崎「音頭をとるのは、羽風殿なのだな…乾杯」



そう言えばお互いの缶の当たる音がした。









お互い1、2本缶を空けたあたりだろうか。



神崎「羽風殿〜♡愛しているぞ…//」チュッ

羽風「へっ…?///そ、颯馬くん??」



いきなり颯馬くんがこちらに寄ってきて、喉の辺りにキスをしたのだ。

もちろん、俺は喉へのキスの意味を知っている訳で…



羽風「…ねぇ、颯馬くん…さっきのってさ、お誘い??」スルッ

神崎「ん、そうだが?してくれないのか…?」

羽風「んーん、ほんとにいいのかな〜って思ってね」チュッ



そう、これは全部お酒を飲んでいた所為



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

3.どう考えても俺が上!!

羽風「いやいやおかしいでしょ!?普通先輩の俺がするべきじゃない!?」

神崎「何を言っている!体力差というものがあるだろう!そこを考えたら我の方が…」



只今絶賛口論中である。

内容は、どっちがセッ〇スするとき突っ込むかというものだった。

年上としての意地がある俺と体力に自信があるという颯馬くん。

正直、上は譲りたくない!!

けど、ちゃんと区切りを付ける為にアレをすることにした。



羽風「颯馬くん…良い??」

神崎「いつでもいいぞ…」



2人「最初はグー、ジャンケン…ポン!!」



羽風⇢パー

神崎⇢グー



羽風「やったぁ!!これからよろしくね!颯馬くん♡」

神崎「む、ちょっと癪ではあるが…公平に決めたので従うのである」



こうして、俺が攻めになったってワケ



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

4.颯馬くんのデレ期

神崎「羽風殿…」キュッ

羽風「ふぇっ…!?そ、颯馬くん…?どうしたの??」



現在21時30分

髪を乾かし終わり、共有ルームで寛いでいると後ろから颯馬くんが抱きついてきた。

恐る恐る後ろの方に手を伸ばし、頭を撫でてやる。



神崎「ん〜…きもちぃのである…薫殿…」スリッ

羽風「うっ…颯馬くん…いきなりの名前呼びは心臓に悪い…///」ナデ



ほんとにどうしたんだろうか。

仕事で嫌な事でも、あったのか?

いや、そしたら凄く不機嫌になるはずだ。

じゃあ、これは、、、??



神崎「薫殿〜…ぎゅーした後にちゅーしてほしいのである…///」ズイッ

羽風「!?え、あ…良いけど、じゃあ、おいで?」



いつの間にか隣に来ていた颯馬くんに驚きつつも、颯馬くんがこちらに来るのを待っていた。



神崎「ん、薫殿…すきっ…大好きなのであるっ…」ギュッ

羽風「うん、俺も好きだよ…颯馬くん」ギュッ



あー…俺の彼女がデレてくれてる…

好きだぁ…

大好き…愛してる…♡



神崎「薫殿…これからも離さないでほしいのである…」チュッ

羽風「んっ…離すわけないでしょ?」



たまには、こんな日があっても良いかもしれない。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

海に行きたい




神崎「羽風殿…我、海に行きたい…」

羽風「え、?もしかして颯馬くん身投げでもする気!?そんなの俺が許さないから!!」



なんでそんな思考に至るのだ?

いくら少し長く一緒にいたとしても

よく分からん…



神崎「何故そうなる。そのような思考に至る羽風殿が身投げを目論んでいるのではないか? 我は、純粋に海に行って景色を楽しみたいだけである。」

羽風「あ〜…そっか…ん〜、今は身投げは考えてないかな…だって颯馬くんがいるんだもん!!恋人を置いていけないよね!ということで、颯馬くん、俺も海行きたい!連れてってよぉ〜」



最初からそのつもりだったのは内緒である。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

少し柔らかくなった?


※薫颯匂わせ

※薫くんいません。



3-Bが柔軟してる時の出来事



大神「…ザッキー、お前少し身体柔らかくなったか?この前はそこまで開かなかったろ?」

神崎「む、そうだったか?この前もこのくらいだっただろう…?」

朔間「いやいや、絶対柔らかくなってるって…どんな柔軟してるの?俺も今度試す~」



どんな…??

特に何もしてないが…

帰ったら我は何をしている…??

試しに昨日の1日を振り返ってみた。

だが、特段他と違うことしているのかと問われれば何も…

いや、していたな…

顔に熱が集まるのが分かる。



朔間「え、どうしたの?カンカン、どんな柔軟してるの?って聞いてるだけじゃん」

神崎「えッ、と…我がしてるのは柔軟ではなくッ///…あ、」

大神「柔軟じゃなくてなんだよ。そんな中途半端なところで止めるんじゃねぇよ。」

神崎「あ、あぅ…え、えっと…///」



こういう時はどう説明すればいいのだ?

どうすれば正解なのだ?



鳴上「そこら辺にしてあげなさいよ、2人とも察しが悪いわねぇ…そんな激しいプレイをする相手って誰なのかしら?」

神崎「な、鳴上殿ッ!!///我、決してそういうのではッ…ない…とは言いきれんのである。」



なんでバレてるのだ!!

何故だ?

羽風殿がバラした…??

帰ったら問い詰めよう。



大神「あー…そういう事かごめんな?ザッキー…愚痴なら何時でも聞くからな?できる限り介護もしてやる。」

朔間「そーそー、俺達優しいからいつも頑張ってるカンカンには手を差し伸べるから頑張ってね」

神崎「お、おう…??」

3人「あ、そうだ…相手ってだれ??」



覚悟はしていたが、いざ聞かれるとなると凄く恥ずかしいのである。



乙狩「神崎?また首についてるぞ?ちゃんと羽風センパイに言っているのか?」

神崎「ッ…!?///あ、あどにす殿…か、感謝する…が、タイミングが悪すぎるのである…///」

3人「へー…あんなに毛嫌いしてたのに?」ニヤニヤ

神崎「う、五月蝿いのである!!///」



この日を境にキスマークを見られたら弄られるようになった。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

いつもと違う朝



今日もいつもと同じ時間に目が覚める。

一緒の部屋の2人を起こさぬよう静かに部屋を出る。

そして、今日も共有ルームのソファを陣取っている彼を覗き込む。

そして、



神崎「夜遅くまでお疲れ様であるな」チュッ



彼の頬に口付けを落とす

これが最近の習慣だ。

そろそろ朝ごはんを用意せねばと、離れようとした時、腕を引っ張られ、唇が柔らかい感触で包まれた。



羽風「ねぇ…いつも、俺が寝てる時にあんなかわいいことしてたの!?もー!!もっと早く知りたかったぁ〜!!…ということで、覚悟できてるよね?」チュッ

そういうと彼は何度も角度を変えて口付けをしてきた。

神崎「は、えッ…んむっ…んっ///ふっ、はっ…羽風殿ッ…やめっ///」ピクッ

羽風「むり、口開けてるってことは良いってことだよね?」



何を言っているのだ?

理解が追いつかん。

というか理解したらやばい気が…



羽風「無言は肯定と受け取るよ?」チュッチュルックチュッ

神崎「ま、待てッ…あぅ…///ふっ…んぅッ…はっ…ふぅッ…んっ…///」ビクビクッ



静かな空間の中に響く水音

2人の呼吸音

自分から漏れ出す声

そして口を離された時に繋がっている銀色の糸

全てが愛おしい。


羽風「ん、かわいい…ねぇ…続きしたいんだけど…」スリッ

神崎「んっ…今は、だめである…///で、でも、ご飯食べた後なら…良いぞ…///」



もっと、彼に触れていたい

そして、彼に触れてもらいたい



そう思う自分は、欲張りなんだろうか。

休日で特に予定もなかったはずだ。

今回はとびきり甘えてやろう。

そう思い自分は台所に向かった。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ナンパ注意報



今日は羽風殿が一緒に出かけようと誘ってくれた。

嬉しかったが生憎今日は、急ぎの用事があった為時間をずらしてもらい、今は用事を済まして待ち合わせ場所で羽風殿を待っていた。

遅い…遅すぎる…

待ち合わせの時間はとっくに過ぎている。

じゃあ何故来ない?

苛苛しながらも彼を待っていると声をかけられた。



男1「ねぇねぇ…そこのお嬢さん、良ければ俺らとデートしね?」

男2「そーそー、着いてこなきゃ損だよ〜」



誰だ…??

確実に我の方を見て言っているよな…

だが、なんと返せば…



神崎「あ、っと…我、男なのだが…」

男1「え、そーなの!?かわいー見た目してんじゃん!さっきは間違えてごめんねー!!」

男2「んじゃあ、こいつの奢りでどっか飯食いに行こうぜ?いいだろ?」ガシッ

神崎「ッ…やめろッ…離せ…」キッ



ちから強い…

我はこの後どうなるのだ?

怖い…助けて…羽風殿…!!

涙を堪えて必死に抵抗していると



羽風「はい、そこまで〜お兄さん方…俺の可愛い彼女ちゃんに何してた?」

2人「ちっ、何もしてねぇよ!!キモイんだよ!ホモが!!」



羽風…殿…??

羽風殿が助けてくれた…!!

逃げていく2人はもう姿がみえなくなっていた。

安心感からか、全身の力が抜けていく…



羽風「わっ!?だ、大丈夫?颯馬くん…具合悪いの?お出かけ辞める?」

神崎「んーん…羽風殿が来てくれて安心したので力が抜けてしまった…」

羽風「もー!!可愛すぎ!!少し休んだらお出かけしよ?」

神崎「ん、そうするのである。」



羽風殿は優しいなぁ…

我にはもったいないくらい…

なんて思いながら、ほんのいたずら心から彼の手に指を絡めるのだった。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

これも愛だよ。[薫side]



2人で住み始めて1ヶ月近く経った。

一緒に住むにあたって2人の時間を作りたい為門限を決めた。

お互い忙しいのは理解しているので22時を門限として、設定した。

これは、お互い忙しいことを考慮した颯馬くんの案だった。

その颯馬くんが今門限を破っている。

現在時刻23時30分

もう少しで日付が変わる。

もちろん連絡は入ってないし、事前に何か言われた訳でもない。

信じたくない仮説が次々に浮かんでくる。

その仮説が浮かんでくる度にイライラする。

その事を考えていれば玄関の扉が開く音がした。



神崎「た、ただいま帰ったのである…」



やっと帰ってきた。

こちらの様子をうかがうように見上げてくる彼。

その態度に自分の中の何かがキレた。



羽風「おかえり…遅かったじゃん……すごく心配したんだよ…?だからさ、少しくらい…良いよね??まぁ…拒否権なんてないけどねッ…!!」ドゴッ ガコッ

神崎「…?!、いッ…あ゛う゛ッ…ご、ごめんなさいである…!!は、羽風殿ぉ…つッ、ゔっ、やめてほしいのである…」ポロポロ



泣いてる彼をみて、俺は可哀想…よりも先に綺麗という言葉が過ぎった。



もっと見たい。



もっと見せて。





もっと見せろ。



どのくらい経っただろうか。

俺は、彼の泣き顔を見たいが為に無我夢中で殴っていた。



神崎「あ゛ッゔ…お゛ぇ゛ッ…げほッ…ごほッ、ゔぇ゛…はぁッ…ゔッ、ふぅ…」



綺麗になったキミは泣きながら吐いていた。

そして、怯えた表情で俺のことを見た。



その表情は今までに見たことないくらいに綺麗だった。



羽風「さっきは、沢山殴ってごめんね?…次から遅くなる時は絶対に連絡すること…いい?」



彼と目線を合わせそう言うと、彼は無言で頷いていた。

連絡もせずに門限を破るのは悪いこと。

今日ので身に染みたよね。

次からは、もっと酷くしちゃうかも…♡♡

でも、悪く思わないでね?



これも、俺なりの 愛 だから。

躾という名の…ね?



そして、彼は月に数回程度門限を破るようになった。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

キミが悪いんだよ。[颯馬side]

※アイドルをしていない世界線



羽風殿が浮気した



だから自分は、その彼女を〇した。

自分の恋人を取られたのだ。

殺意くらい湧いても良いだろう。

〇した時間は深夜だった。

血まみれで帰れば、当たり前のように恋人が心配してくれる。

彼は、事情を聞こうとしなかった。

否、聞けなかったのだ。

なにせ、自分と関わりがあった女人の私物が我の手の中にあったから。

彼は、一瞬ギョッとしていたが、直ぐに表情を変え我のことを撫でてくれた。

でも、自分に触れる手が自分以外の所為で穢れていると考えると気分は良くなかった。

だから、自分は恋人を監禁…とまではいかないが、軟禁をした。

家の中では、自由にしてもらって構わない。

ただし、外には出てはいけない。

家に誰かを招いてはいけない。

厳しいかもしれないが、これは全て我らが幸せになる為に必要なことなのだ。

理解してほしい。

軟禁生活を始めさせて数ヶ月経った頃だろうか。



羽風殿が友人を家に招き入れた



正直、ここまでもったのも奇跡と言って良いだろう。

だが、言いつけを破ったのは事実である為自分は羽風殿が招いた友人を皆〇しにした。

言いつけを破るとどうなるのかを教える為に友人のうち最も親しく見えた1人の首を持って帰った。

帰ってきた自分を見ると、顔を青くさせて泣き崩れた。

微かな声で、友人に対するであろう謝罪が聞こえた。

その光景は見ていて可哀想だった。

だから自分は微笑んで彼にこう声をかける。



神崎「こんなことになったのは、羽風殿の所為であるぞ?まぁ、我からしてみれば外敵が減るので助かるのだが…。」



彼はまた泣き出してしまった。



元はと言えば羽風殿が悪いのに…。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

もう疲れたんだ。[薫side]



人の顔色を窺いながら仕事をするのに疲れた。

正確に言えば人の顔色を窺って愛想を振りまいて本当の自分を隠すのに疲れた。

だから俺は、これから颯馬くんと一緒にどこか遠いところに逃げて飽きたら一緒に〇のうと思う。



付き合いたての頃にした約束

─ 〇ぬ時も一緒だよ。



もう綺麗じゃなくなった身体…。

それは、颯馬くんも一緒だった。

お互い身体的にも精神的にも限界を感じていたのだ。

周りからのプレッシャー、知名度が上がるにつれて制限される行動、先輩や上司からの圧…全てが嫌になった。

今は現実から目を背けたい。

そうと決まれば早速颯馬くんに声をかけよう。

今の時間はきっとキッチンで料理をしているはず…。

そう思いキッチンへと足を向けた。

キッチンへ向かうと予想通り黙々と料理を作っている颯馬くんがいた。

かつては、凄く綺麗だった肌と髪…

だけど、今はどうだろう。

傷だらけの肌にボサボサの髪、更に最近は食欲もないのか痩せているようにみえた。

でも、それは俺も一緒だから食べないという選択を阻止できない。

お互い限界が分かっているからこそ、今しかないと思った。



羽風「ねえ、颯馬くん…今からどっか遠い場所に行って一緒にこんな生活終わらせない?」



彼は目を見開いていた。

でも、答えはすぐに聞けた。



神崎「いいぞ、羽風殿とならどこにだって行けるのである。」



彼は微笑んだ。

心からの笑顔だった。

俺にしか見せない顔。

最後に優越感に浸れてよかった。

メンバーには悪いが、もう限界だ。

俺は…いや、俺達はこの人生をいち早く終わらせたい。

誰も止められない。



羽風「じゃあ、早速行こう!!持ち物はスマホは持たずに財布だけね!」

神崎「おう!」



この時間だけは楽しかった。

これから楽になれる。

そう思えたから。





目的地に着き

自殺の名所として有名な場所にきた。

恐怖はなかった。

隣に颯馬くんがいるから。



羽風「ねえ、颯馬くん…抱き合って飛ばない?最期は、もっと近くで颯馬くんを感じたい。」ギュッ

神崎「同感だ。…もっと力を入れないと離れてしまうのである。」ギュ-ッ



…嗚呼、最愛の人と最期まで一緒だなんて俺は幸せ者だなぁ…。



そう、零して俺達はこの世を後にした。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

置いていってごめん。[薫side]



羽風「ねえ、颯馬くーん!お腹空いた〜!!」



何回呼んでも何にも返してくれない彼。

テーブルの上には何も乗っていない。

食欲がないようだ。

何かあったのだろうか。



神崎「羽風殿…どうしてッ…。」ボロボロッ



何もせずボーッとしていたかと思ったら突然泣き出してしまった。



羽風「いきなりどうしたの〜!?大丈夫だよ…俺はここにいるから…。」

神崎「なんでッ…我を置いていったのであるかッ…ふッ…ゔッ、ゔぇ゛ッ…お゛ぇ゛ッ…」

羽風「……。ごめんね。置いていって…。」

神崎「我がッ…もっと早くに気付いていればッ…こんなことにはッ…」



ちがうよ。

そうまくんのせいじゃない。

よわかったおれのせい。



ほんとに置いていってごめん。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


大前提として薫と颯馬は付き合ってる。

今作の薫颯の設定的なものを参考程度に…

時間軸は夢ノ咲時代軽い交友関係は原作沿い(メインスト、追憶、その他イベストフル無視)

薫⇢したいけど超奥手だからタイミング逃しがちそして自分関連になると察しが悪い

颯馬⇢何かしようと試みるがいつもタイミングが悪い

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

一応2人が付き合うまで

<軽いあらすじ>

海洋生物部室にて颯馬が水槽の手入れ、薫がその様子を椅子に座って見ている。

side薫

「好きなんだ」

自分から発せられる声はとても震えていた。声どころか手も足も全身が震えていた。相手の顔すらまともに見れない。あんなに顔を合わせては喧嘩していたあの日々が愛おしいと思う瞬間は中々ない。あの時はなんとも思ってなかったのに。こんなことを考えていても相手から返事はない。俺は覚悟を決めて目線をあげる。

「はぁ、やっとこっちを見たか…」

呆れられているわけが自分には分からなかった。呆れながらこちらを見ている彼と目が合う。自分が口を挟む前に彼が続けて口を開く

「人に何か物事を話す時は相手の目を見て話すのが常識だろう?そんなこともわからんのか。主語と目的を明確にしてやり直せ。もちろん、相手の目を見るのも忘れずにな。」

言ってやったとでもいうような彼に対して、先輩に対する口調じゃないでしょ、とツッコミを入れたかったが、言われたことはごもっともであった。もし、自分が同じことを言われたら聞き返してしまうだろう。好きな人を前にして冷静で居れるかと言われたらそれまでだが……俺はまた覚悟を決めて次は口を開いた。

「俺は、颯馬くんのことが…好き……です…んッ!?!?」

恥ずかしさで顔を逸らしそうになったが彼が許してくれるわけがなく、自身の顔を片手で掴み、続けろと言わんばかりに見つめてくる。 いやいやいや!?こんな状況で話せるわけないじゃん!?

「颯馬ひゅん!?…はなひへッ……しゃべれな、っい…」

俺がそう言えば彼は、はっとして手を離す。この子馬鹿力すぎるでしょ!?ちょっとは力加減考えてよ!!

「…?あぁ、すまん。…続けていいぞ。」

全く…偉そうにしちゃって…まぁ、いいや…早く言うこと言って退散しよ〜そう思い続けて口を開いた

「俺と…付き合ってください。」

しばらくの沈黙が流れたその沈黙を破ったのは…

「実は……その…我も…羽風殿のこと、好きなのである…」

は…?なんて言ったの?この後輩…俺の事が好き…?

「な、なので…これから、よろしく頼む…」「は、はい…?」

嬉しい…嬉しいけど……!!さっきから心臓がバクバクでわかんないよ…

予想していなかった返事に思わず立ち上がって彼を…颯馬くんを抱きしめた

「!?いきなり何を…」「颯馬くん…ありがとう……」

颯馬くんの言葉を遮って言う申し訳ないけど、今は…今だけはこのまま……もう少しだけこの幸せな時間を…



まぁ…その出来事からもうすぐで2ヶ月なわけだけど…。あれっきりハグどころか手も繋いでない…!!そもそも2人っきりで話す機会がないような??もう、ほんとにどうすれば…。ようやく付き合ったのに自然消滅とかやだよ!?うわ〜!!ほんとにどうしよ〜!!卒業までにはなんとかしなきゃなぁ…



「失礼、羽風殿は居られるか?」

この声は…!!好機これは、行くしかない!!

颯馬の姿を視認した瞬間ガタンッと音をたてて立ち上がり小走りで颯馬の元へ駆け寄る。

「どうしたの?颯馬くん。」

やばいやばい…ノリで来たのは良いものの半年ぶりの颯馬くんだから緊張する…とりあえず平静を装うのに精一杯なんだけど〜!!どうか表情には出ていませんように…!!

「そんなに緊張することではないのだが…」

心で思っていたことを見抜かれて目を見開くしばらく様子を伺っていると彼は肩を震わせていた。だが、何故笑っているのか分からず彼の前に立ち尽くすことしか出来なかった。自分は、自身に言い聞かせるように彼は能力者の類なのだろうと自己解決しようとした。今すぐ、クラスの皆に2ーAの神崎颯馬くんは人の考えていることが分かる超能力者でーす!!と声を大にして言いたい。話が逸れたがずっと笑っている彼が少し落ち着きを取り戻したので先程の能力者疑惑(?)のことについて話を聞いた。

「そ、その…っ…全部、口に出ていたぞっ……ふっ…」

また笑いのツボにハマってしまったらしい。俯き手の甲で口元を抑えて笑いを堪える彼、傍から見たら泣かされた後輩と泣かした先輩の構図だ。さらに、よく見えないが恐らく笑いすぎて目には涙をためていた。この光景を見れば、誰もがが羽風が神崎を泣かせたと思うだろう。そのタイミングで、夢ノ咲学院アイドル科の生徒会副会長であり神崎の所属するユニット『紅月』のリーダーである蓮巳に見られた時を考えてしまった羽風がとった行動は逃げる一択であった。ただでさえ、周りに変な誤解(実際ただ笑っているだけ)を生んでいるのに、それをもっとややこしくする人物がこの状況を見た時なんと思うのだろう。多分、否確実に羽風は説教コースまっしぐらだ。そのような事態は避けるべく羽風はすぐさままだ笑い続けている神崎の腕を掴みまだ人通りがある廊下を駆けた。

「っ…!!は、羽風殿っ!?いきなり何を…!!」

なんて言う彼の言葉は無視して無我夢中で駆けた。本来立ち入り禁止である屋上に着いた。柄にもなく全力で走ったので、疲れが酷かった。そのため、近くの花壇に腰掛けた。颯馬くんはそんな俺をみて隣に腰掛ける。

「はー…疲れた〜!!」

「羽風殿…何故あのようなことを?」

「ん〜?だって颯馬くんが笑いすぎて泣いちゃうから居た堪れなくなっちゃって…」

「す、すまなかった…」

「ううん、気にしないで…ねえ、颯馬くん……」

そう言って颯馬に近づくもう少しで鼻がくっつくという距離で扉が開かれた。

「貴様ら何をしている」

ほんとにあと一歩のところで邪魔された。

「あ、あぁ〜…蓮巳くん……今、颯馬くんの目にゴミが入っちゃったみたいでさぁ〜…それを取ってあげようと思って……」

なんとなく思いついた言い訳をする。当の颯馬といえば顔を真っ赤にしたまま動かない。

「そうか、それは本当にわざわざ屋上に来てまですることだったのか?」

「サボろうとして屋上に行こうとした俺を颯馬くんが追っかけて来たの!!」

「それならいいんだが…もう少しで予鈴が鳴るから早めに取ってやれよ」

そう言って蓮巳は姿を消した。次の授業は受ける気が最初からなかった為颯馬と一緒にサボることにした。もちろん本人の許可は得ていない。

「ねえ颯馬くん…颯馬くん?大丈夫?」

「…き、キス……されるかと思った…」

そう言うと颯馬は俯いてまた動かなくなってしまった。されるかと思ったっていうかしようとしたんだけど…そんなことはいえなかった。

「…颯馬くん。キス…していい?」

「お、おう…い、いいぞ……」

「ん、ありがとうね。待たせてごめんね。俺本命できるの初めてだからさ」

「ふふっ、ほんとに困った恋人なのである。」

そう言って颯馬は羽風の首に腕をまわす。

「颯馬くん…愛してる。」

「我も羽風殿のこと愛しておるぞ」

言葉を交わしたあと互いの唇が触れた。



弓颯

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

目が覚めたら知らない場所でした side伏見



伏見は体を起こしてあたりを見渡した。窓と扉がないこと以外は何の変哲もない部屋。その時見知らぬ部屋に自分以外にも、もうひとつの影がベッドの上にあることに気づく。伏見は警戒したが、その警戒もすぐに解けることになる。その影は神崎のものだったからだ。神崎とは、同学年で伏見と同じく生徒会の手伝いとして来ることが多い、さらに、サークルまで一緒なのだ。その神崎はといえば先程の伏見と同様眠っていた。伏見は、起こした方が良いだろうと思い神崎に近づいた。その時、神崎は目を開き体を起こした。まだ寝惚けているのだろうか、放っておいたらまた眠ってしまいそうだった。伏見は何か知っていると思いまだ眠そうな神崎に声をかけた。

「神崎さま、おはようございます。突然すみませんが、この状況について何か知っていませんか?」

伏見の言葉で意識が覚醒したらしい神崎は、あたりをきょろきょろ見渡し、何かを見つけた後伏見を見上げて座ったまま口を開く。

「先程確認してみたら、我の服の『ぽけっと』にこんな物が入っていたのである。」

我は怖くてまだ見ていないのだが、と付け足され渡されたのは1枚の紙切れ。中を見れば【お互いの好意を自覚し口付けをしないと出られない部屋】と書かれていた。どうであったか、と神崎に聞かれ大したものではありませんでしたよ、と返せば神崎は安堵した。

「良かった、ではどのようなことが書いてあったか教えて頂けぬか?」

「ええ、いいですとも。こちらには【お互いの好意を自覚し口付けをしないと出られない部屋】と書かれておりました。」

は?・・・え?好意・・・?、と理解しきれていない様子が見受けられた。全てを理解した後神崎は、顔を赤くし口をはくはくとさせていた。先程まで合わせてくれた目も合わせてくれない。


数分後、気持ちの整理がついたのか神崎の方から声をかけてきた。

「伏見殿・・・えっと、その・・・伏見殿は、わ、我のことを好いておられるのか・・・?恋情で・・・。」

恐る恐る神崎は聞いてきた。深く考えたことはなかったが、今考えると密かに抱いていたこの気持ちは恋になるんだろう。

「はい、神崎さまの言う通り私は神崎さまに恋心を抱いております」

できるだけ平静を装って返事した。神崎さまはどうなのですか?とこちらも聞いてみた。答えは分かりきっていたがどうしても本人の口から聞きたいと思った。神崎は、少し間を置いて口を開いた。

「我も・・・伏見殿のことを慕っておる」

「では、お付き合いを申し込んでもよろしいですか?」

そう言い手を差し出した。震えた声でうむ、よろしく頼む・・・と差し出した手を取った。

「ふふ、これで両想いですね」

「そうであるな、我、とっても嬉しいのである・・・!!」

「神崎さま」

そう声をかければこちらを向いた神崎と目が合った。

「目を閉じてじっとしていてくださいね。すぐ終わりますから・・・」

そう言って神崎の髪を少し退かし頬を撫でる

「ふ、伏見・・・殿・・・?」

「早く目を閉じてくださいまし・・・見られながら口付けをするのは少しばかり恥ずかしいです。」

少し顔を近づけ目を見つめて唇に指をのばす。

「っ・・・!?、ち、ちかっ・・・んっ・・・」

顔が近くて神崎が思わず目を閉じた時唇が重なった。その口付けは一瞬触れるだけのものだった。その一瞬だけでも神崎には刺激が強かったのか脱力し、伏見に体を預けていた。

「伏見殿・・・我、まだ心の準備が出来ていなかったのである・・・する時は・・・・その、一声ほしいのである・・・」

伏見はそこで何かのスイッチが入った。

「では、一声かければ神崎さまはキスをさせて頂けるということでよろしいんですね?」

神崎はあ、あぁそうだが・・・、と答え、自分と神崎の間に解釈の違いがないことを確認して近くにあったベッドに神崎を抵抗出来ないように押し倒した。

「では、失礼しますね。」

「えっ・・・ふ、ふふふふ伏見殿!?一体、な、なななな何を・・・んぅっ!?」

明らかに動揺を隠せない神崎を黙らせるように唇を塞ぐ。そして、流れるように自分の舌を滑り込ませる。

「っんぁ・・・ふっ・・・やぁっ・・・・んっ・・・はぁっ・・・」

最初こそ抵抗はあったものの段々力が弱くなっていき、最終的には服にしがみつくことしか出来なくなっていた。流石にそろそろ辞めないと窒息してしまうのではと思い、顔を離す。自分の下には涙目で肩で呼吸している神崎がいた。

「っ・・・・すみません、やりすぎました。」

その姿に思わず謝罪した。今の神崎を見て欲情したこと、やりすぎたことに対する謝罪である。

「っはは、伏見殿は犬みたいであるな!」

ベッドの上で笑っている神崎を見て目を見開く。犬みたいなど初めて言われたからである。

「犬・・・初めて言われましたね・・・」

「そうであるか?では、我だけが思っておるってことであるな!」

犬っぽい伏見殿は我だけが知っているのか、という独り言に動揺を隠せなかった。

「は、早くここから出ましょう。ほら、先程はなかった扉が出てきましたよ。」

今の自分は顔が赤くなっているんだろう、と自覚する程に熱かった。情けないと思いつつ神崎に手を差し伸べる。

「ふふっ、我伏見殿のこと知れて嬉しかったのである。誰の仕業なのかは分からぬが晴れて恋仲になれたので後から犯人が分かろうと責めないのである。」

差し伸べられた手を取り立ち上がる。神崎は手を離さないといわんばかりに握られる。

「神崎さまは優しいのですね。では、行きましょうか。」

こくん、と首を振る神崎を見てドアノブを握ってひねった。開いた扉の先はいつもと変わらない学院がそこにあった。


アド颯&零薫+奏汰

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

惚気話禁止令に至るまで

side no

「奏汰くーん…聞いてよ〜……朔間さんがさー…」「深海殿!あどにす殿が…」

「はいはい、大変でしたね〜」

「「ちゃんと聞いてる!?/聞いておるのか!?」」

「(めんどくさっ)」


⚠️惚気話禁止令⚠️ 発令!!


side奏汰

in部室


「ねえ!!奏汰くん!!聞いてよ…朔間さんがまた俺の事棺桶の中に引きずり込もうとしてさ〜」

その話何回目ですか。そろそろ聞き飽きましたよ。

「あどにす殿は休み時間にクラスメイトの前でき、きすをねだってきて…」

それくらいしてあげたらどうですか。別に減るものでもないんですし。

「そうなんですね。では、零達に2人が文句言っていたこと報告してきますねー…」

早くこの空間から抜け出したい2人を連れてこよう。そう思い立ち上がろうとしたが、2人によって阻止されてしまったが、全力で振り切る。後ろから奏汰くんの人でなし!!や部長殿!それだけは勘弁してほしいのである!!などと聞こえてくるが無視をして部室を後にする。


ーin軽音部室


扉を開けるとそこには珍しく棺桶から出てきている零がいた。丁度良かった、と胸を撫で下ろせば零から不思議そうな目で見られた。

「これはまた珍しいお客さんじゃのう。どうしたのかえ?」

目を細めて笑いかけてくる彼、朔間零。今回の元凶の1人羽風薫の恋人である。

「零〜…聞いてください〜…。実は薫が……」

それから自分は羽風が部活中に恋人の愚痴を永遠と話していること、そのせいで自分がしたいことが出来なくなっていることを話した。自分は、相手からの返答を待つ前に続けて口を開く。

「あ、そうそう、これはアドニスくんに伝えて欲しいんですけど〜…颯馬も薫と同じように……」

2人がいないので好きなだけチクってやる。今までのストレスが一気に解消される気がした。聞き終えた零が口を開いた。

「ふむ、報告感謝するぞい奏汰くん。今まで我輩のパートナーとアドニスくんのパートナーが迷惑をかけたようじゃな。」

「いえいえ〜、僕はここで失礼しますね〜」

扉に手をかけると勢いよく開いた。最近の扉は自動ドアになったんでしょうか。

「ちょっと!奏汰くん!!いる!?」

「深海殿!いらっしゃるか!?」

「おぉ…薫くんや、自分からやってきてくれるなんて…探す手間が省けて助かったわい」

正直零がいて助かりました。

「えっ…な、なに?朔間さん…そんな近づいて来ないでよ……ひっ!?」

零が近づいて薫を抱き寄せる。これ以上は見ていられないので退散する。

「あ、神崎くんや、お主もアドニスくんが来るまでここに残りなさい。」

颯馬の顔が真っ青になりました。自業自得ですね。

「では、あとは任せましたよ。零。」

そう残して軽音部室を後にした。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

後日談

あの日を境に惚気話はめっきり減りました。その代わり2人は僕と零とアドニスくんを避けるようになったそうです。


あんスタ編です。

あんスタ編は腐向けじゃないものもあげたのでもう少しつづきます。

pixivに投稿したものまとめ

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

49

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚