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揚いなり
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shaut
めちゃくちゃ短いです。
sha視点
鏡の前でくるくると服装の確認をする。ふわりとコートの裾がなびいた。
sha『こんなんいつも着ぃへんわ…』
鏡に映る自分を見て、なんとも言えない気持ちに陥ってしまう。
白いシャツにストレートデニム。それにロングコートを羽織る。
普段は絶対に着ない、utが好みそうな服。
不安な気持ちを抱えたまま、家を出た。
本日は夜桜を見ながらディナー。
付き合って2年の記念日が近かったのと、utが桜を見たい、と言ったからだ。
少し早めに待ち合わせの場所に着いたが、先を越されてしまっていた。
スマホを見ていたutに声をかける。
sha『utせん…せ』
ut『!sha…!?』
顔を上げ、俺を見ると目を開けて固まった。
utはシャツに黄色いニットベストを着ており、
いつもは目にかかっている髪が分けられ、全体的に可愛らしい雰囲気をまとっている。
sha『…雰囲気ちゃうやん』
『その服、俺が勧めたとき、かわいすぎて似合わんって言ってたやつやし』
『覚えててくれたん?…めっちゃ似合ってんで』
ut『…いつもとちょっと変えてみてもええかなって』
頬を少し赤らめて言った。
俺が言ったことを覚えてくれてるのが嬉しくて、
なによりデートで張り切ってくれてるのがかわいくて。
utを見てると思わず頬が緩んでしまう。
そんなことを考えていると『はよいくで、遅れる』と腕を引かれる。
ut『…shaもかっこいいで』
ぼそっと呟いたutの耳は赤くなっていた。
コメント
1件
おお、短いのにぎゅっと詰まってる…!お互いのために「いつもと違う自分」を見せようとしてるのが、めちゃくちゃ可愛い。utがshaの勧めた服を覚えてて着てきてくれたところ、そして最後の「…shaもかっこいいで」の照れ混じりの一言、破壊力やばいです。こういう「好きだからちょっと背伸びする」感じ、すごく温かい気持ちになりました。続きも楽しみにしてます!