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コメント
2件
めちゃいい作品だわ、、
〜朝〜
リ ゴソゴソ
リ(朝か…今何時だ?5時か。まだ1時間あるな。練習しよ)
バシュッ!バシュッ!
リ「ふぅぅ〜〜」
ミ「朝から練習?」
リ「…ミシャーノ。」
ミ「お疲れ。」
リ「なんでここに?」
ミ「僕も、朝にランニングシてるんだ」
リ「そっちのほうがすごいじゃん」
ミ「いや、この世界は魔法が全てだから、君のほうがすごいんだよ」
リ「魔法がすべて、か」
じゃあ、あのゼル大魔法使いは、どんな地位にいるんだろう。
そして、王子や王女、王や女王はどれくらい魔法が使えるのだろう。
ゼルと王子たちの関係は?
そもそも、ゼルとは何者?
色々と質問が押し寄せてくる。
私はそれをぐっと我慢して、練習に戻った。
リ「じゃ、私は練習続ける。じゃあね」
ミ「ばいばい。」
ゼ「朝から練習か?」
リ「ゼル。」
ゼ「師匠だろ」
リ「師匠」
ゼ「もう6時だぞ。寝室にいないから、どこにいるのかと思った」
リ「もうこんな時間…」
ゼ「練習はいいが、寝不足にならないようにな」
リ「わかった」
ゼ「じゃ、食堂に来い」ヒュン
リ ヒュン
〜食堂〜
リ「広っ」
ゼ「魔法大国ってのは、こんなもんだ」
リ「じゃ、私は食べるから。」
ゼ「待て。私も一緒する。」
リ「はぁ。」
ゼ「食事の取り方はわかるな?」
リ「最初に魔法で渡されたカードをかざすんでしょ」
ゼ「ああ。強さごとに食事がわけられている。」
リ「ふぅ〜ん。」
ゼ「じゃぁ、取ってみたらどうだ?」
リ「…やけに楽しそう」
ゼ「まぁな。早く取れ」
リ「はいはい」
ピッ
【認証しました。】
ウィ〜ン
リ「なるほど…」
ゼ「どうだ?」
リ「いくら丼、たこ焼き、パフェ。高価だね」
ゼ「それは今のお前の強さを表している。他の連中を見ろ。強さがこれでもわかるぞ」
確かに見渡してみれば、納豆だけの人や、玉ねぎ炒めだけの人もいる。
リ「魔法、ね」
そう独り言をいい、周りを見渡していたら、ゼルが取りに行くのがわかった。
【認証しました。】
出てきたのは、特大うな重と超高級牛肉の焼肉、マンゴーパンケーキだった。
ジュルリ
思わずよだれが出る。
リ「いただきます」
モグモグ…
(意外と悪くないな)
モグモグ…
リ「ごちそうさま」
ゼ「部屋に居ろ。外へ出るな。」
リ「なんで?」
ゼ「昼間は、外に出ないほうがいい。理由は教えない」
リ「ふぅん。わかった」
私は意味がわからないまま食堂を後にした。