この作品はいかがでしたか?
439
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※はるか昔に書いたやつです。
※若干のネタ要素
「ないこた〜んっ!!!」
俺の名前は朱桜ないこ。高校2年生。そして、今クソデカい声を上げて俺に抱きついてきたのは蒼井いふ。 生徒会長らしい。
「ちょっと、先輩!ないくんから離れてもらって良いですか???」
で、このガヤを立ててるのが朱桜りうら。俺の弟で高校1年生。
りうらはいつになったらお兄ちゃん呼びをしてくれるんだろうか。
「会長、暑いです。あと、りうらもしれっと抱きついてるよね?」
うん、すっげぇ動きづらい。
あと、周りからの視線が痛いです…
「無理。教室まで行こっ、ないこたん!」
「ダメです。ないくんを送り届けるのはりうらの役目なので、」
そんな役目はないぞ、りうら。
「お前は、教室1階やん、俺は3階だから合法的にいけるんです〜!」
うん、まぁ、そうだね。
てか、教室行くのに違法も合法もねえだろ。(
「…ないくん。何でこの人が生徒会長なの」
「それは同意するよ。」
それでもって、モテるのは何でなのだろうか。
『いふ〜、ちょっと仕事頼んで良いか〜?』
先生が通りかかり、生徒会としての仕事を頼まれた。
「ほら、先輩。頼まれてますけど」
「やだ、ないこと一緒g」
「仕事はしてください。」
そう言うと、会長は渋々と先生のところへ行った。
さすがに仕事はしてください。
「じゃあ、ないくんっ!邪魔居なくなったし、教室まで送るね!!!!」
しれっと会長を邪魔呼びしとる。
なんか、鋭くなったよね、りうら。
「うん、送ってくれるのは大丈夫。ありがと、りうら。」
「えぇ……」
そんな、あからさまにしゅんとすんなよ……
「あのね、りうらと一緒に行くと高確率でクラスの奴らにからかわれるんよ。だからおねがい。ね?」
実際、「どっちが兄貴だよw」とか「ないこくん、弟くんになつかれてるねw」とか、恥ずいんよ。
「そいつらボコせb」
「やめてね?!?!?!」
物騒ですよ、りうらさん???
どこで教育を間違えたんだろうか……(
「お昼に会えるから、ね?」
と、言うとりうらは渋々自分の教室に入っていった。
朝から疲れた……。
「あ゙ーつかr」
4時限目を終えるチャイムがなった瞬間俺の教室の扉がばんっと勢いよく開いた。
「ないくんっ!!」
りうらだ。
うん、お前足速すぎやろ。
「お昼食べよっ!」
無邪気な声と顔で言ってくる。かわいいな、おい。
お弁当をもってりうらのとこへ行こうとすると、
「ないこたーんっ♡」
語尾にハートが着くぐらい甘い声で俺を呼んできたのは、会長だ。
こいつも足速いな。
「おべんと食べよっ!」
「ダメです。ないくんとは俺が食べるので。」
「は?」
「はい?」
また、始まった……
人の教室の前で、もめんといて……
「相変わらず、 好かれてんなぁないこw」
…ほらからかわれるじゃん。
「…とりあえず先輩、 屋上行きましょ」
「せやな。」
嫌そうにしている俺を見かねたのか、 りうらと会長が俺の手を引き屋上へ行く。
「……ありがと」
「ええよ、大したことしとらんし」
「そうそう、りうらはないくんの悲しい顔見たくないしっ!」
2人が言う。
りうらはどこでこんなキザな台詞を覚えてきたんだろうか。
「で、結局ないこはどっちとお弁当食べたいん?」
ああ、その話しに戻るのね。(
「もちろん俺よな?」
「何言ってるんですか。りうらとだよね?」
俺は……、
「たまにはさ……、3人でとか、どう?」
2人の顔を覗き込むようにして言えば何かを食らったように顔を押さえる2人。
「……ええよ、たまには。」
「その笑顔に免じてね、……」
2人が照れてる。 珍し〜……。
「はい、ないこたん!あ〜んっ♡」
「へっ」
「あっ、ちょ、先輩ずるい!ないくん、あ〜んっ!」
「フゴッ」
りうらに無理矢理卵焼きを突っ込まれる。
うん、やっぱり母さんの作る卵焼きはうまい。
と、次に会長も卵焼きを突っ込んできた。
「会長の卵焼き、甘いんですね……おいしい……、」
「でしょでしょー?もう一個食べる?」
「はいっ!」
また、あーんされるのかなと思い口を開けて待っていると、
「ちゅっ」
「ふぁ……」
「!?!?!?!?」
キスされた。
「先輩???殴り合いします???」
またもや物騒だよ、りうらくん。
「ふふんっ、ないこの照れ顔かわいー♡」
「っ……//」
「…『先輩 退学 方法』 っと……」
神様……、俺に平穏な日常を過ごさせてください……
コメント
2件
やば尊好きしぬ(
先輩 退学 方法がマジでツボww