コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
※ 渡辺翔太 視点
雪が降り始めて、街がイルミネーションで溢れる季節。今日は12月24日。クリスマスイブだ。
クリスマスに欲しいものは一つだけ。
恋人だ。
俺は恋人いない歴=年齢だ。
好きな人はいるけど、告白する勇気が出ない。
だからクリスマスには、恋人が欲しい。
サンタさん、俺の好きな人を運んできてください。
そんな願いが叶うわけない。俺はもう立派な大人だし。ケーキでも買って家に帰るか。
💙「パクッ」
💙「1人でケーキを食べるのも悪くないな」
俺の周りはみんな恋人が出来てしまった。要するに俺はクリぼっちだ。もうすぐ12時。25日になる。このままプレゼントも来ないままか。
ピンポーン
こんな時間に誰だ?
ガチャッ
❤️「翔太メリークリスマス!!」
💙「りょ、涼太!?」
❤️「ケーキ作ってきたんだ!食べない?」
💙「な、なんで来た?」
❤️「せっかくのクリスマスだし?一緒に居たいな〜って思ったから!」
💙「…まぁいいや入って入って寒いでしょ」
❤️「じゃあ…お邪魔します」
この人が俺の好きな人。料理が上手くて、可愛くて、俺の幼馴染。
❤️「あれ?ケーキ食べてたんだ」
💙「まぁ…食べてた…」
❤️「そっかぁじゃあ俺が作ってきたケーキ冷蔵庫入れとくよ 」
💙「…うん」
❤️「…あ!思い出した!」
💙「どうした?」
❤️「プレゼント!」
はいっと勢いよく渡されたリボンで縛られた箱を受け取った。意外と軽い。開けてみよう。
💙「…なんだこれ?」
箱の中に入っていたのはリボン。なんだこれ?なんでリボンなんだ?
❤️「貸して!」
💙「あ、うん」
涼太がそう言うとそのリボンを頭に付けた。
❤️「俺がプレゼント!」
❤️「ふふふ…なんてn(((」
その時俺はいつの間にか涼太をハグしていた。
ギュッ
❤️「ちょ、翔太?」
💙「サンタさん…ありがとう…」
❤️「ど、どうしたの?」
💙「俺…サンタさんに涼太が欲しいって頼んだよ」
❤️「ふふふ…」
❤️「俺も翔太が欲しいって頼んだんだよ」
💙「…え?」
❤️「やっぱりずっと一緒にいると考えること一緒なんだね」
💙「俺…涼太の事が好きなんだ」
💙「…付き合って…ください」
俺は30年間生きてきて初めて告白をした。
❤️「ふふふ…喜んで」
💙「本当に…?」
❤️「うん本当」
💙「マジで…?」
❤️「マジだよ」
💙「よっしゃぁ!」
❤️「ふふふ…記念にケーキ食べる?」
💙「食べる!」
❤️「分かりましたよ。分けるから待っててね」
サンタさんありがとう。一生大切にします。
それから毎年のクリスマスはこの時の話をするそうです。
end
まだクリスマスじゃないですけど上げます!
私はクリぼっちの予定です。いや、私にはSnowManがいる!では良いクリスマスを!