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「ちょっと、あんたたち! 好き勝手言ってくれるじゃない! この子は私の神社の居候で、私のための白だしを毎日作らなきゃいけないのよ! 信仰を半分返すくらいで、独占権を渡すわけないでしょ!」
霊夢が御幣をビシッと突き出すと、彼女の背後に数多の陰陽玉が浮かび上がりました。
「あら、博麗の巫女。不老不死の料理人を巡って、神とやり合おうっていうの? 面白いじゃない!」 神奈子も好戦的に笑い、背後の御柱がボウッ!と神々しい光を放ち始めます。
「待ってください! それなら、どちらの神社が彼を『主賓』として迎えるにふさわしいか、スペルカードルールで決めましょう!」 早苗まで乗り出してきて、事態はついに弾幕ごっこの様相を呈してきました。
「……おい、俺の意見は無視かよ! しかもこれ、俺が的(マト)になってないか!?」
俺はコンロを抱えて右往左往。 すると、魔理沙がニヤリと笑って俺の肩を叩きました。
「安心しろよ料理人。ここはただの弾幕ごっこじゃねぇ。お前の『白だし』を使った、最高に風流な勝負にしてやるぜ!」
魔理沙が八卦炉を空に掲げると、不思議な術式が展開されました。なんと、俺の足元にあった**「白だしがたっぷり入った大鍋」**が、霊夢と魔理沙の魔力と共鳴し始めたのです!
「名付けて、【白だし流・黄金の雨】! さあ、神様たち! 弾幕の代わりに、この熱々の出汁の波を避けられるかな!」
魔理沙が八卦炉をぶっ放すと、レーザーの代わりに、美しく透き通った「白だしの奔流」が空を舞いました。
「なっ、何よこれ!? 弾幕が……美味しいじゃない!」 早苗が避けようとした飛沫を口にし、思わず動きを止めます。
「隙ありっ! 夢想封印・白だし仕立て!」 霊夢が放った陰陽玉が、出汁の霧を纏って黄金の彗星となり、神奈子の御柱に直撃しました。
「くっ……! 弾幕の波長が、旨味で狂わされる……! 八坂の神ともあろう者が、こんな香ばしい攻撃に屈するなんて……!」
山頂は、弾幕と出汁の香りが入り混じる、前代未聞の「グルメ空中戦」へと突入しました。