テラーノベル
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三寒四温の日々。今日は温の日である。薄い上着で済んで、肩が軽い。
『春みたいな陽気だなあ』
散歩の時、うららかな日差しの中、千歳が青い空を見上げて言った。
「やっぱ、あったかいほうが体楽だよね」
梅の花はそろそろ散り始め。地面に白い花びらが目立つ。次は、桜が楽しみな季節だ。
千歳は首を傾げた。
『でもさあ、今年も暑くなるの早いのかなあ?』
「その可能性は高い……嫌だけども」
『桜も早いかな?』
「年々早くなってるからねえ」
去年の桜は入学シーズンまで持ったが、咲き始めはやっぱり早い方だったからな。
『スーパーの向こうの公園さ、桜すごいだろ、今年も花見しに行こうな』
「うん、行きたい」
千歳が来なかったら、お花見なんてしなかっただろうな。千歳がいるから、お花見が楽しみになったんだろうな。俺の人生、千歳と出会ってから本当に変わったな……。
俺の人生、千歳がいてくれれば十分幸せなんだけど、千歳は俺に他の人と結婚して子供作って欲しいわけで……のらりくらりかわせるの、いつまでだろう?
#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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コメント
1件
うわあ、このエピソード、春の陽気と一緒に“千歳とのお花見の約束”がじんわり心に沁みましたね……。「俺の人生、千歳と出会ってから本当に変わった」という内省が、日常の風景と重なってすごく温かい。でも最後の「のらりくらりかわせるの、いつまでだろう?」には、その幸せの裏にある不安や千歳への想いの複雑さがにじんでいて、ぐっときました。この先、どうなるんだろう……。