・謎メンツ
・セリフが少ない
・語彙力ない
・話の展開が早すぎ&導入雑すぎ
・誤字脱字があるかもです
・めめ村メンバー達が当たり前のようにシェアハウスしています
大前提ですが、この作品は非公式です。めめ村様、及びご本人様方とは一切の関係はございませんので、混合させないようご注意下さい
よろしい方はどうぞ
「すこーしだけ気になったんですけど」
そう自分の疑問を周りに伝えるのは彼女。めめ村メンバーからは「ウパさん」の愛称で知られているウパパロンさんだ。その言葉を聞き、部屋にいる彼女達は一斉に振り返る。
「ほら、めめさんってネクロマンサーじゃないですか」
めめさん。その愛称で知られる彼女はめめともりさん。この村、めめ村の村長だ。少しだけ言う事を整理したのか彼女、ウパパロンさんは続ける
「ネクロマンサーって何するんでしょう?めめさんはなんかネクロマンサーとしての仕事というより、私たちとゲームなどをしてる事が多いじゃないですか」
周りからは「確かに」等と肯定的な意見が出る真っ先にスマホを取り出し、ネクロマンサーについて調べるのはSれいまりんさんに続くめめ村狂人枠のボンガ基八幡宮さん。
その隣からスマホを覗き込むのは、ガンマスさんのところの霊夢さん。以降呼ぶのが大変だからガンマスさんと呼ばせて頂きますねさんだ。そもそもネクロマンサーってなんですか…?と更に疑問を投げかけるめめ村冤罪枠と不憫枠を掛け持ちするみぞれさん。
「ネクロマンサーってのは死者や霊を用いた術を使う者の事ってpixiv百科事典さんは言ってますよ」「なるほど。めめさんってそんな凄そうなものだったんですね…」
八幡宮さんとみぞれさんがそのような会話をしているが、ここにいる大半がその意味を理解していないらしい。そもそも霊は存在するのか?という共通の疑問に頭を抱える。だが、「めめんもり」というネクロマンサーが存在している時点でそのようなものは存在しているのだろう…が、少々失礼かもだがめめさんが「自称ネクロマンサー」だった場合はそもそもネクロマンサーというものは存在しないのかもしれない。どうでもいいけど気になってしまう事はあるだろう?別にこれを知ったって自分達には何も得する事はないのに、知りたくなってしまう事くらい。
+パチン。と指を鳴らして名案思いつきました!とウパさんが口を開けた
「本人に聞きましょう!」
「ズコー」
あれだけ凄い案だと期待させておきながらそんな普通の回答にガンマスさんは思わずセルフ効果音でツッコんでいる。まあこれが彼女らの通常運転だから触れるものは誰1人としていないが。
「だってそれしかないじゃないですか!!」とウパさんは言っている。まあそれが正論というのに何故か悔しさを覚えている八幡さん。「よーし。じゃあ早速…」と言っているウパさんのセリフを遮るかのように、「特に意味はありませんよ。」という声が聞こえる。
「だれだぁ?」
「ひなニキじゃないっすか!ひなニキぃ!」
突然現れたのは皆からはひなニキやひなにいと呼ばれている、柊菜ルカだ。柊菜ヒナの兄の事からこの愛称で呼ばれるようになったらしい。
まあそんな事は置いておいて、ウパさんは「何でですか…」と少し呆れを切らした声で言っている。どうやら既に聞いた事があるらいしい。
「なんて言ってた?」と目を純粋無垢な子供のようにキラキラさせながらひなにいさんを真っ直ぐみているウパさん。まあ適当にはぐらかされただけなんですけどね!とてへぺろの顔をしながらひなにいさんはそう言う。聞いた本人のウパさんはというと、「はぁ…」と残念そうなため息とじとーっとした瞳でひなにいさんを見る。「えっ…何故…」とひなにいさんは少し不満げに言っている。隣からみぞれさんは「ドンマイです…」とフォローに回っている。先程から黙って会話を聞いていた八幡さんが久々に口を開いて
「ネクロマンサーって歴史とかに登場したりしてませんかねぇ…」
と独り言のように告げた。その言葉を放たれた瞬間、シーンと静まり返る。自らの発言のせいで静かになってしまい、えっ…?という不安そうな顔をしている八幡さん。少しの沈黙の後、「それだわ…」とガンマスさんが小言のように言う。本人の八幡さんは何に同意してもらったのかを理解していない様子で頭にはてなマークを浮かべている。
「歴史書とかない?」
「そんなのめめ村ハウスにあるわけ…」
とウパさんの口が止まる。またまたいい事思いついちゃった!みたいな表情を作って全員の方を見る。前例があるからそこまで信用はしていないが、まあ聞くだけ聞いてやるかというノリでウパさんの方を見る
「めめさんの部屋の本棚でも漁りましょう!本人の部屋にはネクロマンサーに関係するものの一つや二つあるでしょう!」
「はぁ〜?」
最初に反応したのはひなにいさん。「何を言い出すかと思えばこれだよ…」とひなにいさんはかなり呆れているようだ。
めめさんならば「不法侵入とかで訴えますよ??」とか言ってきそうだし。後々結構めんどくさくなるぞ…という思考が一同に過ぎる…が、ウパさんの言っていることも一理あるような気がしてきた。この話題を出してしまった以上、納得するか飽きるまで追求するのがめめ村メンバーだ。一人や二人のやめろという意見で止まる訳がない。ましてや、あのウパさんだぞ?
「いいじゃん!いいじゃん!」と早速乗り気になったのはガンマスさん。いつもめめさんに理不尽をくらわさせられているからやり返してやるという私怨も込みなんだろうが。そしてもう一人、密かにやってみたいと考えている人物、みぞれさんも賛成していた。みぞれさんは普段、真面目なキャラだけあって周りから驚いた表情で見られている。
なんやかんやあり八幡さんも半ば強引に連行され、ひなにいさんもついでと言わんばかりに巻き込まれた。
「よーし!ウパパ隊出動!」
「いやいや!そこはガンマス隊でしょ!!!」
「何を言っているんですか????」
まるで幼稚園児のようなやり取りをしながらガヤガヤとめめさんの部屋へ向かう。「バレたらやばいのに…」とひなにいさんが小言のように呟いていたがそんな忠告は聞く耳すら持たず、ぎゃんぎゃん騒いでいる。
幸い、現在めめさんは部屋には愚か家にすらいない。それを知った途端、さらにうるさくなるウパさんやガンマスさん。そんな風に話していたら少し遠いはずのめめさんの部屋の前にやってきた。部屋の前まで来たことを確認したら、先程まであれだけうるさくしていたガンマスさんやウパさんが静かになる。
それどころか、まるで「自分達はさっきから静かにしてたから皆さん静かにね!」と言わんばかりに口に人差し指を当てて「しー」とまで言っている。そーっとウパさんがめめさんの部屋のドアノブに手をかける。極力音を立てないようにドアを開け、全員入ったことを確認したら開ける時と同じく音をたてないように閉めた。とりあえず、部屋全体を見渡し確認した一同。初めに口を開いたウパさんは
「なんかめめさんの部屋って普通でしたね」
と不法侵入しておいてのこの口ぶりだ。
大して物が置かれていない机、綺麗に伸びているベット、きっちりと整理整頓された本棚や棚。
普通の部屋より少し綺麗かな?というめめさんの部屋。ネクロマンサーというもんだからもっと期待していたのに…と不服そうに言っている者、めめさんって整理整頓得意なんだ…と意外そうに呟く者もいる。って、違う違う!本棚を調べに来たんじゃん!と話題を戻す。
適当な本の表紙を見てみるが一般的な本とは違い、表紙に題名などが書かれていない。パラパラとめっくってみるも字が細かく、大体の内容を把握するだけでも難しそうだ。そんな中、ガンマスさんは絵付きの本を見つけたらしく、じゃじゃーん!と言いながら本を見せびらかした
「なんか凄そうな魔法陣?みたいなの描かれてた」
「なんでしょうこれ…紫と黒を合わせたような色ですね…」
一同がガンマスさんの広げた本を見つめる。細かい異国後のような文字が右上や左下に書かれ、真ん中には大きな魔法陣が描かれたページ。同じ本の他のページより格段に目立ち、文字に線までついているのだ。
大半が「なにこれ…意味が分からん…」となっている中、みぞれさんは真剣に考えているようだ。魔法陣のページについて真剣に考えていたが、誰かが玄関を開ける音がする。
「やべっ。帰ってきたか…?」
誰かは分からないが、帰ってきてしまったようだ。仮にめめさんだった場合はかなりヤバいことになるだろう。一同に焦りが見え始める。めめさんの部屋からは早く出なければ。だが、この本についてはまだ気になることがある。
一同に共有しなくてもそれは共通して考えていることのようだ。なら本だけ持って帰って見てみるか?という案が出たが、めめさんの部屋の本棚は一冊取ったら絶対にバレるというくらい整頓されている。
普通に考えればそれはナッシングだろうという考えにたどり着くと思うが、こんな状況だとそんな事を考えている暇はない。よし、そうしよう。一冊くらいならバレないだろうと満場一致で決まってしまった。できるだけ急いで音を立てずにドアを閉め、先程までいた部屋に戻る。ちらっと見てみたが、帰ってきたのはiemonさんとレイラーさんのようだ。でもまだ油断はできない。なぜなら、この二人はめめさんと一緒に出掛けていたのだ。
だが、一旦置いておくことにした。いつまでも気にしていたら本当に気になることが調べられないし。
再度調べる為本に戻る。ざっと調べたくらいだと、この本にはすべて異国語が使われており、謎の魔法陣以外にも絵付きページは存在する。という事くらいだろうか?
まず、この文字を解読したいがこんな文字見たこともないし、何語かもわかる訳がない。少なくともこの世界には存在しないような文字なんだろう。なら付いている絵で何を書いているのか推測するしかないのだ。
絵が付いているページは10ページくらい。特に目立つのは最初に見た魔法陣と死神のような形をした謎の人物、死霊のような魂、この三つ。ほかにも絵が付いているページはあるが、特に気になるのはこの三つなので今は省略してしまおう。
なんだか黒魔術のような本だな…ネクロマンサーってこんな感じの本読むのか…まずは全員に先程の情報を共有し、全員で推測しあってみようという結論に至った。最初に見つけた魔法陣、紫と黒を合わせたような色で描かれている。円の中には星のような紋章。
「えーと、まずこの魔法陣は星のような形をしていますね…」
「みぞれさんの言う通り、星のような紋章が描かれているね。そもそもこの魔法陣って何をする為に使うんだろう?」
先陣を切ったのはみぞれさんとひなにいさん。みぞれさんは見て取れる情報を、ひなにいさんは更なる疑問を。次のページには先程言ったように死霊のような魂が描かれている事から、死者に関わることなんでしょうかね?と八幡さんは言っている。まあ確かに、と賛成するガンマスさんやひなにいさん。でもウパさんやみぞれさんはでもなんか違う気がするなぁ…と否定的な意見のようだ。そもそも文字が読めないのだから、ただの推測でしかないんだし、そもそもネクロマンサー関連ではないという可能性もある。もう一つの死神のような人物の絵も情報が極端に少なく、それ以上は推測のしようがない。完全にお手上げ状態だ。
「なんか頭痛くなってきた…」
「わかります…」
ウパさんやガンマスさんはさっきからこんな調子で弱音を吐いている。無理もない。
あまりに細かい文字の羅列、推測しようない謎な絵。誰だって長時間みていたら調子も悪くなるだろう。体をのばし、今日はもうやめておきましょうか…とウパさんは本を戻しに行く。同じ気持ちなのか、止める者はだれ一人いない。ウパさんが本を戻し、丁度帰ってきたくらいにめめさんが帰ってきた。まさにベストタイミング。
「そういや今日私晩御飯担当だったわ」
「ウパさんがんばってくださいね」
「はいはい」
何事もなかったかのようにいつもの空気に戻る。やはり難しいことはこの村の住民には合わなかったのだろう。みぞれさんとひなにいさんも疲れたぁーと言って体を伸ばしている。八幡さんはそこまでダメージを受けていないのか、リビングの方にささっと行ってしまった。結局、めめさんについては微塵も分からなかったが結果オーライだろう。いつもの雰囲気がこの村には合っている。
少しの間だけめめ村内でネクロマンサーごっこが流行ったのはまた別のお話。
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