「 傍(そば)にいてよ」
ベッドの傍に立っていた私は、ゆっくり 膝(ひざ)をついた。
言葉にならないと思っていたのに、 侑(ゆう)を思い浮かべるうちに、弱い声がこぼれる。
「侑は……弟じゃないよ。 ……私の大事な人」
侑が一年遅れで学園に入学してきた日も、バイトを始めると打ち明けてくれた日も。
私たちは一緒だったし、それが当たり前だった。
侑が生徒会に立候補すると言ってくれた日もそう。
「バイトがあるのに、生徒会は大変じゃない?」と聞けば、侑はすぐ笑ってくれた。
”ちながやるなら、俺もやるよ。
当然だろ?”
迷いの欠片もない侑に驚いたけど、本当はすごく心強かった。
ずっと一緒にいたから、侑のことは、侑のお母さんの次に知っている。
だけど、冷たい麦茶は好きでも、温かいのは苦手なこと。
横文字は綺麗なのに、縦書きになるとダメなことは私しか*****************
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