ピピピ ピピピ かちっ
「うう”ん、、、」
目覚まし時計が鳴って僕は目が覚めた。
六時三十分。いつもと変わらない、普通の日だった。
「青、話があるの。すぐ降りてきて。」
「?はーい」
なんだろう。
内容はわからないが呼ばれたので母のいる一階に降りる。
「話って何?」
「あのね。私、仕事の関係で遠くに行かないといけなくなったの。
ここから新幹線で五時間ぐらいのとこ。
青も連れてって学校も転校するつもりでいたんだけど、
友達と離れるのは嫌だろうし、青ももう高校生。
一人暮らしもできるようにしていかないと。って色々考えていてね、
一人暮らしはまだ不安だから、シェアハウス?
ていうのをさせてあげようと思って。」
「誰の家に行くの?」
「親戚の息子さんたちが東京に来るんだって。
一緒に住んでもいいらしいから、その子たちと一緒に。
急な話でごめんだけど大丈夫?
同い年の子もいるからすぐなじめると思うんだけど。」
「いいよ」
「いついくの?」
「来週の火曜日につくから、青は新しい家に先にいとくの。」
「わかった」
なんてこった…ただえさえ人見知りなのに。
知らない人と暮らせるわけないだろ!!;つД`)
はぁ。荷物、まとめよ。
火曜日
「これからお願いします。」
僕は新しく住むマンションの大家さんに挨拶をすると、部屋に入った。
一時間後には親戚の子供たちが来るらしいから急いでかたずけを始める。
大きなボストンバックに手提げが二つ、リュックを背負ってきたからか、肩が痛かった。
引っ越し業者を呼ぶほどでもなかったから全部手持ちで持ってきたのだ。
部屋はリビングダイニング、キッチン、和室、洋室が二つのそこそこ広い家だった。
持ってきた荷物を順番にかたずけながら僕の心はバクバクしていた。
どんな人が来るのか全く想像ができなくて緊張していたからだと思う。
ぴんぽーん
きたっっΣ(゚∀゚ノ)ノ
僕は恐る恐るドアを開ける。そこには五人の子供がいた。
かわいいやつとかわいいやつとイケメンと僕を見つめる奴とたくさん荷物を持ってかわいいやつ二人と手つないでるやつ。
「あっと、、、」
何を言えばいいのだろう僕が戸惑っていると、たくさん荷物を持っ((略
が話しかけてきた。
「俺たちがこれからあなたと一緒に住む兄弟です。
よろしくお願いします。」
「あっはい。お願いします。」
「中。はいってもいいですか?」
「あっすみません どうぞ。」
五人がどたどたと部屋に入った来る。
荷物を持ってたやつが四人に指示を出していた。
わたわたと荷物をかたずける五人を僕はボーっとみていた。
あらかた荷物が片付いたころ家の中に気まずい空気が流れた。
何を話そう。話す内容を考えようと頭をぐるぐると働かせていると
イケメンなやつが口を開いた。
「とりあえず自己紹介しね?」
「そうだね」
「さんせー」
向こうで話が進む。
やばい。おいてかれる
「そ、そうだね。誰からする?」
やっとのことで出た言葉は少し震えていて、僕の目は明後日の方向を見てていた。
「では僕から今座っている順に言っていきましょう。」
「まず。俺は紫っていいます。高校三年生です。」
「俺。桃でーす高2です」
「つぎ、、俺やな。俺橙!高校一年生。よろしゅうな」
「俺赤。中二でーす。おねがいしまーす。」
「僕は黄色って言います。赤と同じ中二です。」
五人の紹介が終わった。次は僕だ。
「僕は、青って言います。高校一年生です。
よろしくお願いしますぅ、、、。」
だんだん声が小さくなっていって最後のほうが聞こえててのかも
わからない。
顔を上げるとみんなが目をぱちくり開いてっこっちを見ていた。
「えっなに(´・ω`・)?」
「高校生なんですね。」
「俺とほぼ同じだから中学生だと思った。」
「まじかよw」
「俺と同い年やん!よろしくー!」
「えっあっはい。」
こんな様子で始まった僕たち六人の生活が始まった。
今の僕は桃君の背中にもたれかかってスマホを見ていた。
写真の整理中にこの時ぐらいの写真を見つけてつい思い出してしまった。
紫「夕飯何食べるー?」
赤「ハンバーガー」
桃「パスタ」
青「オムライス」
黄「カレー」
橙「なんでもいいやー」
紫「赤君は体に悪いからダメ。せめて昼にして。うーん。
おむかれーにするか!」
桃「パスタは、、、?」
紫「パスタは面麵がないから今度。
ご飯の準備してー」
「「「「「はーい」」」」」
終。
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