コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
side 青井らだお
目を開けるとそこは警察署のソファ。
「あ!起きた!めっちゃビビったんだからな!?急に倒れて!」
ぺいんが急に大きな声を出して言う
「睡眠薬だったっぽい。あれ違法薬物とも言えないかも。視界の異常なし、ただ寝るだけ。急な回復もないしストレスゲージも上がらない。むしろ減ってた。」
「え、すご!でも誰がこれを…」
ぺいんも電波も、俺に兄弟…双子がいることを
知らない。
ラディの存在も知らない。
だから隠すしかない。
「さぁ、俺も心当たりないね…なにがしたいのかもさっぱり。」
多分俺に直接会えばバレるし、会えないし
会いたくもない。
でもわざわざ警察署に来て睡眠薬を渡す、
多分俺が寝不足だったことを知っている
寝不足ならすぐ寝るけど
悪夢を見たら寝ないのが俺の癖、
ラディは多分それに気づいていた。
ラディなりの
不器用な優しさと受け取っておこう。
彼奴俺を嫌ってるわりには優しいから、
心の底から嫌っていて俺に優しさなんてない
と思っていても、心の奥には優しさはある。
人間は自分の本当の感情は奥にあったりする
そしてその感情を本人が気づくことは難しい。
他人の心がわからないと同じように
自分の心もわからないから。