この作品はいかがでしたか?
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「ワタシの名前は綾瀬由実です! 今日から
桜見女学園に転校することになりました!
この学園1のギャルを目指します!
よろしくお願いします!」
元気な挨拶の声が3年C組の教室に響く___。
桜見女学園は 校則が厳しいため、
ギャルなど存在しない。
その為周りは由実を軽蔑した。
次の日、
『ねぇ、綾瀬由実さんっているかしら?』
由実を呼ぶ人が現れた。
[キャー!涼音会長!]
[涼音様がこっちを向いてくれた!]
黄色い歓声の中登場したのは
桜見女学園生徒会長、月宮涼音だった。
「は、はい!私が由実です!」
由実は少し緊張しながら言った
『少し着いてきてくれる?』
「わ、分かりました!」
周りはあんな子が涼音様に、と
恨みを持っているのを由実は感じ取った。
生徒会室
『貴方、その髪色は校則違反じゃないの?』
「これは地毛です! 」
『貴方は外国人なのかしら?
それなら綺麗な金髪と褒めてあげるけど、
貴方は日本人でしょ?
まぁ、明日までに染めてくれば
見逃してあげるわよ。』
「いや!でも、」
学校内にチャイムが響き渡る。
『さて、昼休みも終わりね。
明日もし染めてなければまた呼ぶからね』
涼音はそう言い、由実を生徒会室から
追い出した。
「もう!なんなの!アイツー! 絶対に
髪を黒に戻したりなんかしないんだから!」
1週間後
由実は懲りずにまだ髪を金髪にしたままだ。
あの日から毎日、涼音に注意されている。
今日も由実は生徒会室に呼び出された為、
生徒会室を尋ねた。
「失礼しまーす!」
『やっぱり染める気はないようね。
私だったら1週間言われ続けたら
流石に染めるわね』
今日は少し涼音の様子がおかしかった。
普段は生徒会長席に座って話をするのに
今日は立っていたのだ。
—–突然、涼音が由実を押し倒した。
『貴方、校則を守らず
私に毎日 呼び出しされてるけど
私に気があるのかしら?』
『いいよ。付き合ってあげても』
「…え、ええぇぇぇ!」
由実は咄嗟に声を上げてしまった。
『貴方は今日から私の彼女ね。』
「は、はい!」
由実は思わず返事をしてしまった。
コメント
2件
こういうの好きだわ