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これは、ある友達と友達のすれ違いの物語…。
「やっほー!」
この、元気な子は佐藤志歩。いつも元気で、少し暗い私とは正反対だ。私、夕凪莉紗と志歩は大親友だ。ある日、一緒に帰っていると…
“ドンッ”
「あっ?痛ってぇなぁ?どこ見て歩いてんだゴラァ!」
ヤバそうなおっちゃんと肩がぶつかってしまった。
「ご、ごめんなモガッ」
謝ろうとした矢先、志歩が口を抑えてきた。
「こんな奴に謝らなくていいよ莉紗!」
「あん?誰が“こんな奴”だ!早く、慰謝料払いな!」
「今どき、肩当たって慰謝料は古いですよ?あなた、江戸の人ですか?」
「誰が江戸の人だ!殴り飛ばすぞゴラァ!」
「しかも、“ゴラァ”って、まじで古い人じゃん(笑
すいませんねぇ、古い人に言ったって通じませんよねぇ?」
「ちっ、生意気なガキめ!
殴り飛ばすぞ」
殴り飛ばしそうになった、その時。
“バキャ”
ハゲおじさんがぶっ飛んだ。
「お前、誰に向かって拳下ろしとんじゃ💢殴り飛ばすぞ!」
「ありがとう〜莉紗ぁ!」
「どういたしましてっ!」
そう、私はヤクザの娘で喧嘩が強いのだ。そんな、コンビがどうして生まれたかと言うと…。
「うわぁ〜ん!!」
(あれ、泣き声が聞こえる…。)
「ほら、さっさと片付けろ!」
(あれは、なんだろう?)
私が、中学生の時同い年の子にDVをしている現場を見た。
「何やってるんですか!」
私は、止めにはいった。
「あっ?誰だおめぇ!赤の他人が口を挟むんじゃねぇ!」
“バキャァ”
鈍い音と共に、衝撃と痛みが頬に走った。私は、ぶっ飛んだ。頭をぶつけ数分意識を失っていた。起きた頃には、私を殴った大人は倒れていて、私は返り血を浴びていた。
「あ、ありがとう!」
「えっ!」
「助けてくれたんだよね?ありがとう」
「あっ、どういたしまして。」
「私の名前は、佐藤志歩だよ!あなたは?」
「私は、夕凪莉紗。よろしく」
これが、私達の不思議出会いだった。