この作品はいかがでしたか?
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9月2日 /nk -前編
※これは、そぷ様の
「実況者 病み短編集」にて、
『拝啓2024/9/1の俺へ。 na』
という物語を読んで、
勝手に続きを想像&創造した物語です(?)
そちらを見ていない方でも楽しめるような内容にはなっていますが、
良かったら読んでみてくださいッ……
…という……やつです(?)
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カーテンを開ける。
優しく、うるさく響く雨音。
窓辺に肘をついてため息をつく。
昨日は9月1日。
自殺者が多い日だったらしい。
俺もその中の1人だったら良かったのに、
と、今更後悔している。
ソファから落ちて床で寝てしまった代償に、少々体へ痛みが走る。
昨晩飲んだクスリの作用で、
少々頭もくらくらする。
nk「そうだ…今日……、
お昼から…さつえ…い……、」
『ゲーム実況者』
というステータスに立っている俺は、
またいつものように皆を呼んでいた。
vvtスタジオに。
nk「14時……ねぇ…、」
あと3時間で集合時間だというのに、
まだ重い瞼を擦っている。
正直食欲なんてものは無いが、
実況者というものはエネルギーを使うので、
仕方なく冷蔵庫を漁る。
…なにもない。
ひとり暮らしの生活とはそんなものなのだろうか。
…まぁ…水飲んどけばどうにかなるっしょ…w
と、水道水をコップに注ぎ、
それを口にした。
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ガチャ、とドアを開けると、
雨の匂いが俺を包む。
ぺトリコール、ともいうのだろうか。
灰色に染まった空。
まだ濡れている地面を蹴って、
しんと静まり返った町並みを横目に、
いつもの場所へ向かっていた。
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またガチャ、とドアを開けると、
どこか暖かい、
見慣れた光景が目に映った。
kn「お、来た。」
sh「あとbrと…kr?」
sm「だな。」
nk「、元気してた?w」
と微笑みながら話しかける。
sh「…俺は元気。」
kn「俺も元気。」
sm「俺は…まぁまぁかな。」
sh「それを元気っつんだよ。」
sm「じゃあ元気。nkは?」
nk「んー、まぁまぁ。」
kn「おけ、元気なんだな。」
nk「いや俺はスマイルと違うから!!」
sh「ww」
そんな話を繰り広げている時、
ガチャンッ、とドアの音が聞こえた。
kr「お、br以外いんじゃん。」
kn「あ、来た……ッて何それ。」
きんときの目線の先には、
何やら保冷バッグのような物があった。
kr「あぁこれ?w
なんか差し入れいるかなっ…て思って。」
「スイートポテト作ってきた。」
sh「なんで雨の日にわざわざ作ってくんだよw」
kr「…えだって…サツマイモ旬じゃん。」
sh「関係ないだろ。」
nk「まぁまぁまぁまぁ!、せっかくやんが作ってきてくれたんだからさ、」
「br来たら皆で食べようぜ?w」
kn「ただ食いたいだけだろそれ。」
nk「はぁ?……まぁそうだけど。」
sh「そうなんかい。」
すると、ピコンッ、と全員の携帯がなる。
一斉に確認すると……、
『br「ごめん!今起きた!!🙏💦💦」』
全員「はぁぁぁぁぁッ!?!?」
そんな一日が過ぎていった。
皆と過ごしている俺は、
とても笑ってたんだと思う。
今日もまた楽しく生きているんだ。
昨日の自分に怒られそうだけれど。
vvtの皆といると、心が暖かくて、
自分の居場所、在り所はここなんだ、って
安堵の胸を撫で下ろす。
いっそ君達が、
俺の事を嫌ってくれればいいのに。
なんて考えは、心の隅にしまっておこう。
今はこの時間を、
皆と過ごせる時間を大切にしたいから。
まだくらくらする頭を抱えながら、
そう思っていた。
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コメント
13件
あっ…() ツヅキ…ナルホド、テンシガイタノデスネ 続き思い浮かべて書くとかかわいいかよ〜!! ありがと〜!! ペトリコールきちゃぁ〜!!()
なんだ。ただの天才か。