コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
両親、兄弟共にやる気なので鍛錬を始めた、は良いが・・・
ー光来sideー
光来:「ほらほら、かかって来ないと」
暁:「・・・分かってるッ」
攻撃を仕掛けてはいる、それが全て受け流されカウンターされてしまうだけで翠恋も同じだ
物理的ではあるが母強しとはこの事だろうか
翠恋:「これ、勝てるの・・・?」
暁:「まぁ、かすり傷くらい付けてあげるよ」
光来:「ふふ、仕掛けてらっしゃいな」
ー縁sideー
縁:「少々やりすぎたかな」
黒&賀&瑠:「ゼェ・・・ハァ・・・」
確実に少々では無いだろう、ゼェゼェと息を切らし座り込む男兄弟達に対し、ここまで手加減を間違うものだろうか?男とは言え、自分の子供に容赦が無い
賀樂:「ハァ・・・」
瑠征:「・・・強い」
黒月:「次はかすり傷でもつけてやんよ」
縁:「回復が早いね~おいで、幾らでも投げ飛ばしてあげよう」
流石双子と言うべきか、思想は同じのようだ
そして「幾らでも投げ飛ばしてあげよう」コレは親の言う台詞ではないし、後「仕掛けてらっしゃいな」もだ、鬼畜なのかこの両親は
暁:「幾ら母さんでも,ーーー」
黒月:「幾ら親父でも,ーーー」
双子:「負けたくはない」
なんと言う負けず嫌いか、だが親であろうと負けたくないのは、賀樂、翠恋、瑠征の三人とて同じ事
両親:(おやおや/あらあら)
中々どうしてこの兄弟、先程まで手も足も出ていなかった両親相手に対抗出来ている、作戦を立てている様子も無く互いを見合っていた訳でも無かったのにそして戦闘する者に良く見られる、鋭いナイフの様な眼光、これが加入試験当日に発揮されたら良いと願う両親は、いつの間にやら背中合わせになっていた
両親:「!?」
五人:「・・・」
追い詰めた五人は何も言わず己の親である二人を見つめ続けるが次の瞬間
二人の放った言葉は
両親:「降参よ/降参だね」
五人:「・・・!」
大きく驚き顔を見合わせ「やった!」と笑いあう
この勝利は戦闘で初めて連携を取り得た勝利、この両親と戦い得た知識を忘れず、加入試験に活かし合格をもぎ取ってやろうと兄弟達は決めたのだった
それから翌日
ー朱空家 リビングー
兄弟:「筋肉痛だ・・・・・」
光来:「あらあら」
縁:「昨日あれだけ投げ飛ばしたしね」
光来:「でもあれだけ動けたら加入試験じゃ余裕じゃない?」
縁:「そうかもね」
兄弟全員筋肉痛だと言う程のカウンターと投げ飛ばし、加入試験でも同じ事をしてくる奴がいたら嫌だと思う五人
加入試験まであと、二日と期限が迫る中笑い合っている兄弟達を後目に両親はこの筋肉痛が当日までに取れて昨日の様に動けるかが心配の様だった
ーTo Be Continuedー