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#渡辺翔太
クリオネ?
487
鐘(カネ)低浮上(?)
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第5話:雨の日の微熱
激しい雨が窓を叩く夜だった。
帰宅した目黒は、薄暗いリビングのソファで宮舘が横たわっているのに気づいた。
近づいてみると、宮舘の頬が赤く染まり、荒い息を吐いている。
「……宮舘さん?」
肩を揺さぶると、宮舘は薄く目を開けた。
「……あ、目黒さん……すみません、少し熱が……」
いつもの「ロイヤル」な雰囲気はどこへやら、弱々しく苦しげな声を漏らす。
宮舘財閥の立て直しで連日無理がたたっていたのだ。
目黒は深々と溜め息をついた。
面倒なことになった、と一瞬思った。
だが、放置して出ていくわけにもいかない。
「……動くな」
だるそうに上着を脱ぐと、目黒は水と氷嚢を用意し、宮舘を抱きかかえてベッドまで運んだ。
宮舘の身体は意外なほど軽かった。
「目黒さん……自分でできますから……」
「いいから寝てろ。アンタに倒れられたら、俺が薄情者みたいに言われる」
悪態をつきながらも、目黒は夜が明けるまでベッドの脇のチェアーに座り、氷嚢を取り替え続けた。
ふと触れた宮舘の手のひらから伝わる微熱。
二人の間に、初めて「体温」という実感が生まれた夜だった。
コメント
1件
うわっ、クリオネ?さん、紙をなくしちゃったの?!それでも「同じペアで書き溜め直す」って言ってくれてるから、新しい形でまた読み直せるのを楽しみにしてるね。 さて、第5話。 雨の夜の看病シーン、すごく好き。普段はクールな目黒さんが、熱で弱った宮舘さんをベッドに運んで一晩中氷嚢を取り替え続ける……めんどくさいって言いながら、その手が優しいの伝わってきた。 布団に横たわった宮舘さんの「自分でできますから」に、ゾワッとした。こういう時でも強がっちゃうんだな、って。でも目黒さんにはバレバレなのがまたいい。 最後の「体温という実感が生まれた夜」っていう一文、じんわり染みたよ。お互いに距離があった二人が、ようやくおんなじ温度を感じ合えた……そんな夜だったね。 続き、心待ちにしてる。焦らず無理せず書いてね。