テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
~買い物編~
休日――
いつものように、俺たちはスーパーへ買い物に来ていた。
🖤「ゆっくり選んできな」
♥️「うん」
蓮はカートを押す係。
そして俺は夕飯の材料を選ぶ係だ。
料理となると、つい真剣になってしまう。
野菜の鮮度を見て、
肉の値段を比べて、
献立を頭の中で組み立てる。
少し時間はかかるけれど――
蓮が「美味しい」って笑ってくれるから。
この時間も嫌いじゃない。
──────────────
その頃――
🖤「へぇ〜」
🖤「これ美味しそう」
一人で待っていた目黒はというと……
○○「そこのイケメンのお兄ちゃん!」
○○「お漬物どう〜?」
🖤「え、いいんですか?」
○○「もちろん!」
ぱくっ。
🖤「美味しいです!」
○○「ほらほら、こっちもあるよ〜!」
すると今度は別の売り場から――
○○「揚げたてコロッケどう?」
○○「お兄さん!食べていきな〜!」
🖤「いただきます」
ぱくっ。
🖤「あ、美味しいです!」
○○「ほら、これもこれも〜!」
──────────────
♥️「……」
遠くからその光景を見つける。
♥️「こら!」
♥️「また試食ばっかりしてる!」
🖤「だって」
🖤「美味しいんだもん」
♥️「もー!」
まるで子どもじゃないか。
呆れながらも、思わず笑ってしまう。
──────────────
すると――
試食コーナーのおばあちゃんが、にこにこと俺たちを見た。
○○「仲の良いご夫婦ねぇ」
♥️🖤「……っ!?」
思わず顔を見合わせる。
○○「はい、おまけしとくねぇ」
♥️「えっ」
🖤「いいんですか?」
○○「たくさんお食べ」
🖤♥️「ありがとうございます!」
──────────────
買い物を終え、車に乗る。
♥️「……ふふ」
嬉しそうに笑う涼太。
🖤「なに?」
♥️「夫婦だってさ~」
🖤「……」
その笑顔が反則だった。
🖤(……あぁ…かわいい)
思わず見惚れてしまう。
♥️「なぁに?」
🖤「いや?」
🖤「今日の夕飯も楽しみだな」
♥️「期待してて」
そう言って笑う涼太の手を、そっと握る。
♥️「……っ」
♥️「こら、運転に集中して」
🖤「はーい」
そっと手を引こうとする。
でも――
俺の手を涼太は離そうとはしない。
♥️「……」
指はしっかり絡められたままだった。
🖤「あら〜?」
🖤「涼太さーん?」
楽しそうな声。
♥️「……」
♥️「そういえば」
♥️「蓮って片手運転できるもんね」
窓の外を眺めながら、
何でもないことのように呟く。
🖤(ずるいなぁ……)
🖤(どうしてこんなに可愛いんだろ)
照れているのか。
甘えているのか。
たぶん本人も分かっていない。
🖤(俺、今日だけで何回かわいいって思った?)
数えるのも馬鹿らしくなる。
夕暮れの帰り道。
オレンジ色に染まる街並みを、
車は静かに走り抜けていく。
絡めた指は、
最後まで離れなかった――。
つづく。
コメント
14件
初めてコメントしますッ✨ (多分)めめだて最高です…//// そしてお話も素晴らしいです! ありがとうございます!!! ✨✨✨
もう読んでいけばいくほど ニヤニヤが止まりませんっ!😚💕 🖤❤️ずっと夫婦円満!((自論です
ああ〜…夫婦やわぁ〜🖤❤️ ❤️の安定の可愛いさがたまらんです♡♡ 新婚さんの日常、覗いちゃっていいんですか?なんのご褒美てすか?ありがとうございます!♡