片思い
青赤 、 青黄 、 黄赤 、 桃赤(少)
なっっがい
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真冬の今日
俺 __ 赤は 早めに学校へ来ていた。
外からは 、 運動部の掛け声が聞こえてくる。
朝からげんきだなぁと思いつつも、教室のドアが開く。自然と視線をドアの方へずらした。
「 あっ、 赤くんじゃん 」
「 青 ちゃん 、 」
髪は 淡い水色の サラサラヘアー、
ラムネ瓶のように透き通っていて、大きな瞳。
俺が 無言で居ると 、彼はぎこちなくもあるが、いつものようにふにゃっと頬を緩ませ笑う。
それにつられて 自分の頬も 緩む感覚が、。
「 おはよっ 」
「 おはよ、ぅ 青ちゃん っ、 」
俺が 微笑みかけると 安心したように また笑った。
2人は幼なじみ。
大事な大事な、。
けれど 俺は密かに 青ちゃんに 恋をしていた。
告白したのは数週間前。
俺の淡い片思いは 儚くちってしまったが。、
なんであれから 青ちゃんは 今まで通りに接してくれているか分からない。
けれど 思い切って聞いても返ってくるのは、。
『 大事な幼なじみだからさ、。 』
そう言われる度に 思い知らされる事実。
青ちゃんには 何をしても完璧で、可愛くて、超人な、 黄ちゃん__ 彼女がいる事。
そして 俺は 二人の間には入れない事。
挨拶してまもなく、 教室は静けさを取り戻した。
また ぎこちない空気が流れる。
がらっ。、
「 , … おっはよーございま、 …
え、 ? 何ですかこの空気、」
「 へっ、 !? , 」
驚いたように目を見開く彼 。
カバンには 青ちゃんと お揃いの 、可愛らしい クマの人形が ぶら下げられている。
かちゃん、と それが 揺れる度に 胸に痛みが走る。
「 おはよーっ 黄くん ! 、 」
さすが 彼氏 。 1番最初のおはようは誰にも取らせないみたい。
「 あぁ、おはようございます、。 」
対して 彼女は 塩 。
青 ちゃんは しゅんと 背中をわざとらしく丸める。
「 それより 赤 っ この前 できた新しい店 、行きません?っ 」
それより、
俺は頭に来た。 俺から 好きな人を 奪っておいて、 , それよりって何?
「 、 うん いいよ。 」
「 やったぁ っ / 」
怒りで ぎゅっと拳を握りながらも、 ぎこちない返事を返す。
本当に嬉しそうな顔 。
俺はね、 黄 ちゃんの事が 、
大嫌いで、 大好きなんだよ __
黄 side
「 はぁ、っ 」
雪がちらちらと 舞い降りる 中、 僕は思いっきりため息をついた。
それと同時に 僕の周りは真っ白い空気で覆われる。
窓の外の校庭の方を見ると 、 楽しそうに 昼食をとっている赤 __ と、サッカー部の先輩、桃。
桃先輩は、あらゆる面で 模範的 。
隙がない。 悪く言えば ほんっっとに、邪魔。、
桃先輩は、 学力面でも体育面でも、僕はいつも負ける。
そして さらに厄介なのが、 赤の想い人が、
__ 桃 、 たぶん あいつだ。
聞いてはいない。 が、 多分それっぽい。
肩に 汗ふき用のタオルを 乗せた ぴんく髪の彼は楽しそうに笑っている。
笑いやがって、.. 僕の恋敵、
皆もお分かりの通り、 僕は絶賛 赤に片想い中。
けれど これといって 赤とは 接点がない。
じゃあ なぜ好きなのか。
これこそよくある一目惚れ。
入学式で恋をし、 それからずっと片思い。
視界に 赤を 入れてから大分世界が変わった。
赤のような 人を 暖かく包み込むような包容力。
そして 時には 人に厳しくなれる 勇敢さ。
僕は 赤から学んだ知識を取り入れた。
それと同時に赤への思いも強まっていくばかりだった。
入学してから 数ヶ月後、 古びた 校舎に呼び出される。
こんな時は毎回決まって 、 __
「 あ、 ああああのっ !! 」
「 あ はい、 」
振り向くと 、 青髪の 青年。
そこそこ顔もよく 女子からは 割と人気と 評判がたっていると聞いた事がある。
「 どうしたのかな、 確か青くん、、であってたよね? 」
「 へっ、 名前覚えててくれたんですかっ、、// 」
嬉しそうに顔を 火照らせる彼。
分かりやすい、顔に出るタイプだ。
僕は正直こういうやつが1番苦手。
さっさっと振って 帰ろう。
「 赤くん、 」
無視して 反対方向を向いた時、
突然 想い人の名が そこに 響き渡る。
「 … なに? 」
不機嫌そうに 呟いた。
あれ..? 確かこの子、赤といつも一緒に、、。
「 僕と付き合ってください、 僕と一緒に居たら 赤くんにちかづけますよ、」
絞り出すようにそう 言う 彼。
俯いていて、 表情は読み取れない。
「 君、僕のどんなとこが好きなの、 」
勢いでそんな事を聞いてみる。
驚いたように目を見開く。
でも出てくるのは お決まりの、__
「 優しくて、包容力があって、 勇敢で 、、とっても素敵なところです、// __ 」
青くんは気づいてないんだね。
そんなの 赤からの 受け売りでしかないんだ。、
偽の自分を好きになられても嬉しくなんてない。
僕はね、 青ちゃんの事が、
妬ましくて 、 ちょびっと、_ 羨ましいの。
青 side
僕は ある人を見つめていた。
今日も。熱心に。じっと、。
黄色いサラサラの髪に 透き通った瞳。そして包容力があって勇敢。
とっても憧れの人であり、__
ぼ、 ぼ、 … 僕の好きな人 っ 、//
「 へへ っ 、 」
彼を見つめるその1秒1秒がどんな宝石よりも宝物。
筋の通った綺麗な鼻筋に、 伏せたまつ毛は女の子のように長い。
見とれてしまうのも仕方がないだろう。
こんな中性的で 魅力的な子は、 僕は今まで出会った自信がなかった。
それくらい、 すき。
でも そんな彼の視線の先は 小柄な 体つきに オッドアイの、
まるで宝石が詰埋め込まれたような程に綺麗な瞳を持った 特殊な美少年。
ミステリアスなオーラを纏った彼に 恋するものは、少なくはなかった。
流石の僕も、 黄くんが赤くんに惚れているというのを気づかないわけが無い。
彼の 赤くんを見つめる 瞳は、
熱心に、じっと。 _
そう、 まるで 黄くんを見ている僕みたい 。
「 … 黄くん っ、 」
溢れそうになる気持ちを何とか抑える。、
こうして 毎日を乗り越える。
僕はね、 赤くんが、
憎くて憎くて、 でも、 大好きなんだ、__
赤 side
最近 青ちゃんが 冷たい。
そう、 黄くんに誘われて 新しくできたカフェに行ってからだ。
わけを聞いても 知らないだの、 訳が分からないと突然逆ギレ。
ストレスが 溜まっていたのだろうか、。
「 赤 っ、 」
いつものように 呼ばれ振り返る。
「 あ、 黄くん 」
「 今日も一緒に帰りましょう? っ 」
「 … , 」
無言。
俺は無言で黄くんを見つめた。
「 どうしたんですか、、? ..
あの、そんなに見つめられると 照れるんですけど、 ../? 」
「 へっ、 」
顔を火照らせ、 ぱたぱたと 手で自分の頬を軽くあおいでいる。
俺は慌てて 事情を説明した。
「 桃先輩の、 サッカーの練習試合観なきゃ行けないからっ、 無理、ですっ 」
何故か敬語。
あっちが照れてしまったから、ただ、移った、、だけ。
また気を取り直し 、 カバンを持ち上げる。
「 赤 、 待ってください 」
「 え?、 」
驚いた。
だって黄くんが 真剣な顔をして こっちを見つめているんだもの。
、なんで?
「 そんなに、 桃先輩がいいんですか、」
「 は、? 」
全く予想外な発言に、数秒間フリーズする。
「 僕 、っ
赤が好きです っ、 …. ! 」
苦しそうに、そう告げる 黄くん。
大きくて綺麗な瞳は 、 まるで 恋をする様に ゆらゆらと、揺れていた。、
「 もうっ、限界です、
一生 赤の 親友枠なんてっ、耐えられません。」
すかさず 黄くんは 俺の両腕をとる。
熱い。
相当緊張しているのか、
熱がどくどくと 手から手へと伝わる。
「 は、 何言ってるの、?
青ちゃんは? 、 」
「 そ、 それはっ、 」
「 言って、 」
言いたくなさそうに顔を歪ませる彼。
けれど俺は強引に、 今度は彼の手を俺が取り、ぎゅっと握る。
それと同時に赤くなる黄くんの頬。
すると、 彼の口からすらすらと 衝撃的な事実が告げられた。
「 俺に近づく、 ため? 」
1つ目は 黄くんが俺を好きということ。
2つ目は 黄くんから 青ちゃんへの 恋愛的感情は存在しないこと。
3つ目は 赤に近づけるという条件付きで、 恋人になったこと。
頭が真っ白になる。
青ちゃんが、 青ちゃんが、 ..
俺をだしに使って 黄くんと付き合った?、
頭をがつんと、思いっきり殴られた感覚がした。
信じられなかった。
好きで好きでたまらなかった人から、利用されていた事に気づいたから。
「 いか、なきゃ、 」
俺は ぽつりぽつりと、 そう 何回も呟く。
「 赤 、、? 」
目の前の 黄くんが、 頬を赤く染めながら、不思議そうに こちらを見つめてくる。
「 赤 っ、 !! 」
俺は気づいたら走り出していた。
後ろから聞こえる 声も無視して。、
どてっ
惨めな音がそこに響く。
辺りは静か。誰もいない。俺は 体を起こした。
膝や 靴には どろがべったりとついている。、
惨め __ まるで 俺のために作られたかのような言葉だった。
再び悲しみに襲われ 目から 雫がこぼれ落ちる。
「 青、 ちゃん、 」
「 え、 赤くん?、、
何してるの!?、」
泥だらけじゃん、と 俺の膝を慌ててはたきながら慌てて呟く彼。なんで、青ちゃんが。
少し心配そうに顔を覗き込まれる。、
お前のせいだよ、お前のせいでこんなこと___
言ってやりたかった。 たくさんの文句を、。
でも 彼が 来てくれた事の嬉しさと 温もりが、 怒りをかき消す。
頬が緩む。
「 とりあえず、 保健室いこ? 、、」
俺は 俯きながら、 必死に頷いた。、
「 ほら。手当するからそこ座って、」
連れてこられたのは保健室。
包帯 、 絆創膏 、 消毒液 、 その他もろもろの器具がずらっと並んでいる。
「 ねーーぇーーー、 座って? 」
中々座る気になれなかった、
だって、 さっきとは違って 名前なんて呼んでくれない。
それに さっきまで心配してくれていたのに今は喧嘩した時と同じ態度。
戻ってしまったのだ、。
「 .. 座ってくれるかな、 」
「 …. , 」
「 .. 全力で黙秘するのはいいけど、 嫌な目にあうの、赤くんだからね?、」
「 えっ」
唇 に 生暖かい 感触が、。
浅かった キス も、 だんだんと深くなる。
「 んっ、 ふぁっ ぅ んあ っ / .. 」
恥ずかしい、
けれど どうしても 抑えられない。
「 ぷはっ 、 ..
じゃあ、これで 座ってくれるよね? 」
無表情で そう問いかけられる。
「 うん、 」
じぶんでも 熱なんじゃないかと思う程に 顔、いや、体全体が熱い。
キス された、
青ちゃんに、
その事実に 酔いしれ 、 しばらく 俺は 余韻に浸っていた。
・
・
・
「 よしっ、 おわり 。 」
そんな声とともに 先程まで触れていた 彼の温もりは 消えてゆく。
ガーゼや 絆創膏、 消毒液などを 器用に 片付けている。
「 ねぇ、 青ちゃん 」
「 、 ん? 」
「 なんで、 その、..
きす したの? 、 」
思い切って聞いてみる。
「 別に 、 特に意味は無いよ 」
予想していた言葉 、 __
それと同時に、1番聞きたくなかった 言葉 、 __
なんで いつも 青ちゃんは 俺の嫌なことばかりするの?、
青ちゃんは 黄くんがすき
なのに 特に意味もなく きす、 だって、
「 信じらんない、 」
「 俺 、 青ちゃんが 好きなんだよ? 」
溢れる涙を抑えられず、
強引に 押し倒し 、 彼に キス を 落とした。
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はーい、力尽きた🙋
なう(2023/02/05 05:12:50)😢😢😢
5時に起きたのって、、?
いいや、オールです✋😑
正直ねんむい、
けどね、 今寝て冠番組見れる気がしないから、起きとく👊
がんばれあたち。
コメント
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フォローとぶくま失礼します!!
時差コメなうえに2度目のコメ失礼します笑🙌🏻 さっき主様のことを発見して、発見したきっかけの作品が超絶ドタイプだったのでプロフィールに行ってみたら、めっちゃめちゃに主様の作品を見てました、、、🥺💗 んでフォローして、主様の作品で自分が好きそうな作品を適当に見ていたら、見覚えのある超超ドタイプな作品と再会しました、、🤦🏻♀️