これは俺の物語だ。
俺はYouTuberだ。チャネル登録60万人、今年も順調にチャンネル登録者数を増やせている。収入だって普通に生活を送れるくらい稼げ ている今年も大型企画を考えようかなそう思っていたとき
ポストに手紙が入っている。手紙を開けるとそこには企画名が書いてある。その手紙は週に一回届き、その 企画をするとすっごくバズる。再生数で伸び悩むことはほとんどなくなった。この手紙が届き始めたのは3ヶ月前。チャンネル登録者があまり増えず伸び悩んでいる時だった。その時からなぜかよく覚えていなかったが、手紙に書いてある企画をやってみた。そうしたら再生数が増え、100万回再生にもなる動画になったのだ。それから、一週間ごとにその手紙が届き、今になる。 まぁバズってるならいいかと思い、もう6時だしUber eatsを頼むことにした。30分後頼んでいたマックが届く。
マックの袋に付箋が付いてあった「いつも見てます」と書いてあり、外に出ると大体いつも見てますなどと、 言われるので違和感はない。それより配達員の女性可愛かったなぁー、なんとなく元カノに似ていて元カノとの思い出が脳を駆け巡った。
それは最後のデートの日
「優(ユウ)、今日髪巻いた?」
優(元カノ)「わかる〜?嬉しい!ねぇ私あのお店行きたい」
俺の彼女は笑顔がとっても可愛い、自分も自然と笑顔になってしまうような顔だ。
「いいよー」
俺は優が大好きだった。
俺は優を幸せにしてみせる、そんなことで頭がいっぱいだった。
そうし てお店を 出ると猫が横断歩道の真ん中にいた。優は可愛いと言い近寄る。でも俺は違うものに気がと られて優に話しか けようとするとおっきいトラックが優の隣にいて優は血と共に飛び散ってしまった。あの光 景はもう忘れられないその 後優は意識不明の重体、医者にはもう起きないっていわれたでも俺は毎日病院に行き優に2年間話しかけたが 起きなか った俺は高校三年になってもう卒業、大学に行くため地元を出て東京に行かなくてはなら ないもう優には会 えなくなるそんなこんなで自然消滅してしまった。俺らカップルは。
そういえば昔の優との写真あったけ
押し入れの中を探す。
「ないなぁ」
「あっ、チェキの写真があるかも」
ここら辺にあるはずと思いながら楽しかった思い出を振り返る
「あったーやっぱりにてるなぁー」
もう本人はいないのに・・・電話が鳴るプルルルル
出るとその人は俺の母親だった
「もしもし、なに?」
母が嬉しそうに言う
「優ちゃん起きたって、ごめんなさい報告遅くなって」
俺は思わず聞いた。
「いつ起きたの?」
「3ヶ月前に起きて、就職先見つかったって東京にいったよ」
「へー、まぁ復縁することはないけど」
「そんなことわからないじゃない〜、アンタの住んでる区聞いてきたし」
「マジか会ったらどんな顔していいかわからないし」
「あ、そう?じゃあ切るわね、元気にね」
「はぁーい」
優起きたのかよかったな。でも区まで聞くなんて未練がましい
「ピーンポーン」玄関のチャイムが鳴った。誰だよこんな時間に、と思いながら開けるとそこには優がいた
俺は思わず言ってしまった
「優っ」
優じゃないだろと少し恥ずかしくなり
「すみません人違い・・・」
「人違いじゃないよ。」
えっマジかよここで自然消滅したカップルが再開、少し気まずい雰囲気になった。でも少し嬉しい気持ちになっている自分がいた。
俺が黙っていると・・・優が言った。
「久しぶりだね」
俺は住所なんか教えていなかった。
「どうしてここがわかったんだよ」
「聞いたよあなたの母親から」
そういえば今日母が言っていた「区まで聞いてきたしって」てことはそういうことか。
「用は?」
俺は配信の時間があるため早く会話を終わらせたい気持ちから冷たい態度をとってしまった
「来週会えないかな?このカフェで待ち合わせ11時に」
「いいよ。じゃあ来週」
そうして優は帰ってた
俺は配信をして寝た
1週間後
「優、こっち」
「はやいね、道(ミチ)」
「俺の、、、名前覚えてたんだ。」
俺はちょと嬉しい気持ちだった
優は言った。
「ねぇ、昔みたいに歩きたいな」
俺はあの頃と同じような態度で接した。
「良いけど。」
そして歩くと、、、
あの時と同じでまた猫が横断歩道にいた。俺は優を守らなくてはと反射的に思った。だから優の目線を猫から 離し、 スカイスリーの方向に目を向けさせた そうすると優が
「道は私のこと嫌いになった?また昔のように付き合ってるって言えるのかな?今のままは、私、嫌なの。だから、はっきりしたい。もう一度私たちやり直さない?」
優はそう言った。
きっと優は起きてから不安だったはず、
でも、俺はもう優のことは好きじゃなかった
なので俺は
「今はやりたいことに集中させてくれ、だからやり直すことは出来ない、ごめん」
断ることにした。
「そうゆうと思った道なら、だからこうしなきゃね」
優がそういうと。
「ごめんね」
と優が言い、俺を横断歩道の赤信号の時に突き飛ばした。
優は言った
「ざまみやがれ」
優に突き飛ばされたときトラックが俺を避けようとして優が逃げようとした方向にトラックが突っ込んだそして俺は言う
「ざまみやがれ」
これは俺の人生だ。
その後手紙は来なくなった。
コメント
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作品を読んでいただきありがとうございます。 まだまだ小説を書くことは初心者ですが不定期に何か思いついたものを文として書き起こしていきたいと思っています。一番最初の作品『あの日放課後で』も読んでもらえると嬉しいです。アドバイスがあればコメントで教えて欲しいですこれからもyoiをよろしくお願いします。