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らっだぁと約束を交わしてから6日目の朝、僕は今日までオナ禁をするという約束を律儀に守っていた。
しかし、らっだぁに触れられないまま過ごしていると、欲求が頭に上るのは自然なことで、こっそり自慰をしてしまおうかと思ったことは1度や2度ではなかった。
「ぅ…」
性器に伸ばしてしまいそうになった手を、理性で押し込める。最近嫌というほど弄られた乳首も、疼いて仕方がない。でもらっだぁは僕に手を出さないという約束をきちんと守っている。ここで僕がそれを簡単に破ってしまうのは、なんだか不誠実な気がした。
「おはよう。約束も明日までだなー。気分どう?」
ドアを開けて寝室に入ってきたらっだぁの呑気な声が聞こえる。
「…いや、あの…別に変わらないけど」
もちろん嘘だ。今なんてらっだぁの声を聞いただけで半勃ちしてしまった。そんな自分の変態さに驚いて、またそれが性への意識に拍車をかける。
「そう?あんまり変わらないもんなんだな」
「ていうか、これ何の意味があるんだよ」
心底疑問に思っていたから聞いたのだが、らっだぁは にやりと笑った。
「……わかんないふりして、かわいいなあ。必死に隠してるつもりかもしれないけど、勃起してんの、バレてるよ」
「…!」
僕は慌てて下半身に布団をかけた。
顔が一気に赤くなる。
本当は心の奥では分かっていた。僕はらっだぁに変な行為をされないと満足できない身体になってしまっていたのだ。