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どーもりりるです。

最近連載の話を書いてもボツになることが多いので、またいつか書いたノベルを投稿しときます。(最終兵器)

去年書いたボツ作品です。

一応説明しときますね。

1ページ目は、jpさん視点で、2ページ目はetさん視点になります。

それでは、物語をお楽しみください。



***

「…、っふぁぁ〜っ…」

編集の途中に喉が渇いて、飲み物を取りに行き戻ってたら、ザウルス寮ではあまり見かけない、etさんがキョロキョロと周りを見渡して歩いていた。

「…?」

どうしたんだろ。なんか困ってんのかな。

そう思い、後ろから声を掛ける。

「…etさん?どうしたの?」

「っえ!?jっ、jp!?」

肩をビクッとさせてバッとetさんが振り返る。etさんは目を大きく見開けて、とても俺に驚いている様子だった。

「…?なんか困ってんの?」

「あっ…えっと〜…」

「誰かに用でもあった?」

etさんの目は泳いでいて、口をパクパクと動かしている。

「だ、大丈…」

「っetさん!」

後ろからetさんの名を呼ぶ声がして、思わず振り返る。

「…え?」

「っ…あ、yanくん…!」

声の主はyanくんで、yanくんはすぐetさんの横へ駆け寄る。

「あ、yanくんになんか用でもあったの?」

「いや…その〜…」

「…あ〜…俺らこれからゲームするんだよね〜」

何かを察したように、yanくんがetさんの代わりに話す。

「ね?etさん」

「っあ!そ、そうそう!」

「あ、なんだそういうこと?」

別に、最初からそういえばいいのに。

なんであんなに様子がおかしかったんだろ。

「いいな〜。俺も一緒にやってもいい?」

いつものノリでそう言ったが、なぜか今日の二人は「え」とでも言いたそうな表情をする。

「あれ、なんか駄目だった?」

いつもの二人なら、全然いいよ〜とか言うのに。二人してなんか様子がおかしくない?気のせい?

「っん〜…今からやるゲーム二人用なんだよね〜。交代しながらでもいいなら大丈夫だけど……編集とかはやらなくてもいいの ?」

……あ。

「……そうだ…編集…」

うわ…最悪。完全に忘れてた。

「…ごめん、編集してくる」

「ん、頑張れ〜」

「ふぁ、ファイト〜?」

部屋に向かう途中、後ろをちらりと振り返ると、二人が仲良く話していた。

「…あの二人、あんま一緒にいるイメージないけど…仲いいんだなぁ」

よかった…と、安心すると同時に、さっきのetさんの様子を思い出す。

(あれは…なんだったんだろ…)

別に、あんなに動揺しなくてもいいのに。

ていうか、あんなetさん…初めて見たな。

という違和感を覚えるが、時々聞こえる後ろからの笑い声で、別に大丈夫かと、あんまり気にしなかった。




ーーーーーーーーー2ーーーーーーーーー

***

jpと別れたあと、yanくんの部屋へ案内される。

「お邪魔しまーす」

「ん、どーぞ」

そうして私は慣れたようにベッドの奥側へ座り、その隣にyanくんが腰掛ける。

「っはぁ…危なかった〜…」

「いや…etさん嘘下手すぎだろ…w」

「さっきyanくんが誤魔化してくれなかったらバレてたよね!w」

「自分で俺ナイス!って思ってたもんw。途中でetさんのこと探しに行ってよかったわ…w」

clptの中でも、あまり話さない私達は、実は付き合っている。

たくさん話しちゃうとみんなに関係がバレちゃうかもしれないから、あまりみんながいるときは話せないけど、でもそれだとやっぱり寂しいから、こうやって時々yanくんの部屋で集まっている。

だから、さっきのゲームをするということは嘘。jpが俺もすると言った時は焦った。

「いや本当ありがとね〜」

「これからはやっぱり俺がetさんの部屋行くって〜」

「いや、女子寮は来ないでください…w」

「いやでも〜…etさんだとバレる可能性あるじゃん!?」

「…馬鹿にしてる?」

「あっはは、バレた?w」

「…さいて〜」

「ごめんって〜w」

頭を優しく撫でられる。

「っ…も〜…」

そっと、yanくんの肩に頭を預けて、yanくんの服をぎゅっと握る。

「…っ…あれ、今日は甘えたですか?珍し〜w」

「…だって…最近全然触れられてなかったし…」

「…寂しかった?」

「…」

コクッと頷く。

すると、頭を撫でてくれていた手が頬、肩に下りてきて、優しく押されてぐいっと距離が縮まる。

「…ひゃっ…」

yanくんのもう片方の腕が私の背中に回ってきて、ぎゅっと抱きしめられる。

「っ…」

初めての、ハグ。

初めての、彼氏の腕の中。

「…っ…yanくっ…」

頬がどんどん熱くなる。

そんな私を見て、yanくんがふふっと笑う。

「……可愛い」

いつもより近い距離でそう呟かれ、肩が思わずビクッと震える。

心臓の音がうるさい。

嬉しいけど、恥ずかしい。

「…俺も寂しかった…」

「…っ…えっ」

「こんなにもいつも近い距離にいるのに、一番近くにいてほしい人はetさんなのに、なんかetさんが一番遠く感じてさ」

「っ…yanくん…」

私が思ってたこと。言いたかったこと。

全部言ってくれた。同じ気持ちだった。

私も、私も同じだよって。

自分の気持ちをしっかりとyanくんに知ってほしくて。

「っ…」

勇気を出して、私もyanくんの背中に腕を回す。

「…わ、たしも…!私も…同じこと思ってた…。ずっと、yanくんと話したいなって…。誰よりも近い距離にいたかった…っ 」

そう話した途端、抱きしめられている力が加わる。

「っ…へ…」

「…etさん…あのさ、ずっと考えてたんだけど…etさんもずっと話したいって思ってるなら、みんなに付き合ってるって言わない?」

「……えっ?」

予想外の言葉に、思わず声が出る。

「…な、なんで、?恥ずかしくないの?」

「…そりゃあ…まぁ…恥ずかしいけど…」

yanくんの片手が私の頭に添えられ、yanくんの顔が私の耳元に近づき、そっと囁く。

「こうやって…たくさん触れられないほうが、俺はきつい」

「っ…」

心臓が、速いスピードで脈を打つ。

頭に血がどんどん上っていく。

「…っ…わ、かった…言う……」

「…っ本当…、!?別に無理しなくてもいいんだよ?できたら言いたいってだけで…」

「っ…ううん、言うの……私も、yanくんと触れられないの……嫌だから…」

自分で言ってる最中に、なんだか恥ずかしくなって、ぽすっとyanくんの胸に顔を埋める。

「……可愛い…」

「…っえ?」

「やっぱ可愛いよね、etさん」

「…はっ、!?」

ゆるりと抱きしめられている力が弱まり、顔を合わせる。

「…ふふっ、顔真っ赤じゃん」

「っ…真っ赤じゃ…ない…し」

そうして目をそらそうとすると、yanくんが私の顎をクイッと持ち上げてじっと見つめてくる。

「…だめ、目合わせて」

「っ〜…も、も〜やめて…」

顔が熱くて、何も考えられない。

「…ははっ、ごめんね?」

パッと手を離され、さっきよりも距離が離れる。

「っ…はぁ…」

「ごめん、からかいすぎちゃったw」

「っ…も〜…」

「…あ、そういえば~……みんなに、付き合ってること言うんだよね?」

「っ…そ、そうだけど…」

なんだか、付き合ってること言うんだと考えたら、恥ずかしくなる。

「…よし、なら…今から言いにいこ!」

「えっ、今から…!?」

「言うんだったら早く言おうよ!」

yanくんが立ち上がり、ぎゅっと手を握られて引っ張られる。

「わっ…ちょっ…」

「…とりあえず集まって〜って連絡する?」

「べ、別にいいけど……yanくんから付き合ってること言ってね…!?」

「大丈夫大丈夫、そのつもりだから〜!」

「っ…本当かな〜…」

みんなで集まったら、『etさんから言ってね』とか言ってきそう…。

「本当だって〜!とりあえず連絡するね!」

「っ…はーい」





この後集まってみんなに報告したら、それはもう大変だった。

「え、なんでみんな集められてんの?」

jpが不思議そうな目で、ソファに座る。

「実は俺とetさんから…報告があって…」

みんなが集まったことを確認してから、yanくんがそう言う。

「え、何?」

「…実は俺とetさん…付き合ってます!」

「「………」」

長い沈黙。

実際は数十秒ぐらいだと思うけど、数分間の沈黙に感じた。

「……っ…」

どうしよう。みんな、どう思うのかな。

今さら『恋愛禁止です』とか言わないよね…?

不安が募っていく中、やっとみんなの口から声が発せられる。

「「……ぇ…えぇええっ!?」」

「ぅわっ…」

「っ…うるせ〜!」

みんなが揃って叫ぶから、それはもう耳が終わるかと思うくらいうるさかった。

「いや…え!?まじでっ!?」

「まじです!」

「えぇ!?」

「まじか……おめでとう!!」

「……ぇ…」

あれ…なんか思ってた反応と違う…。

「いや…まじびっくりしたわ…」

「全然気づかんかった…」

「おめでとうしか言うことないな…」

(…ぇ…えっ…?)

みんなの優しい言葉で、さっきまで自分が思っていた色々な不安が、次々と消えていく。

「いやー…俺ら隠すの上手すぎたな」

「いや…まじで今でも信じられん……」

「……」

言葉が出ない私に、yanくんが疑問に思ったのか、話しかけてくる。

「…etさん?どうしたの?」

「…ぁ…いや……さっきまで緊張してたから…どんな反応されるか怖くて……」

「……」

yanくんが私と距離を縮めて、私の手を握る。

「…大丈夫?無理しなくてもよかったのに…」

「い、いや…私…もっとyanくんと話したかったから… 」

「……っ…そ…う…そっか…」

yanくんの耳が若干赤くなったと思ったら、 握っている手に力が込められる。

「……なんだろ、本当に二人って付き合ってるんだね」

「…な、信じられへんかったけど……この雰囲気はガチで付き合っとるわ…」




それから、私たちは撮影中でも、みんなで集まってるときも、お互いに話しかけるようになった。まだまだみんながいる前で話すのは慣れないけど…。

「…あ、etさん!そういえばさ〜……」

私の隣に座って、私の手の上にyanくんの手を重ねられて、ぎゅっと握られる。

「…!」

yanくんが積極的に触れてくれるようになって。

「あのね〜」

前よりもyanくんに近寄れたようで、嬉しくて、楽しくて、私だけ特別扱いしてくれてるみたいで

「…ふふっ…」

なんだか、くすぐったい。







この作品はいかがでしたか?

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コメント

6

ユーザー
ユーザー

これのどこがボツなんですか!?!? またまた最っっっ高な🍗🍫の供給本当にありがとうございます😭😭😭

ユーザー

最高….ᐟ‪‪‬.ᐟ‪‪‬ ノベル書くのも上手いのか…🥲 投稿お疲れ様です🍵

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