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「人生」っていろんなことがある
「人生」って生まれた時から決まっている「定め」なのだから
どんなに「不可解」なことが起きてもしょうがないと思っていた
そう信じていた
だから、今起こっていることもしょうがないと思っていたが
心の奥深くでは、信じたくない
そう思っていた
僕は今日もつまらない一日を過ごしていた
いつも通り、変わる様子のない
情緒不安定な空を見ながら
時間がただただ過ぎていくのを待つだけだった
夕方、帰る頃には雨が降っていた
家に着く頃にはすっかり暗くなっていた
いつもと変わらないことを繰り返し
やっと一日の終わり「おやすみ」を言う時間が来た
起きた時、夢でも見てるんじゃないかと思った
変わることのない日にひょんなことから迷い込んでしまった
迷い込んできた「不可解」「異変」
目の前には今寝ていた家はどこにもなく
見慣れたものは何一つなく
そこには、絵の具を適当にぶちまけた様な世界が広がっていた
今起こっていることを
信じたくはなかった