☀「…………」
卍「……………」
☀「……」
卍「…奇妙だな。」
☀「奇妙というレベルの問題なんですか?」
卍「いや、お前だって突然こんな真っ白な部屋に…こんな状況に、なんて言えばいいんだよ。」
☀「……白い部屋、ですか。」
卍「!!…………はぁ、本当になんなんだここは…」
☀「………」
卍「とりあえず、一旦この部屋について調べ、状況の整理をしよう。」
☀「……そうですね。」
卍「お前さっきからぼーっとしてないか?俺の話聞いてたんだろうな?」
☀「失礼な。ちゃんと聞いてますよ。さ。早く始めましょう。」
卍「ほう?それならいいんだが。」
卍「この部屋は本当に条件を果たした者しか帰さないようで、ドアも窓も無い密閉空間。そして壁は一面白でとにかく硬い。コンクリート以上の硬度であることが考えられる。」
☀「我々の所有している兵器で壊せないという程ですからね。力尽くでの突破は難しいでしょう。
それに、この部屋にはベッド以外に一つも物が置いてありませんでした。ベッドの大きさはちょうど人二人、余裕で寝そべることができるクイーンサイズ…」
卍「やはり、あの文言通りらしい。
『セックスしないと出られない部屋』
余程性根の腐った奴が作ったんだろうな。二国が困り果てている姿が見たかったのか…、あるいは」
☀「結局どうするんですか?一応ある程度の空腹になら耐えられますが。」
卍「助けを待つ前提か?ハッ、国という存在、ましてはアジア唯一の列強ともあろう国が他人任せか?」
☀「まだ”助けを待つ”なんて言ってませんが?私は傍観者が飽きるまでこの状況を維持させ、脱出できないかと言いたかっただけ………
はぁ。これだから青二才にも満たない国家は。人の話を聞いていないのは貴方の方ではありませんか?」
卍「ッ国に年齢なんて関係ないだろ。」
☀「では、ただ単に頭のできが悪いだけということですか。」
卍「ッッ!!、とにかく、これからどうするかだ。」
☀「……………」
卍「…なんだその顔は。」
☀「いえ。別になんでもないですよ?」
卍「はぁ……。まったく。こんな面倒な奴ではなく、私の友人がこの場にいれば、すぐにでも出られただろうに。」
☀「!」
卍「…?どうした。お前だってわた」
☀「もういいですッ!!!貴方なんかに頼らなくても自力でこんなとこ出れますから!!!!なんたって私は亜細亜唯一の列強ですからね!!!!!」
卍「??きゅ、急にどうしたんだよ」
☀「今必死で脱出する方法を考えているので話しかけないで下さい。」
卍「…???にほん、」
☀「ッッッ……!!!!!!!!!」
卍「!、、………………」
どうでしたでしょうか。
こういう文章は初めて書くので温かい目で見ていただけると幸いです。
ちなみにナチスさんの言ってた友人はサロちゃん(サロ共和国)のことです。
これだけだとナチ日帝というよりナチイタですね…
前述した通り史実優先のえちいの皆無ですのでそれでも良ければ。
コメント
3件
勿論文章力のすごさにも驚いたけどサロ共和国知ってる人の小説があったとは…! 文章力も高くて、ホントに尊敬しかないです…!
なんかこう...とりあえずハート連打しときますね(^-^)