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〜深澤side〜
深澤「ここは…」
岩本「城の中か。」
ラウール「みんなは…?」
城の中に入ったら俺と照とラウールだけになっていた。
ひとつの大きな部屋の中に3人でいる。
多分ここが1番上じゃない。
ブリード「来たようだな。」
ラウール「アイツ…」
岩本「あの時の…」
深澤「…久しぶりじゃん。」
俺たちの前に現れたのはこの前俺と照を倒したアイツ…ブリードだった。
ブリード「貴様らはここで終わりだ。」
岩本「これが狙いか。」
ルルギアが前に言っていた退場していただきますって言葉の意味。
それは俺たちをこっちの世界に呼び出して滅ぼすって事か。
深澤「…まぁ簡単に負けるつもりねーけど。」
ラウール「倒すよお前を!」
岩本「俺たちの力見せてやる。」
ブリード「そうか。ならば来い!」
ブリードは冷静に俺たちを見つめている。
挑発に乗る訳じゃないけどなんな余裕な態度崩してやらねーと気が済まない。
岩本「はっ!」
深澤「はあああ!」
まずは俺と照でブリードに攻撃する。
ブリード「無駄だということを忘れたのか?」
ブリードは氷を出して俺と照の攻撃を凍らせる。
簡単にやってくれるわ…けど今の俺たちにはもう一人いるんだよ!
ドカーーーーーン!!!
ブリード「なに?」
ブリードの身体に攻撃が命中した。
冷静なアイツも今の攻撃を受けて驚いたらしく声を出した。
ブリード「…光か。厄介だな。」
ラウール「光は眩しいだけじゃないよ!」
俺と照は奴に俺たちの攻撃が効かないとこを分かった上で攻撃をしていた。
ラウールの不意打ちが決まるように。
ラウールは光を消してブリードの目の前に再び出して攻撃した。
いくら奴の氷が強力で俺たちの攻撃を凍らせようとも見えない攻撃を防ぐのは不可能なはずだ。
ラウール「もう一度だ!」
深澤「いけラウール!」
岩本「援護は任せろ!」
ラウールに攻撃を任せて俺と照でラウールの光が最も効果を発揮出来るように援護していく。
俺たちのチームワークで奴に攻撃がどんどん当たっていく。
このまま攻撃を続けていけばあいつに勝てる…そう思った時だった…
ブリード「…無駄な足掻きだ!」
ラウール「凍った!?」
岩本「…バカな」
深澤「…嘘でしょ?どうやって…」
奴にラウールの光は見えていなかったはずなのに止めた…。
信じられずにブリードを見つめる俺たち。
ブリード「いくら直前まで貴様の攻撃が見えないとしても私の体温を下げて当たった時に貴様の技ごと凍らせれば良い。」
つまりは今までずっと俺たちの攻撃を受け続けていたのは自分の体温を下げるためか…。
岩本「今度は一斉に行くぞ!」
照の言葉に頷いて俺たちは3人で一斉に攻撃を出した。
ブリード「………………!」
深澤・岩本・ラウール「ゔわあああああ!」
しかしブリードは強力な吹雪を出して俺たちを攻撃ごと吹き飛ばした。
吹っ飛ばされた俺たちは地面に転がる。
ラウール「…痛い…」
岩本「…くっ!」
深澤「…っ。」
ブリードが出す吹雪が俺たちの身体に付いていく。
そこから身体がどんどん凍っていってめちゃくちゃ冷たいし痛い。
身体の熱が奪われて…感覚もなくなっていく…
岩本「…2人とも…何とか…耐えろ…」
深澤「…う…ん。」
ラウール「…ゔぅ…」
ブリード「このまま凍って凍死しろ…。」
…くそ…ここで眠ったら俺たちは…
…なんとか耐えるけど…限界だ…
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