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前回に引き続き、このページを開いていただきありがとうございます。
今回はR作品です。ぱちぱち。
小説というかたちでR文章を表に出すのは初めてなので、恥ずかしい気持ちです。
がんばって書いたので暖かい目で見守ってください。
健気な吉田さん、かわいいですね。
ベッドに寝転がり、ネットサーフィン。
エゴサをしていると、嫌でも勇斗の顔が目に入るわけで。
目で追ってしまうわけで、。
ファンが書いた『かっこいい!』の言葉に頷きながら、今日の勇斗を思い出す。
今日はグループでの雑誌撮影だった。
勇斗は優しいからさりげなくスタッフさんを手伝ってあげていて、省エネな俺はそれを遠くから見ていた。
っていうか、そのときも何度も目で追っちゃっただけなんだけど…。
勇斗に荷物を持ってもらった女性のスタッフさんなんか、完全に堕ちましたって顔してて。
ああわかるよ、勇斗はあんなに顔がいいのに優しいし気が利くし本当にかっこいいんだよ。
2024年の顔なんて肩書き背負って。
映画もCMもどんどん決まって。
俺でも釣り合わないんだから1スタッフのあなたなんてもっと無理だよ。
なんて性格の悪いことも一瞬考えたけれど。
女性だってだけでそんな問題飛び越えちゃうくらい勇斗に愛される資格があるんだ、って気づいてからはもう無理だった。
頭の中では勇斗とあの女性のスタッフさんが仲睦まじく暮らしてる安っぽい映像が再生されて、実際に視界に映るのも勇斗がスタッフさんに「大丈夫ですよ!」なんて明るい笑顔を向けている光景。
自分は女性になりたいなんて思ってないし、勇斗と付き合うことはとっくに諦めている。
だからといって、勇斗が他の誰かのものになるのは別問題だ。
もし かしたら、なんて期待は抱いていたい。夢を失いたくない。
胸の中が黒い感情に支配されて、逃げることなんて到底できず。
撮影も上手くいかなくて、数字だけ増え続ける芸歴でなんとか乗り切ったのはよかった、けど。
家に着いても全く気力か起きなくて、デリバリーを頼んでなんとか食事と容器の処理を終わらせて、風呂から上がったらもう寝るはずの時間。
そして、今に至る。
こんなに疲れているのに、いや、疲れているからなのか、そういう欲は湧くわけで。
勇斗が俺を呼ぶ声を思い出して、下着の上からゆっくりと前をなぞる。
「…っ、ッぁ、」
するときに勇斗を思い浮かべてしまうのも、いけないことだって解りきっているのに、その背徳感も相まって辞められない。
『、じんと……』
「っひァッ……!」
勇斗が耳元で囁く声が頭の隅々まで痺れさせて、思わず既に硬くなった男根を取り出す。
そこからは既に少し滴が溢れていて、それを塗り込むように全体を扱き上げる。
でも、まだ足りない。
もうすっかり自分に開発されてしまった身体は、後ろの疼きを訴えていた。
ガタガタと余裕のない音を立てながら、なんとかサイドチェストから取り出したジェルを自身に纏わせる。
そのまま扱くとジェルが後ろまで伝い、それだけできゅうっと期待するように疼いた。
そして後ろへ、つぷりと中指を挿れる。
「…う、あぁッ、」
この違和感にはどうしても慣れないけど、勇斗の指だと思うだけで感じてしまう自分の身体にうんざりする。
「は、やと、、ん、ぁ……」
『じんと、声聞かせて』
「ゃあ、はずい、、ッん、」
キスをされる妄想とともに逆の手の指を口に突っ込む。
その指が上顎を撫でると、腰がびくびくと揺れてしまう。
「っふぁ、ゃ、、はゃひょ、、もっとぉ、♡」
もう1本もう1本と後ろの指を増やして、動きを激しくするとぐじゅぐじゅという水温が湿った室内に響く。
『音聞こえる?これ、じんとのナカの音だよ』
「っ……♡!いわな、ぃれえ、」
『ふはっ、きもちいねえ、』
「ん、うっん♡、きもちッ、きもちぃ…」
『じゃあもっと気持ちよくしよっか♡』
勇斗はそう言って、俺の前を握って素早く扱きはじめた。
前後から与えられる快感はすぐに脳を溶かして、もうなにも考えられない。
「………?!や、やぁ、だめなの、どっちも、は、あッッ♡、きもちすぎて、、へん、なっちゃうぅ♡!!」
もう自分がどんなに破廉恥なことを叫んでいるのかわからない。
ただ勇斗の視線が熱くて、その目に犯されるだけで自分のMの部分が刺激される。
『変になっちゃう、?wなっていいよ。安心して、俺はどんなじんともすきだから』
「はやと、あッ♡、すき、おれも、すきぃ、も、なんもわかんないくらい、だいすき、っ」
『後ろ、きゅんきゅんしてるよ。わざと?』
「ちがっ、わざとじゃなッッ♡、わざとじゃないっ!」
言葉にされると余計意識してしまって、快感の波が押し寄せた。
『ははっ、もうイきそうじゃん』
「うん、イっちゃうぅ…♡、も、むり、、♡、いきた、いかせて、くだしゃッ、、」
『ん、いーよ、イきな』
「イく、んあ、くるぅ、いく、いくいくいっ……あ゛〜〜ッ♡♡」
全身が弛緩して、いつの間にか起き上がっていた状態もぱたり、とベッドに倒れ込む。
勇斗が髪を撫でてくれるのが腰に残る余韻と相まって心地よく、ゆっくりと瞼を閉じた。
でも再び目を開くと当然勇斗なんかいない。
あるのは孤独に事を終えた自分と恋心だけ。
────あー、またやっちゃった。
思い切り腰を上げて吐精したそれは盛大に腹に広がっていて、片付けがめんどくさいななんて賢者らしいことが頭に過ぎる。
それでも自分のことだ、自分で始末しなければならない。
そうわかっているので、悲しいような虚しいような気持ちで白濁を拭って、後ろが気持ち悪いからもう一度風呂を沸かす。
さっきのお湯、残しときゃよかった。