氷を操る魔法使い

魔法＿

ｶｷｶｷ…ｺﾞｿｯ

ｶｷｶｷ…ｺﾞｼｺﾞｼ…

ファム「…はぁ。」

ｺﾝｺﾝ。

ファム「ルアくん？いいよー。」

ルア「ファムくん。長いね。何をやっているの？」

ファム「え！そんなに時間経ってた？ごめん。」

ファム「今、魔法数学の課題やってて。全然進まなくて。」

ルア「課題。あったかな。」

ファム「え？配られたはずだけど。」

ｺﾞｿｺﾞｿ…。

ルア「あ、あった。」

ｽﾞﾗｧｯ

ファム（え、怖い怖い。なにこれ。こんな？途中式こんな？）

ファム「えっと、いつの間に終わってたの？」

ルア「…魔法歴史のときに当てられなかったからやっていたかな。」

ファム「えっと。時間の使い方、上手いね…。」

ルア「そうかな。僕はただ寝ていたいから終わらせただけだよ。」

ファム「授業中ほとんど寝てたよね。それなのにしっかり解答当たってるからびっくりだよ。」

ルア「ありがとう。」

ファム「いやあの、寝るのはよくないと思うけど。」

ルア「眠くなるんだよね。考え込むと。だから動かない時は寝るようにしてる。」

ファム「あ、だから授業とか寝てるんだね。」

（どゆこと？）

ルア「…どこが分からないの？」

ファム「え？あ！えっとここの○○─。」

ルア「ここは─。」

ふわっ。

ファム「っ、//」

ルア「どうしたの？」

ファム「う、ううん。続けて。」

ルア「そう。」

ファム（今、一瞬だけ。何だかふんわりした香りが─。）

••┈┈┈┈┈┈┈┈••

ファム「ルアくん！ありがとう！」

ファム「お陰で課題が終わったよぉ！」

ルア「力になれたのなら良かった。」

ルア「それじゃあ僕は寝るね。おやすみ。」

ファム「おやすみー。」

ルア「あ、明日の朝は起こしに来なくて大丈夫だからね。」

ファム「え？あぁうん、わかった。」

ｶﾞﾁｬ。

ファム「…なんだか初めより焦ってるように感じたけど大丈夫かな。」

••┈┈┈┈┈┈┈┈••

ルア「…。」

ふわふわ。

ルア「……。」

☁︎︎*.𓈒𓂂𓂃◌𓈒𓐍

ルア（入学して早々あの期間に入るのか。）

ルア（明日から一週間程欠席しないといけないな。）

ルア「…欠席手当の提出書、書かないと。」

••┈┈┈┈┈┈┈┈••