コメント
6件
うわあぁ...✨ もうここで神、まじ神すぎます! 続き待ってます!
新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! すんごく幸せそうな日常とほんわかしたサムネイラストに、今からワクテカが止まりません! お忙しいとは思いますが、ゆっくり続きをお願いします。楽しみーヽ(=´▽`=)ノ
最初は、意外にも彼からだった。
「私、きっと貴方に依存しているところがあるんです。」
あれは、学校終わりだったか、はたまた授業の合間だったか、何の話の流れだったのだろう。忘れてしまった。
アイツは、そう言った。
アイツとはまだほんの1年程度の付き合いやった。
たまたまなんかハマっとるもんが一緒だったか、波長が合ったかでそっからは早かった。
毎日一緒に帰って、喋って、不思議なことに話題が尽きない。
それほどにウマの合うヤツだった。
聞き間違いなんかじゃない。
「え、エミさん?」
「依存、、、してんの?俺に。」
「、、、はい。」
コイツ、言い出しっぺのくせになに恥ずかしそうにしとんのや。
「、、、、、、、、、、しい」
「え?」
「めっちゃ嬉しいわ!!!!ありがとう!」
心底、嬉しかった。
俺だってさ、お前の依存しとんねん。
毎日、ひまわりみたいな笑顔で、ノリが良くて、俺の話も熱心に聞いてくれる。
そんな奴、今までおらんかった。
こんなに、、、、自分の唯一無二のパートナーだと思うような奴は出会ったことがなかった。
そんなヤツから、一番欲しかった言葉が聞こえた。
エミさんが、、、依存している。
エミさんは、、、俺に依存している。
自分に言い聞かせるように脳内で反芻する。
「あの、、、ゾムさん、、、?」
「エミさん、俺すげえ嬉しい!お前も俺とおんなじ気持ちやってんな!!エミさん、俺もエミさんがおらんと生きていかれへん!お前が、必要なんや!」
一息に、余す所なく伝える。
今まで世の恋人はどうやって両思いになったんだろうか、と思っていたが、今謎が晴れた気がした。
「エミさん、帰ろうぜ!!」
俺の、俺のパートナーの手を引く。
アイツも困惑しながらも嬉しそうに着いてくる。
外は雪だ。
冷たい空気がなぜかあったかく感じるのは、きっと気の所為じゃない。