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いやー、消灯後の秘密集会、めっちゃドキドキしました!黒尾さんが突然現れた瞬間の「やば」感、6人全員の息を潜める空気が伝わってきて、思わず笑っちゃいました。赤葦の咄嗟の言い訳とか、それぞれがキャラ立ちしてて好きです。合宿中にアイドル活動って裏で大変そうだけど、この6人の秘密の絆が愛おしいですね。続きが気になります!
『無気力組はアイドル!?』第3話 ――消灯後の集合
夜。
合宿所の廊下は静まり返っていた。
消灯時間を過ぎ、ほとんどの選手は眠っている。
梟谷の部屋では――
「赤葦、寝ないの?」
木葉がベッドから声をかける。
「はい。少しだけ用事があります」
「そっか。遅くなるなよ」
「分かってます」
赤葦は静かに部屋を出た。
同じ頃。
青葉城西の部屋。
国見が布団からゆっくり起き上がる。
「……トイレ」
及川が寝ぼけた声を出す。
「国見ちゃん?」
「はい」
「早く寝るんだよー……」
「分かってます」
国見は静かに部屋を出る。
白鳥沢では白布が。
烏野では月島が。
音駒では研磨が。
稲荷崎では角名が。
それぞれ、誰にも怪しまれないよう部屋を抜けた。
そして――
合宿所の一番奥にある、小さな空き部屋。
「……全員来た?」
赤葦が確認する。
「来た」
国見が椅子に座る。
「眠い」
研磨が机に突っ伏す。
「俺も」
角名が隣に座る。
「お疲れ様です」
白布が入ってくる。
「お疲れ」
月島も続く。
6人が揃った。
赤葦がスマホを取り出す。
「明日の夜、MIRAIの新曲のレコーディングがあります」
「……合宿中に?」
月島が聞く。
「はい。オンラインで仮歌を録るだけです」
「それならよかった」
白布が頷く。
「さすがに東京まで戻るのは無理ですからね」
「そうなんです」
赤葦は予定を確認する。
「それと、来週のライブについて――」
そのとき。
「……」
国見が急に黙った。
「国見?」
「……誰か来る」
全員が静かになる。
廊下から――
足音。
「……」
研磨が顔を上げる。
「やば」
足音が近づいてくる。
「誰?」
角名が小声で聞く。
赤葦が電気を消す。
真っ暗になる。
ガチャ。
ドアノブが動いた。
「……」
6人は息を潜める。
そして――
「……あれ?」
ドアが開く。
廊下から顔を出したのは。
「研磨?」
黒尾だった。
「……クロ」
「何してんだ、こんな時間に」
「……」
研磨が固まる。
黒尾は部屋の中を見る。
「……お前ら?」
国見。
白布。
月島。
研磨。
角名。
赤葦。
全員が揃っている。
「なんで6人でこんなとこにいるんだ?」
沈黙。
赤葦が一瞬で答えを考える。
そして――
「明日の練習について、少し話していました」
「……こんな時間に?」
黒尾が怪しむ。
「はい」
白布もすぐに合わせる。
「明日のメニューについて確認してました」
「へぇ……」
黒尾は6人を見回す。
「まあ、寝坊すんなよ」
「分かってる」
研磨が答える。
「じゃ、おやすみ」
黒尾がドアを閉める。
足音が遠ざかっていく。
「…………」
全員が一斉に息を吐いた。
「危な……」
角名が笑う。
研磨が机に突っ伏す。
「もう帰っていい?」
「まだ5分しか経ってませんよ」
赤葦が言う。
「……あと25分?」
「はい」
「長い……」
月島が小さく笑う。
「アイドル活動より合宿のほうが大変そうですね」
「それ言わないで」
国見が呟く。
6人は声を抑えながら笑った。
――誰にも知られてはいけない。
学校では、普通のバレー部員。
夜は、MIRAI。
その秘密を守りながら。
6人の合宿生活は、まだ始まったばかりだった。