皆さん、私の作品を見ていただきありがとうございます。「記憶の隅の人物像」はあまり更新できてなくてすいません。続きを考え中です。なのでその間に「ソクジナ姫の恋物語。」をたくさん更新していこうと思います。また、新作を作る可能性もあるのでそこんところよろしくお願いします。あと、私はずっとノベルで書いてたんですけどチャットノベルがよかったらコメントください。前にも言いましたがこのお話はグテジンです。シュガジン、ホプジン、ナムジン、ジミジン要素はいっさいありません。学パロです。それでは、第四話、どうぞご覧あれ!
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皆さん、こんにちわ!!ワールドワイドハンサム、略してWWH、キムソクジンです!!昨日は面白そうなbl本を手に入れたので大満足です!!それより!聞いてくださいよぉ!!なんとわたくしキムソクジン、今日返された数学のテスト八十二点だったんだよ!!凄くない!?これでテヒョナに自慢できる!!と思ったら、テヒョナは昨日転入してきたばっかりだからテストは受けてないわけで。
🐹「クッソ、せっかくのチャンスが…」
ん?待てよ、アイツめっちゃノート綺麗にとってたし、授業態度もいいし、もしかして、バチくそ頭良いんじゃ?…うん。絶対そうだ!!なら今回は逆に良かったんじゃないか?アイツに点数自慢されずに済んで…やっぱり神様は俺の味方なんだ!!
🐹「ありがとう、神様…」
🐔「何が?」
🐹「うわっ、なんだ。アコかよ。」
🐔「なんだってなにさ!逆に誰だと思ったの?」
🐹「そりゃあ、テヒョナとか。」
🐔「…ジナさ、今日ずっとテヒョンくんのこと考えてない?」
🐹「へっ!?んなわけないだろ!」
🐔「授業中もずっとテヒョンくんのこと見てたよ。」
🐹「そりゃ、隣にいるんだから見るだろ普通!!」
🐔「いや、尋常じゃないぐらい見てたよ!!」
🐹「見てねぇし!!」
🐔「はぁ?じゃあ無自覚だったってこと!?無意識にテヒョンくんのこと見つめてたってこと!?それってもう…」
『恋じゃん!!!』
🐹「恋なわけあるかい!!」
🐔「えぇ?本当かなぁ?」
🐹「おい、にやにやすんな、キモい」
🐔「ハハッ!大丈夫、ジナも同じぐらいだから。」
アコとのノリは今日も通常運転。ずっとこんな会話を続けているとさすがに先生から「そこ!うるさいぞ!」と注意されてしまった。
「今回はみんな点数よかったので、引き続き頑張るように!」
先生の声が耳に届くとみんな、「はーい」と返事をした。
「三時限目はこれで終わり!四時限目の古典も頑張れよ!」
と言い残すと数学の先生は教室から出ていった。
🐹「次は古典かぁ~」
(また、あの地獄が始まる。)
友達になったとはいえ緊張は治らなくて、授業中なんか石になったのかってぐらい固まったいるらしい。アコ曰く。
🐹「何であんなにドキドキしちゃうんだろ…」
(って違う違う!!俺が好きなのはbl!!!!だから、決してテヒョナが好きとかそんなんじゃない!!そうだ!!絶対そうだ!!)
🐯「ジニヒョン。」
🐹「はぁい!!」
突然聞こえた低い声にびっくりして変な返事になったしまった。
🐯「フフっ、今日はテンション高いんですね。何かあったんですか?今日のテストの点数がよかったとか!」
🐹「へっ?あぁ、まあそんなとこ。」
🐯「何点だったんですか?」
🐹「あっ、えぇーと、」
(言ったら「俺の方が頭良いですね」とかいってバカにされるに決まってる。)
🐹「こっ、個人情報だ!!プライベート侵害!!」
🐯「えぇー!良いじゃないですか!教えてください!」
🐹「嫌だね!!」
🐯「…お願い。ジナ。」
🐹「なっ!…………」
上目遣いで聞いてくるテヒョン。でもそれは可愛いよりかっこいいの方が当たってるかも。突然のジナ呼びに顔がぼっと赤くなる。
🐯「フフっ、顔真っ赤。」
🐹「お前!!俺が年上なんだぞ!!敬語を使えと昨日言っただろ!」
🐯「同い年でしょ。そんな馬鹿みたいなジナのお願い聞いてあげたのにジナは僕のお願い聞いてくれないの?」
🐹「いやっ、俺だってお前のことテヒョナ呼びしてやってるじゃねーか!」
🐯「でも、俺はヒョン呼びも敬語もしてるんですよ?ジナは呼び方だけなのに。そんなの不平等でしょ?」
🐹「へっ、屁理屈言うな!!」
🐯「これは立派な理屈だよ。」
(クッソ、完全にこいつのペースに呑まれてる…)
🐯「で?どうするの?ジナ。」
🐹「…お前、がち生意気。」
🐯「そんなこと言ったって俺には効かないよ。ただジナが可愛いだけだから。でも、どうしてそんなに頑なに教えてくれないの?もしかして、本当は毎日、ジナ呼びされたかったのかな?」
にやにやしながら聞いてくるテヒョナ。いつもは当たりが強いから少しは素直になってみようと思った。
🐹「う…ん…」
🐯「へっ?ジナ…?今、なんて…」
🐹「っ!なっ、何が!?俺、なんもいってないよ?」
🐯「えっ、あっ、そうですか…聞き間違いだった見たいです…」
🐹「八十二。」
🐯「へ?何が?」
🐹「テストの点数。」
🐯「あぁ~なるほど。って82!?」
🐹「あぁ、そうだよ!馬鹿にするならしろ!!」
🐯「凄いじゃないですか!!ジニヒョン、頭よかったんですね!!」
🐹「なんだよ!同情ならいらねーぞ!!」
🐯「はぁ!?なにいってるんすか!俺のテストの最高得点、十八っすよ!」
🐹「えっ?50点満点中?」
🐯「百点満点中です。」
🐹「えぇ!?お前、頭悪いの!?」
(いや、50点満点中でも十八点は低いけどさ!!)
🐯「逆にどこ見て良いと思ったんですか?」
🐹「いや、ノートめっちゃきれいだし、授業態度めっちゃ良いし!」
🐯「あぁなるほど。俺、頭めっちゃ悪くて体育以外ほぼ1なんすよ。だから、生活態度だけでも良くして成績上げてるんすよ。なんで、ほとんど成績のためっす。」
🐹「なるほど。それで先生たちには良い子ずらして媚売って留年を逃れていると。」
🐯「ちょっと!別に媚売ってる訳じゃないですよ!」
🐹「嘘つけ!!他の人の前だと真面目面してるくせに俺の前だけくそ生意気じゃねーか!!」
🐯「ジニヒョンが可愛いからからかっちゃうんですよ。」
🐹「かっ、可愛くないし。」
🐯「また、紅くなった!林檎みたい!」
🐹「誰のせいだと思ってるんだ!!」
🐯「俺のせいでジニヒョンは照れてるんですよね。」
🐹「なっ!!」
(またこいつは生意気なことを…)
キーンコーンカーンコーン
🐯「授業始まるんで俺は真面目モードに入りますね。」
🐹「あぁ、そうしろ!そして一生喋んな!!」
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(ヤバい…結構ジナ呼び良かった…うん。何て言うか、良かった。別にテヒョナだから嬉しいとかじゃないし!ただアコもジナ呼びだからそっちの方が慣れてるだけだし。)
ふと隣を見ると真面目に授業を受けているテヒョナが目に映った。
(やっぱりこいつ、顔が良いな…てか、こんなに真面目にノートとってんのに本当は頭の中すっからかんで何もわかっていないバカって言うのが結構面白いな。)
(だんだんこいつのこと分かってきた気がするわ。イケメンでモテて運動神経よくて真面目くんでも頭が悪い四次元くん。)
(馬鹿…良い弱点を見つけた!これで俺もからかってやる!やられたらやり返す!倍返しだ!なんちゃって!)
「おい、ソクジン!!ちゃんと授業きいてんのか!!」
🐹「へっ!?はっ、はい!すいません。」
みんなの前で赤っ恥をかくと隣にいるイケメンもふふっと笑った。
(くそ!今に見とけよ!このバカイケメンめ!)
今日もソクジンくんは通常運転でありました。
第四話テスト 終わり
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