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京大生のウマヅラハギ
ウマヅラ「お前、紅茶って呼ばれてるの?」
紅茶「……は、はい。まぁ、そういう名前で」
ウマヅラ「俺、ウマヅラハギ。文学部……ってことになってる笑 」
紅茶「……ってことになってるって、どゆこと笑笑」
ウマヅラ「細かいことはいいの。──それより、そんな細っこい腕で、重い本持てるんスか?」
紅茶は関西弁で返そうとしたが、彼の鋭い視線にたじろいだ。
紅茶「……なんで俺のこと、知ってるん……」
ウマヅラ「さぁ?けど、紅茶さんのこと、もっと知りたいって思ってる」
その言葉が妙に生々しくて、紅茶は逃げ出せなかった。
紅茶「ほんまやめてや〜、そんな大声で言わんといてや……恥ずかしいって」
暇人「おー、なんや照れてんのか?ウマヅラの前で、めっちゃ可愛いやんか!」
できおこ「いや、それは間違いなく恥ずかしいかは。でも、紅茶がお前 ウマヅラに照れるなんて珍しいこと」
紅茶「そんなん言わんといて!なんか余計恥ずかしなるやん……」
ウマヅラ「ふふっ、そんな顔されると余計にいじめたくなる笑」
暇人「ウマヅラ、お前ほんまに紅茶のこと好きなんやな」
ウマヅラ「当たり前。俺の紅茶さんだから。誰にも渡したくない」
できおこ「でも、あの二人の仲見てるとおもろい。紅茶はおとなしいけど、実はウマヅラにメロメロやろ?」
紅茶「そ、そんなことないわ!ちゃんと自分の気持ち分かってるし!」
暇人「いや、分かってるのはウマヅラの方やろ。紅茶は翻弄されてるだけや」
ウマヅラハギ「翻弄されてる?それでいいやん〜。俺だけに夢中なら」
紅茶「……うぅ、ほんまにうっさいわ!」
みんなが笑い合う中、紅茶の頬は赤く染まった。
暇人「ほら、そんな顔してると余計にウマヅラが調子乗るで?」
ウマヅラ「調子乗って何が悪いんですか。俺は紅茶さんを幸せにする男だから」
できおこ「その通り笑。まあ、紅茶も幸せそうやし、ええんちゃう??」
紅茶「……まあ、そうかもな。ちょっとだけ、嬉しいかもしれん」
暇人「おっ、いい返事やん〜?。これからも仲良くしろよぉ〜?」
ウマヅラ「もちろん。俺らの関係は誰にも壊さないから」
できおこ「じゃあ、今日は俺らもお祝いに飯奢る。紅茶、何食べたい?」
紅茶「え、まじで?ありがとう!それなら……」
みんなでわいわい盛り上がりながら、温かい時間が流れた。
ウマヅラ「……なに、その顔、赤くなってる。こんなにかわいい顔、見たことない」
紅茶「そんなん、そんなわけ……あ、あかん、なんで急にそんなこと言うん……」
ウマヅラ「言ってる、俺は紅茶さんのことずっと見てたい。ほんとに、ずっと」
紅茶「……でも、ここは大学やで?人おるし、そんなことしたら……」
ウマヅラ「そんなもん、気にする必要ないから。周りの目なんて、どうでもいいなら。俺と紅茶さんだけ」
紅茶「……でも、急にそんな……」
ウマヅラ「ゆっくりしたいなら、ほら、あの空き部屋、知ってる?」
紅茶「空き部屋……?」
ウマヅラ「そう。ここからすぐ。誰も来んから。そこでゆっくり、紅茶のこと確かめたい」
紅茶は目をぱちぱちさせて迷いながらも、彼の熱い視線に抗えず小さく頷いた。
紅茶「……わかった。行こか……」
二人はそっと教室を離れ、静かな空き部屋へと向かう。
ウマヅラハギ「よし、そこで今度はもっと近づかせて」
紅茶「うん……」
距離が縮まると、彼の手が腰に回り、唇がそっと触れた。
紅茶「……っ、や、やめてや、そんな急に……///」
ウマヅラ「急でも、もう我慢できん。紅茶さんこ全部が欲しい」
紅茶は震えながらも、ウマヅラハギの熱に身を任せていった。
激しく激しく──
紅茶「……っ、や……///」
ウマヅラハギの指が布越しに紅茶の敏感な部分をなぞるたび、紅茶は震えた。
ウマヅラハギ「ほら、力抜いてって」
腰を支えられ、もう片方の手がさらに奥へと伸びる。
紅茶「っ……ふ、あ……っ/////」
ウマヅラ「いい声だなー。もっと聞かせろよ笑」
唇が首筋に触れ、舌が這う。胸の奥が熱く苦しくなる。
紅茶「……あかッ……っ、そこ……っ////」
ウマヅラ「だめって言いながら、逃げてないじゃん」
顎を上げられ、口を塞がれる。深く絡み合う舌に紅茶は声を漏らした。
ウマヅラ「……な、可愛いなぁ…」
耳元で囁かれ、身体はまだ震えていた。
紅茶「……も、無理……っ////」
ウマヅラ「無理ちゃう。まだ、いける」
紅茶「……っ、あ……や……っ/////」
ウマヅラ「声、我慢しないで」
唇を塞がれ、舌を絡められながら激しく動かされる。
紅茶はシーツを掴み、抵抗する力もなくなっていった。
紅茶「……っは……ぁ、ウマづら……っ//」
ウマヅラ「……。──もっと、俺だけ見て」
額を寄せ、瞳を覗き込まれ、動きはさらに激しくなる。
紅茶「っ……あ……っ、や、もう……っ////」
ウマヅラ「まだ。──俺が良いって言うまで、終わらんから」
背中を抱き寄せられ、胸の奥まで響く。涙がにじむ。
紅茶「……っ……ぁ、あ……///」
ウマヅラハギ「……可愛い顔」
最後まで紅茶を離さず、耳元で囁いた。
ウマヅラハギ「──これで、もう逃げれんでしょ」
紅茶は答えられず、目を閉じた。
紅茶「ウマ……あかん、もう……気持ちよすぎて、体が勝手に……///」
ウマヅラハギ「でしょ〜?俺が離れないのは当然」
ゆっくりと深く動かされるたびに、紅茶の身体は蕩けていき、視界の端っこにハートが舞うように輝く。
紅茶「はぁ……はぁ……ウマヅラ、もっと……優しゅうして……//」
ウマヅラ「わかった、全部お前のため」
彼は激しさを少し和らげ、紅茶の顔を覗き込みながらゆっくり腰を動かす。
紅茶「う、うま……もう、目がおかしなる……♡///」
ウマヅラ「その顔、好きかも。俺もおかしなりそう…」
声を合わせるように二人の呼吸は荒くなり、熱が全身を包む。
紅茶「う、うまづら……ああっ……もう、イク……イクでっ……!」
ウマヅラ「俺も……一緒に、イコ……っ!」
その瞬間、身体の奥から甘く激しい波が押し寄せ、二人は同時に深く満たされていった。
紅茶はとろとろの目でウマヅラハギを見つめ、甘く囁く。
紅茶「好きや……ずっと、そばにいてな 」
ウマヅラ「俺も。これからもずっと、俺だけの紅茶さんだから」
二人は余韻に浸りながら、優しく抱き合った。
ウマヅラハギ「紅茶、いい顔してる、」
紅茶は照れて目を逸らす。
紅茶「そんな、急に……」
ウマヅラ「急でもなんでもない。ずっと、こうしたかっただけ」
額を寄せ合い、呼吸を重ねる。
紅茶「ウマヅラ……」
ウマヅラ「紅茶……」
ゆっくりと唇が重なり、甘く蕩けるキスを交わす。
しばらくそのまま、二人だけの時間を味わった。
ウマヅラハギ「これからも、ずっと一緒におりたい」
紅茶は小さく頷いた。
大学の門を出ると、夕暮れの風が二人を包む。
ウマヅラ「行こっか、これからの道を」
紅茶「うん、ずっと一緒にな」
手を繋ぎ、長く伸びる影を見ながら歩き出す二人。