テラーノベル
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あれから数日が経って夏休みが明けた。
そして、そろそろ2学期が始まる。
r「ねーもう二学期〜?早くな〜い?」
h「早いね、あっという間だったよな」
r「ね!」
m「俺は別になんも思わないかな」
r「え〜」
涼ちゃんは相変わらず学校で楽しそう
大森先輩は…前よりは楽しそうに来てるかな?
ーお昼ー
r「元貴〜!お昼一緒に…」
m「ごめん、今日1人で食べる」
h「ぇ、なんで」
いつもは大森先輩の方から教室に来るのに、
今日は来なくて不思議だなと思いつつも
先輩の教室へ行った。すると、「1人でお昼を食べる」
と言い出した。
r「みんなで食べた方が美味しいよ!」
m「今日だけだよ。じゃあまた放課後」
h「あ、行っちゃった…」
どうしたんだろう、大森先輩…
r「…まぁ、そんな日もあるよね!
1人で食べたいって思う日も!」
h「…うん、そうだね!今日は2人で食べよっか」
r「うん!行こー!」
あれから数日経つけど、大森先輩は…
m「ごめん、1人で食べたい 」
m「今日も1人で食べるね」
m「ごめん、2人で食べて」
この調子で、最近はずっと2人でお昼を食べてる。
r「元貴、どうしちゃったんだろうね…」
h「わからない…」
そんなに何度も1人で食べたいと言われると、
少し心配になる。なにか悩みがなるのかな、とか
r「んー…まぁでも、1人で解決したい
なにかがあるんだよきっと!考えないでおこう!」
h「そ、そうだよな!考えるのやめよっか」
心配だけど、ここは先輩が悩みを解決するまで待つことにした
あれか数週間経って、変わらず涼ちゃんと2人で お昼を食べている。
そして、関係ないけど最近俺は考えてしまうことがある。
それは…
h「おかしい…」
r「んー?なにがー?」
h「だって!大森先輩と付き合って何週間も経つのに!
まだ!一回も!デートに!行ってない!?!?」
r「む!?」
そう、これが考えてしまうこと
大声で言うと、もぐもぐしてた涼ちゃんの口が止まる
だっておかしい。普通の恋人なら、付き合って
数日でデートに行くはずなのに
なのに…俺と先輩は?もう1ヶ月以上が経過
しているのに、まだ一回もデートに行っていない?
本当に俺たちって付き合ってるの?と不安になってくる
h「おれ、きらわれたかな…」
r「ん〜…。ん!」
「ん!」と涼ちゃんが言い、 俺のズボンの
ポケットに手を突っ込んできた
h「ちょ、涼ちゃんっ、くすぐったいって 笑 アハッ 笑」
r「ん〜!」
h「え、ちょ」
ポケットから手を出したかと思えば、
俺のスマホを手に持っていた。
すると、俺とスマホを向かい合わせにして
スマホのロックを解除した。
そして、連絡アプリを開き[大森先輩]
と書いてあるところを開いて電話ボタンを押した
r「ん!」
そして、俺に渡してきた!
h「ちょ!どういうこと!?
お、おれ…!先輩に電話かけたことなんてないんだけど!?!?」
そう言うと、涼ちゃんはやっと口パンパンに入った
食べ物を飲み込み、俺に伝えた
r「相手から誘って来ないなら、滉斗から誘えばいいんだよ๑◠ ◠๑ 」
と…
いや、そんなニコニコで言われても!?
戸惑ってあわあわしていると、スマホから
音がなくなり、「もしもし?」と聞こえてきた
r「ほら!がんばれ!」 小声
h「えぇ…//」
もうこうなったら誘うしかない…
ふぅ…と息を整えて、覚悟を決める
m「…滉斗、だよね?」
h「あ、ああああの!先輩…!」
m「ん…?」
やっぱり、いざ言うとなると緊張する
でも、言わなきゃ変わらない!言うんだ!
h「で、でーと…いきませんか……////」
m「…」
自分でも顔が真っ赤だろうな、ってわかるくらい
顔が熱くて、胸がドキドキしていた。
先輩はずっと無言で何も言わない
h「せ、せんぱぃ…?//」
m「あぁ、えっと…」
先輩からの返事は…
m「ごめん…」
h「ぇ、」
m「俺、さ ーーー…」
お、終わった。うわぁ、結構ショック…
というか、ほんとに嫌われてたんだ…俺なんかしたっけ…
あぁ、泣きそう…うわぁああ…
r「なんだぁ、そういうことだったんだぁ!よかったね滉斗!」
h「え…?」
いろんなことが頭によぎって、先輩の話を聞いていなかった
涼ちゃんに名前を呼ばれて気を確かにした、けど
h「な、なんて…?」
r「ん?元貴の話、聞いてなかったの?」
m「…恥ずかしいけどもう一回言うね、だから」
先輩の話を聞くと、まず
最近ご飯を一緒に食べれていなかったのは、直接
デートに誘うのは恥ずかしかったから
離れて連絡 しようとしていた…けど、やっぱり恥ずかしくてなかなか連絡
できないでいたから…らしい、それと、デートについていろいろ調べていたから
あと、さっきのごめんの意味は「俺から誘えなくてごめん」の謝罪だったそう
h「よかっったぁ〜…」
ホッとして、胸を撫で下ろした
r「じゃあ、デートする日とか行くところとか 決めなきゃだね!」
h「そうだね…!」
m「あ〜、行くところはもう決まってるっていうか…」
h / r「え?」
m「…今からそっち行くね」
そう言い、電話が切れた。
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お久しぶりです、投稿遅れてごめんなさい…🙇♀️
大森さん恥ずかしがってるの可愛いですなぁ
ではまた次回👋
コメント
3件
コメント失礼します🙇♀️ 全話読ませて頂きました!どれも素敵なお話で…!︎🫶🏻💗自然と口角が上がりました笑 これからのお話も楽しみにしています!🥰
ついに!デート!楽しみすぎる!着いていきたい!!((((