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「    何方ですか  ?   」

「  …  お前 、見えていないのか  、?  」

「  ……  声は聞こえるのですが  、

耳鳴りが凄くて言葉が聞き取りずらいです。」

「 …  み、見えるのか ?  」

言葉が噛み合いませんね  、

彼はなんと言っているのでしょうか 、

「 … 照明をつけていただけませんか 、?」

「 … 日本 、今は晴天の午後2時だ 、」

昼 … 時  、?

そんなの冗談でしょう ?だって、ほら、

あたりは暗くて、何も … 、

目隠しでもつけているのでしょうか 、

そっと目の方に手をやるも、直接的に目にあたり、

刺激が走った 。

「 痛ッ 、」もう一度目の周りを触れてみるも、

目隠しなどしていなかった、

辺りを見渡しても少しの影すら見えない。

「 あ 、あッ 、あ ッ 、あぁぁッ 、」

辺りを触れるも触覚だけが残った。

「 落ち着け日本 ッ 」

何方か私の手を掴み 、私を引き寄せた。

見えないが、抱きしめられている感覚だ。

「 会社に行かないと 、い、行かないと、 」

「菊ッ」

彼の怒鳴った声でわたしは黙った。

「 落ち着け 。追い込みすぎだ 。 」

「 ど 、なた 、、なんですか 、?

何故、ここに  、、?   」

「 … 日本、3人が心配してる 、」

「  … 3人 、?  」

「 俺はアーサー・カークランドだ 、

あとの3人はアルフレッドと、

イタリアと 、ドイツだ 。 」

「 … ぇ 、?  いや、あの 、あ、 」

誰  ?  誰かわからない人が私を抱きしめている。

どうして私の名前を?どうして 。

「 は、なし、てください 、」

「 日本 、大丈夫  、?  」

「  やっぱり様子を見に来てよかったな 、

電話してよかった 、 」

「 無理は良くないんだぞ!! 日本!! 」

怖い  _

怖い _   助けて  _

助けて中国さん _

助けてください  、

「 ち、中国さんッ 、中国さん、ち、中国さんッ

中国さん中国さんッ 、」

彼から無理やり離れて布団らしきものを手に取り中にくるまる。

「 … ごめんなさい。 すみません、」

「 …中国を呼べ  。」


眠っている時に 、一通の通知が届いた。

「 日本を見てくる  」

会議の時にドイツが1度確認として連絡を入れて大丈夫じゃなさそうだったら連絡する。

そう言われていた。

通知ではっと起き急いで軽い服で出かけた。

あいつ、何かあったんだ。

「  俺も行く 。」その連絡を入れると、アメリカも俺も行くよと連絡が来た。

空港に急いで走り日本へ飛び立った。

しかし、イギリスから日本は14時間かかる。

アイツらも、10時間以上かかるのだ。

それまで持ってくれ。


グループLINEにドイツから連絡がきた。

「 日本を見てくる  」

アイツ、また 。

アイツらは飛行機で10時間以上ある。

近いのは我ある。仕方ないから弟のために飛行機に乗ってお前のところまで行ってやるある。

それまでおとなしく待っておくよろし。

2時間55分で着き、いそいでアイツの家へ向かう 。

あいつに連絡を何度入れても返信が来ない。

いつも既読はすぐ着くくせに、

既読無視あるけどな。

家の方面に行く途中道端の端の方で座り込んでいる見慣れた奴いた。

「 … 日本 、お前こんなところにいたあるか。

皆心配していたあるよ。

大騒ぎしたある。後日みんなに謝るよろし。

迷惑をかけるな。」

彼の肩に手をぽんと置くと彼は我を睨みつけた。

「 …ッ」息を飲んだ。それは 、遥か昔に見た目だった。

白うさぎの目のように 、真っ赤な目  。

4時すぎ当たりはまだ暗い。

「 … 日本、?」

彼は我を殺そうとしたのか直ぐに立ち上がったが、

ふらりと倒れ込んだ。

「 ……日本 、」

日本を背中に抱え、家へ送り届けた。

「 … 懐かしいあるなぁ。

昔はよくこうやって連れていったある、

……なんでこうなってしまったんだろうなぁ、

兄にはなれなかったのかもしれねぇあるな、

お前をこれ程までに 、孤独にさせてしまった、

昔のこと、まだ 、許してねぇあるが、

許したいとは思ってるあるよ、

むかしに  … 戻りたいって  。」

彼の家に送り届け、体を洗い、犬に餌を上げ、

布団に入れ、 我は国に帰った 。

顔は     、  見たくないだろうからな   。

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