〈目次〉
日記…書かれたあるいは視聴覚的な記念品的記録であり、日付順に配列された個別の記入項目から成り、一日もしくは他の期間に起こったことを報告するもののこと。(「Wikipedia」より引用)
野菜売りの張り上げる声
子供が走り回りはしゃぐ声
大人たちが世間話をする声
…占い師が誰かを呼ぶ声
「そこの僕…」
辺りを見渡すも誰とも目は合わない。
「ダークブラウンの髪の僕…」
辺りを見渡すも誰のも違う色。
……自分を除けば
「おばさん、ぼくのこと??」
ほとんど確信を持って尋ねる。
「そう、君のことだ……占いは知っているかい?私は占い師だが、あいにく売れないもんだから暇でひまで………どうだ?ちょいと君の未来を、占ってやろうか?」
「そうやってお金をせびるの?ぼくの姿見えてる??」
自分の服はお世辞にもいいとは言えないし、なんならぼろぼろ、すすだらけのほこりまみれ。
こんな僕に話しかけてくる時点で、どんなやつか相場は決まっている。
「金ならいらない…老いぼれの戯言と受け取ってもらっても構わない……ただし、今から言う通りにすれば必ず君にも女神は笑ってくれる…」
…いみがわからない…女神なんて空想だ、妄想だ……そう思わないと今までの自分が報われない。
「女神なんていないよ」
「いや、いる」
周りの音が変に静かになった。
…いや違う、周りはまだ賑やかだ…
「いいかい?よく聞くんだよ…君はこの先辛いこともあるがそれ以上に幸せを感じるだろう…でも何もしなくては現状は変わらない……まずは手始めに日記を書いてみなさい…そうすれば君は───」
───誰かがページをめくる音
ぺらり、、、ぱらり、、、
シルバーの葉をつけた、ねじれた木
その下で本をめくる子供
ぺらり、、、ぱらり、、、
「───君は─────────」
こんにちはかいらいです
新しく外資系がメインの小説書いていこうと思います
今回はなんか雰囲気暗めですが、割と日常系で行こうと思ってますので、
さて、少年は誰なんでしょうかね
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