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マグ姉「まさか嫁だなんて!弔も可愛らしい子見つけたのねぇ!あらやだ、お肌ツルツルじゃない!羨ましいわっ」
チョンチョンと私の頬を指でつつくマグお姉さん(さっき紹介で明らかに男性だけれどマグお姉さんと呼んでと言われた)
トガ「結婚式あげたいですねぇ〜絶対2人かあいいです」
そう言って私の手を握るトガちゃん。
(ちゃん付けで呼んで欲しいと言われた)
『いやぁ……急すぎるし……何が何だか……』
そもそもその、私をここに連れてきた弔って子を好きとかでもないし何にも状況がわからないし……。
何も説明せず、唐突に嫁にするとか宣言されて……
何がなんやら……
スピナー「ほら困ってんぞ……」
そう呆れながら言うのはスピナーさん。
昔見た、MARVELのキャラにどこか似ている気がして真似したの?と聞くと「ちげーよ!」と笑いながら怒られた。
ミスターコンプレス「仲間が1人増えましたね、嬉しい限りです」
そう言うのは、白いよく分からない模様の仮面をしているMr.コンプレスさんだ。
仮面の下はまだ見せられないらしい。(親しくなると見せてくれるのだろうか……気になる)
荼毘「……お前、家族は。」
みんなとは違って座らず立ったままの荼毘さん。
口数少なくちょっと雰囲気怖い……?でも、家族のこと心配してくれてるのだろうか。
けれど
『親は2人ともいないよ』
この個性のせいで、大人になるまで
親戚中たらい回しにされた。
トガ「死んじゃったですか……?」
『あ、いやあの人たちを家族と呼べるかどうかわかんなくて……
この個性のせいで……めちゃくちゃだったし……』
そう言うと、みんなシン……と黙る。
そりゃあそうだよね、
みんな、こんな個性。
近づきたくないし、捨てられて当然だよね。
そう、下を向いた。
そして
『ごめんね、暗い話になっちゃって……!』
と言うと
マグ姉「ゔゔっ……泣」
えっ?泣いてる??
マグ姉「わかるわ!わかるわよ!その気持ちっ!」
トガ「凛ちゃん私もわかるです!!!」
そう言って
マグ姉さんは私の手を握り
マグ姉「若いのに苦労してきたのねぇぇぇ偉いわァァァァ泣」
とめちゃくちゃ泣いてくれた。
みんなも
Mr.コンプレス「ここにいるみんなはあなたの味方、そう思っていいと思いますよ」
スピナー「まあ、なんだ!これからよろしくな新入り」
マグ姉「よ゛ろ゛し゛く゛ね゛ぇ〜!!」
トゥワイス「おい!誰かティッシュかハンカチ持ってねぇの!?誰も持ってるわけねぇよ!!」
荼毘「持ってるぞ……」
マグ姉「あら、イケメンからハンカチを借りれるだなんて、、、チーーーーーン(鼻水を噛む音)」
荼毘「…………」
スピナー「荼毘、顔がこえーよ」
トガ「怖いのは元からですよォ〜」
Mr.コンプ「トガちゃん?それは失礼だからちゃんと謝って」
トガ「ごめんなさい……」
……
なんか、
なんかさ、
今までずっと自分だけの世界にいたんだ。
なんで自分だけこんな個性で産まれてきたんだろうって思ってたんだ。
人から嫌われてしまう
みんな遠ざかってしまう。
だから隠してきたんだ。
けれど
ここは____
私は笑う。
『あははははは!!』
わかってくれる人がいて嬉しくて嬉しくて____
凛ちゃんの笑顔が可愛すぎて一同びっくり。
『なーんか、スッキリした!
みんな、これからよろしくね!?』
笑い涙を指で取りながら言った時だった。
「何、俺がいない時に盛り上がってんの」