テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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🌟🐙✕👻🔪、🌩️🦒✕🤝詰め

第12話 - 第12話　🌩️🦒✕🤝　アイスバース

338

2024年10月01日

#にじさんじBL

#rbru

#rttt

いちごオレ

注意⚠️

・まだ🌈🕒️に沼って半年も経ってない新人リスナーが書いたものです

・口調迷子

・一人称、二人称捏造の可能性有（極限まで追求はしました）

・🌩️🦒✕🤝要素しかない

・ここから先伏せ字無し

・メリバ

・アイスバース

・学パロ

それでもいい方のみ先へGO！！

🤝視点

僕には好きな人がいる。名前を『宇佐美リト』という。

リト君は誰にでも優しくて明るいみんなの人気者だ。

でもこの恋が叶うことはない。

僕は世間一般で言うところのいわゆる『アイス』なのだ。

『アイス』というのは『ジュース』と結ばれると3分以内に溶けて死んでしまう人達のことを指す。

もしリト君がジュースだったら、僕は結ばれた瞬間に死んでしまう。

せっかく結ばれたのに死んでしまうなんて辛い。僕だったら絶対に耐えられない。

だからこの気持ちは墓場まで持って行く気でいる。

「…って、やば！もうリト君待ってる！」

窓の外を見ると、リト君が僕の家の前で待っていた。

急いで階段を駆け下り、玄関のドアを開ける。

リト君は急いで出てきた僕を見るなり、輝かしい笑顔を浮かべた。

「おはよ、テツ」

「お、おはよ！」

「髪ボサボサじゃんwめっちゃ急いで出てきただろw」

「しょうがないじゃん！リト君を待たせるわけにはいかないし…」

「別に俺は気にしないぞー？www、ま、テツが俺の為に急いで出てきてくれたのはちょっと嬉しいかもな？」

リト君が悪戯な笑みを浮かべる。

僕はその表情に胸がときめく。心臓がドクドクと脈打ち、顔が赤くなっていくのを感じた。

リト君にこの気持ちがバレるわけにはいかない…！

僕はリト君に赤い顔が見られないように下を向く。

「テツ？どした？」

「なんでもない！ほら、早く行こ！」

リト君の背中を急かすようにぐいぐいと押す。

しかしリト君はびくとも動かない。さすが筋トレしてるだけあって力があるようだ。

「なんだよーw押すなよw」

「リト君！ふざけてないで早く行こ！遅刻しちゃう！」

「わかったよwじゃ、行くか」

危なかった…。僕の気持ちがバレなくてよかった。

それにしても…。

僕がアイスで体温が低いから余計かもしれないが、リト君の背中はとても温かかった。

この温かい身体でぎゅっと包まれたら、僕はどうなってしまうんだろう。

叶わない恋だとわかっていても考えてしまう。

通学路の途中で幸せそうなカップルを見かけた。

「いいな…」

僕はリト君に届かないような声量でぼそっと呟く。

僕もあんな恋がしてみたい…。

しかし、僕はアイスだ。この恋が叶うことはもう二度とない。

…なぜだろう。わかっていることなのに胸が苦しい。

「…テツ？どうした？」

リト君が心配そうな視線でこちらを見てくる。

リト君に心配をかけるわけにはいかないと思い、僕は無理矢理笑った。

「なんでもないよ！ごめんね、心配かけちゃって！」

「…そうか？…なら、いいんだけどさ…」

リト君が何かを言い淀む。

「リト君、なんか言いたいことあった？」

「ん？あー………その…」

リト君が口をモニョモニョさせて言うのを躊躇う。

「？」

「その…今日…さ、放課後、屋上、来てくんね…？」

「いいよ。なんかしたいことがあるの？」

「まー、そんな感じ。ってなわけでよろしくな」

「わかった！」

🌩️🦒視点

俺はテツが好きだ。

いつからかというと、出会ったときからだ。俗に言う一目惚れってやつだと思う。

笑った時にちらりと見える八重歯も、俺より少し低い身長も、何かを褒めると嬉しそうに笑うところも、勉強してる真面目な姿も、全部好きだ。

しかしテツは鈍感で、意味ありげな言動をしても普通に返されるし、大体、毎日一緒に登校することなんて好きな人としかしないということを知ってほしい。

前々からずっと告白しようとは考えていたが、どうしても勇気が出なかったのだ。

しかもテツはアイスだ。俺がもしジュースだったらテツを殺してしまうことになる。

しかし、テツが俺に照れてくれた。

テツの照れた顔はとっても可愛くて、おもわず抱きしめたくなってしまうような、そんな表情だった。

これは脈ありなんじゃないか、不覚にもそう思ってしまったのだ。

ああ、俺は最低だ。テツが死んでしまうかもしれないというのに、自分の感情を優先してしまうなんて。

テツみたいな素敵な人が俺に振り向くことは無いことはわかってるのに。

どうせなら当たって砕けたい。そう思った。

今日の放課後。俺は告白します。

🤝視点

今日は勉強が手につかなかった1日だった。

リト君に放課後呼び出されたからだ。

誰だって好きな人に呼び出されたら緊張するだろう。僕だって同じだ。

さっきから心臓のバクバクが止まらない。

「すーー…はーー…」

深呼吸をしてみるが、今の僕に効果はほとんどなかった。

「…よし、頑張れ僕…！！」

もし、もしもの話だ。告白…だったりしたら、僕はどうすれば良いのだろうか。

僕がアイスだということはリト君含めみんなに知られている。

もしリト君がジュースだったら、告白を受けてしまうと僕は今日死んでしまうのだ。

告白を受け入れ幸せに死ぬか、告白を断り苦しいまま生きるか。

しかし、リト君と結ばれるなら死んでもいい。そう思ってしまう。僕はなんて自分勝手なんだ。リト君の心に深い傷を負わせてしまうかもしれないのに。

「すーー…よし、大丈夫だよ、僕。きっと告白じゃない。うん。きっと。」

僕は屋上へ繋がる扉のドアノブへ手をかけた。

🌩️🦒視点

ｶﾞﾁｬ

扉が開く。

テツが来てくれたようだ。

「ありがと、テツ。来てくれて」

「ううん、良いんだよリト君。それで、したいことって…？」

テツが俺の前まで歩いてくる。

夕日に照らされた姿が美しくておもわず見惚れてしまう。

大丈夫…俺…。ただ気持ちを伝えるだけ。それだけのことだろ。

俺は口を開いた。

「俺…テツが好き…なんだ…。」

テツの反応を見る。

テツは全てを察したような、憂いを少し含んだ瞳でこちらを見ていた。

迷惑…だっただろうか。

俺がジュースだったらテツを殺してしまうんだ。テツだって死にたくないはず。まだ高校生だ。先は長い。俺と結ばれなくたって、きっと素敵な人が現れるはずだろ。

そう思う内心とは裏腹に口は言葉を紡いでいく。

「テツがアイスだってことは俺も知ってる…。けど、可能性にかけたくなったんだ。俺がジュースじゃなくて、テツと結ばれる世界線だってこと。」

「…テツが迷惑だったら断ってくれていい。テツを殺すつもりはないんだ。」

しばらく、沈黙が続いた。

俺は口を開くこともできず、ただテツの言葉を待っていた。

テツが口を開く。

「…僕、ね。リト君と結ばれて死ぬなら本望だよ。」

…俺は、耳を疑った。

テツの表情は、後悔が一つもない清々しい表情だった。

「僕も、リト君が好きだよ」

テツは涙を流していた。

否、それは涙ではない。

テツの身体が溶け始めているのだ。

「う、嘘だろ…。なあ、テツ…嘘だって言ってくれよ…。俺は…ジュース…だったのか…？」

「そう…だったみたいだね」

テツは弱々しく笑う。

「ごめんね。リト君。でも僕、リト君と付き合えて幸せだよ。」

「テツ…テツ…！！」

俺はテツを抱き締める。

かろうじて形を保っているだけのテツはひんやりしていて冷たかった。

「ね、リト君。僕のお願い3つだけ聞いてくれないかな」

「ああ。なんでも聞いてやる」

「一つめ。僕の他に彼女を作んないで。僕の為に生きて欲しい。僕はもう少しで居なくなっちゃうけど、必ずリト君の近くにはいるからね。話しかけてくれたら答えるよ。リト君には聞こえないかもしれないけどね。」

「…もちろんだろ、俺がテツ以外に彼女なんて作るわけない」

「ありがと。約束だよ」

テツが笑う。

「二つめ。悲しまないで、リト君。僕はリト君と結ばれて幸せだから。死ぬことは後悔してない。リト君だってそうでしょ？僕と結ばれて、幸せだといいな。」

「あたりまえだ。幸せだよ。俺は世界で一番幸せ者だよ」

「…リト君にそう言ってもらえて嬉しいな」

テツが弱々しく笑う。

「最期のお願い。死ぬ前に…リト君とキスしたい。だめ…かな…？」

「ダメなわけない…。テツ、こっち向け。」

テツが俺の方を向く。

俺達の唇が、夕日をバックに重なった。

「…ありがとう、リト君。僕、世界で一番幸せだよ。」

テツの原型を留めなくなっていくそれは、俺の手からこぼれて落ちていった。

「リト君。…世界で一番、大好きだよ」

テツは屈託のない笑みを浮かべた。

そして、完全に溶けて、俺の目の前から消えてしまった。

テツのピアスを拾い上げる。

「なあ、テツ。俺、今幸せだよ。テツの他に彼女なんて作らねえ。テツがいなくなったことで悲しまねえ。だって、テツはここにいるもんな。」

俺はピアスを胸ポケットに大事にしまった。

『…ねえ、最近リト君おかしくない？』

『なんかおかしいよね。いっつも屋上で誰かに向かって話しかけてるし』

『確かリト君ってイッテツ君と仲良かったよね？イッテツ君が溶けちゃったから壊れちゃったのかな？』

『可哀想…。』

俺には、テツがいるから寂しくない。

テツはずっとここにいるから。

今日も俺はテツに話しかける。

「なあ、テツ」

メリバってこれで書けてますかね…！？

初めてメリバ書きました…。難しい…。

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たぶん初コメ？失礼します！めっちゃ感動しました！✨️もう泣いた😭 リト君がちゃんと約束守ってるのがリト君らしさがあって良かったです！！テツくんもリアルでこうゆう世界線があったら絶対あの約束言ってそう！とても良い物語でした！これからも頑張ってください！応援してます！！

お忙しい中書いて下さりありがとうございます!!自分も今度体育祭あるんですけど頑張れそうです笑私の好きが詰め込まれてて読んでてすごい感動しました。本当にありがとうございます🙇‍♀️🙇‍♀️ 今後とも頑張ってください応援してます！！

いちごオレ

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