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#Snow Man
さくらさく🌸
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NIKITA
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junp_
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クリオネ?
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目黒side
ru「めーめっ!ドンッ」
mg「うわっ!」
登校中、ラウールがいきなりぶつかってきた。勢いも相まって、少し体勢を崩してしまったが、体幹は良いため、なんとか持ち直した。
mg「ラウール、おはよ」
ru「おはよ。めめ、今日から来るって言うから、楽しみにしてたんだよ?俺」
mg「ふはっ!それはどーも」
そう。俺は今、学校の近くにいる。俺は今日から学校に行くことを決めた。
昨日、先生に告白して、もっと一緒にいたい、もっと先生を知りたいって思った。
それに、教師になるためには勉強もしないといけないし、いけないっていうか、やりたいって言ったほうが適当だ。
この間は先生が正門まで迎えに来てくれたが、今回はこっちから断った。「何で?」って聞かれて、「この前の二の舞いになるのを避けたいし、成長したいんで」って伝えた。そしたら、「もしかしたら、ラウールくんと一緒に来たほうが気が楽かもよ?」って言われた。少し複雑な気持ちにもなったが、確かに、ラウールとならそこまで気にせずに投稿できるかもとも思った。
そういった経緯で、今日はラウールと登校。登校といえど、ラウールの家は反対方向だから学校近くで合流だけど。
下駄箱を通って、少し軋む廊下を歩く。中庭から香る花の匂いも、窓をすり抜ける風の音も、生徒が駆け回る騒々しさも、俺が普通に登校していた頃と全く変わらない。俺の生活はこんなに変わったのに、世の中はいつも通りで、俺の変化はちっぽけでしかない。
東日が差して、俺に温もりを与える。そのせいか、いつの間にか眠気が襲ってきて、それでも、先生のため、と重たい瞼を持ち上げる。先生がいると、俺のモチベーションは上がる。俺の生きがいだ。
ru「てか、今日数学2時間ある日だよ?」
mg「そうなの?」
ru「みーんな嫌がってる。でもさ、阿部先生だから授業は楽しいんだよねー」
mg「そりゃそうだ」
ガラガラガラ
モブA「えっ、目黒?やっと来たか!久しぶりだな!」
モブB「めめがいない間に色々あったんだからな!」
意外にも、クラスメイトは皆、俺を受け入れてくれた。イメージ、今まで不登校だった奴がいきなり登校し始めると、周りはどう接したらいいか分からなくなって避けられる。そういうのを想定していた。改めて、俺は周りの友達に恵まれたと思った。
キーンコーンカーンコーン
ガラガラガラ
ab「おはようございます」
チャイムと同時に、阿部先生が教室に入ってきた。俺からしたら少し新鮮で、逆に皆は当たり前で。
新鮮だけど、もとの先生は何も変わってない。いつもの柔らかな笑顔で、生徒に優しくて、その上少し抜けてるところがあって可愛らしい。
生徒1「起立、気を付け、礼」
全員「おはよーございます」
ab「おはようございます」
号令なんて、聞くのいつぶりだろうか。椅子が引かれる不快な音も、耳を塞ぎたくなってしまう。
やる気はないが、先生が目の前にいると自然と笑みが溢れる。昔よりも気合を入れて挨拶した。
着席すると、先生は出欠を確認し始める。小学生でもないので、名前を呼ばれることはなく、空いてる席を座席表と照らし合わせながら確認する。
すると、ふと先生と目が合った。登校していることにホッとしたのか、微笑みかけてくれた。こちらも、先生と目が合って嬉しくなる。
ru「めめ、好きが溢れてるよ」
mg「まじ?」
隣の席のラウールからツッコまれてしまった。意識せずに溢れてるから仕方ないだろ、と小声で会話するが
ab「そこ。話してないで前向いてください」
mg・ru「すいません…」
注意されたが、先生の怒り方は優しすぎて怒られてる感じがしない。寧ろ、少し笑ってる。どれだけ良い教師なんだよ。
ab「はい。じゃあショートホームルーム終わりますね」
ショートホームルーム、まあ、朝の会ってやつ?が終わって、皆は掃除の準備をする。椅子を上げて、荷物を片付けて、仲良し組で固まって移動する。あぁ、俺はこれが嫌いだったんだ。うるさくて、それなのに繊細。
ab「おはよ。目黒くん」
嫌いだったのに、今は、そんなことも忘れられる。だって、俺には大好きな人がいる。
mg「おはようございます!」
ab「どう?空気感。まあ変わってないけど」
mg「そうっすね。でも、まだなんだか不思議です。自分が学校に来てるだなんて」
ab「しばらく来てないとそうなるよね〜。分かるよ」
mg「えっ、分かるんですか?」
ab「あっ、えっ、とぉ………目黒くんみたいな生徒、何回か見たことあるからっ、!」
mg「?…そう、ですか」
ab「そうっ!だからっ、掃除!行きなっ!」
mg「はい……(?)」
何故か慌てふためいている先生。何か、隠したいことでもあるのだろうか。逆に分かり易すぎて、そんなところも可愛いなと思う。
先生が俺に深入りしなかったように、俺も先生には深入りしない。先生だって、隠したいことはある。片思い中といえど、肩書上は教師と生徒。俺が聞いていいことじゃないかもしれない。
阿部side
危なかった。俺が不登校だったって知られたら、目黒くんは幻滅しちゃうんじゃないかな。今まで同情で側にいたとか思われたら、立ち直れなくなりそう。
同情で側にいたわけじゃない。ただ、放っておいたら、すぐどっか行っちゃいそうで、消えてしまうんじゃないかって思った。
目黒くんが笑ったとき、俺は心から安心する。それだけで十分だ。目黒くんには幸せでいて欲しい。
そんなことを考えているうちに、時間はあっという間に過ぎていった。本当に、目黒くんのことばっか気にしてる。まあ、初日だし心配になるのも当然か。
しかし、一つだけ、引っかかった瞬間があった。
モブA「てか、昨日彼女に振られたんだよ」
モブB「は!?あんなラズラブイチャイチャ見せられてたのに」
ru「何で振られたの?」
モブA「冷めたんだとさ」
mg「冷め、か」
モブA「何かあった?」
mg「あぁいや、その……俺の話になっちゃうけどさ、好きな人がいたのに、違う人のこと好きになったんだよね。でも、もともと好きだった人のことを嫌いになったわけでもなくて、友達?として見るようになったっていうか。これって冷めたって言うのかな」
ru「……」
モブB「それは…お前次第じゃね?」
モブA「確かに。冷めたって感じないんだったら、それはただの目移りだね」
ru「めめ、冷めたとか、そんなんどうでもいいよ。今好きな人を大切にしなきゃ」
その会話が聞こえてしまった。目黒くん、俺の前に好きな人いたんだ、なんて、一人でモヤモヤして。俺だけじゃないのかもしれないと思うと、言葉じゃ表しきれない静かな苛立ちと悔しさが滲み出る。
それに、目黒くんが他の誰かと楽しそうに話しているのを見ていると
「先生、俺好きな人変わったので」
なんて言われたらどうしよう、などと考えてしまう。俺って、こんなに独占欲強めだったっけ。
mg「先生!英語の小テスト、高得点取れました!」
ab「本当!?良かったじゃん!」
mg「先生が教えてくれたのはお陰です!」
ほら、こんなことを言われると気持ちが高揚していく。分かりやすいな、俺。
何でここまでモヤモヤしてしまうのだろうか。考える。そして、一つの結論に至る。
目黒くんの専属教師という座を、誰にも奪われたくない。
恐らく、教師になってやっと見つけたやり甲斐を失うことが怖かったのだろう。もう極限状態まで来てしまった。でも、それも悪くはないと思う。俺にとって、目黒くんは大切な生徒だから。
でも、この時はまだ分からなかった。
俺は鈍感すぎる。
コメント
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えーなになに… いちを 学校に来れたことは良かった。 お互いがいろいろ考えてなかなか…