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茈×赫
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最初死ネタ🈶
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? 「__ごめんね…ッ”」
まだ冷え込む3月の朝方、透き通るような髪を持つ1人の女が赤子を川へ流そうとしていた。
川は澄んでいて、地平線まで流れていた。
それとは裏腹に陸では赤い炎であたりは覆われていた。
“ 「__…..貴方は私の誇りよ」
そう言い、子供を流すと女は見知らぬ男たちに囚われ、赤く染め上げられた。
それから数年の時日が経った。
12月の半ば、あたりは殺風景に….空気も澄んできている。
俺は昔の記憶がない。
母親、父親…..兄弟の存在すら分からない。
おまけに俺は物心ついた時から狐の面を付けられていた。
邪魔で外そうとすると怒られた。
黄「なっちゃん!!そこは危ないから降りてき!!」
赫「……..やだ、ここが落ち着くんだもん」
黄 「ヤダじゃないよ!!瓦の屋根やから危ないんよ!!」
この金髪は楽羅 尊。
この神社の神主でアマテラス神に好かれていると言われる男。
赫「…..んねぇ…..みこと」
” 「みことは俺の親のことなんか知ってる?」
黄 「……何回聞くねんw 分かるわけないやん….w」
“ 「俺らほとんど歳変わらんやろ?w」
赫 「ほとんどって…w 5も違うぞw」
黄 「5歳だけやん!w」
” 「…..でも….なっちゃんのお母さんは優しい人やと思うよ」
赫 「なんでそんなことが分かるんだよ」
黄 「…..なんでやろな」
赫 「やっぱお前なんか知ってんだろ」
黄 「さぁね、ほら今年の舞の練習すんで」
“ 「この1年も健やかに過ごせたことをアマテラス様に感謝せんと!」
舞…..楽羅神社に伝わる伝統的な芸。
この神社には太陽の神、アマテラス神が祀られているらしい。
アマテラス神に感謝をするべく、大晦日の夜…..年を越す3時間前から天服を纏い舞う。
正直、すっげぇしんどい。
元々、運動も得意ではない….もはや苦手な部類。
それに、息のしづらい狐の面、重量のある服、伸びきった長い髪のせいか汗も尋常じゃないほどかいてしまう。
慣れてない時なんて1時間でぶっ倒れた。
……もう今年はやりたくないと思ってたんだが….
赫 「はいはーい、この面つけながら舞うと死にかけるんだよ…..」
” 「舞う時だけとっちゃだめぇ〜?」
黄 「ダメや」
赫 「ちぇっ、みことのケチ」
黄 「そんなこと言ってへんで舞の練習すんで!」
舞は華麗に美しく。
それからアマテラス神への感謝も忘れずに。
大晦日のこの日だけ俺は炎を纏うことができる。
みことが言うにはアマテラス神が俺の事を好いているらしい。
多分嘘だけど。
でも、極寒の大晦日の夜にまで街の人たちが俺の舞を見に来てくれるのは嬉しい。
キラキラとした無知な子供の眼差し、酒が入って陽気になる大人、感動して涙を流してくれる人….そんな人たちの顔を今年も見たい。
単純かもしれないが、俺はその時間が1年で1番好きなんだ。
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡1500