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⚠旧国×日本カプ

⚠北方領土ネタ、微量な欠損ネタ(小指)

⚠微グロ、微暴力、ヤンデレ


設定(自己解釈強め)


ソ連→→→→→→→→→→→→→日本の話

指を奪われた日本と日本の体がもっと欲しいソ連の話

北方領土が日本の左手の小指だったら…という妄想と指切りの伝承を絡めた内容です


ソ連 ⤵

二次大戦で日本の指を千切り奪ったやばい奴。小さな体に底なしの強さと可能性を秘めている日本に愛とは言い難い激重感情を抱えている

崩壊した今も日本を己のものにしてしまおうと常に考えている。日本の文化について調べたとき「指切り」というものを知り、奪ったのは自分なのに両想いなどという妄想をしている


日本 ⤵

ソ連に二次大戦で小指を奪われた人。遊女の指切りの風習の発祥地である手前好きでもない人に左手の小指を千切られたのは色んな意味で複雑

左手の指が足りてない。ソ連とはあまり会いたくないと思っている。軽くトラウマ


⬇大丈夫な方はこのままスライド⬇

────────────────────





No_side


ソ連「にほん♡」

日本「っ…どうも……こんな時間に、一体何の用で…??」


それはとある日のこと。繫忙期という社畜の瀕死確定イベントが発生してる平日の深夜のこと

サービス残業よろしくの如く積み上げられた書類の山を泣く泣く一人で処理しては、ようやく一段落退社と意気込んでいたところを鉢合わせる1名の存在がそこにはあった

片や不気味なほどに御満悦で機嫌が良さそうな笑み。片や引き気味の嫌そうな表情

その極端さは両者の関係性を表すには十分すぎただろう


ソ連「用??んなもんねぇよ。俺と日本が会ったのは偶然♡♡」

日本「はぁ……今何時かわかってます?深夜1時ですよ」

日本「それで偶然ってのはちょっと無理があると思いますけど……」

ソ連「んな堅苦しいこと言うなよ…折角会えたんだからよ??」


コツコツと歩を進め、背の低い彼を壁際まで追い詰める巨漢

一歩距離をとれば更に近づき、捕食者は被食者を逃がす気など無い


日本「やっ…来ないで……!」

ソ連「xaxa……そう怖がるなよ、俺らの仲だろ?」


嫌がる声を搔き消されては、覆いかぶさるように壁に手を付けられ、追い込まれた日本の視界にはアカい彼が一面に映り込む

俗にいう壁ドンなわけだが、ドキドキなんてするわけなく、寧ろ死期を感じ取る方の心臓の高鳴りが体全身を脈動していた

その姿を愛おしそうに眺める黄色いの瞳には僅かに♡を模った光が浮かび上がっていた。

さながら異常であることは言うまでもない

抵抗ができないのを良いことに、大陸は島国の左手を恋人繋ぎのように指を絡める

指の足りない左手を…


日本「ぅ…やだ……離してくださいっ…」

ソ連「此処…俺が持ってるんだよな」


片やあの日のことを思い出し白い肌をさらに青白くさせて

片や聞こえてないかのようにぽつりぽつりと独り言のような言葉を紡いで


ソ連「日本のこの足りないとこは俺のもの…でもこれだけじゃ足りない」

ソ連「日本の全部が欲しい。もっと、もっと日本の体が欲しい」

ソ連「目…舌、足…腕……もっと、もっと日本が欲しい」

ソ連「アメリカが邪魔して会話すらできねぇ状態だったけど…今こうしてようやく二人きりになれる日が来たんだ」

ソ連「だから…」

日本「い…嫌……お願い離してっ…」

日本「アメリカさんっ……」

ソ連「、は?」


資本主義の頂点の名前。今こうして詰められてる日本の飼い主であり…共産が極東の島国に近づかないよう常に妨害工作を図ってきた忌まわしき敵の名前

助けを求めるように…そう求むように愛しい口から他者の名前が呼ばれるというのは

狂気的な恋をした者にとっては頭がいかれそうになるくらいに憎悪が湧きたつもので


ソ連「なぁ。なんで彼奴の名前を呼ぶんだよ」

日本「ぐっ…!?あがっ……!!?」


ぎゅう、と首を絞められ持ち上げられる。細く重みの無い体は軍人上がりにとっちゃ軽々しく持ち上げられるもので

片手で握られる細い首はミシミシと音を立て静かに酸素の抜ける悲鳴を上げる

苦しそうに顔を歪める日の丸はじたばたと足を振り、どうにか手を離そうと両手で手首を掴むが、体格差力量差にはびくともせず


ソ連「なぁ日本、なんで彼奴の名前を呼ぶんだよ」

ソ連「なんで彼奴のとこに行ったんだよ」

ソ連「なんで俺の方を見てくれないんだ??」

ソ連「俺の名前を呼んでくれよ…なぁ、日本」

日本「くる゛…しっ、おねが……離し、で…っ…」


今にも殺してしまうんじゃないかというほどの力で首を絞めながら足りないと嘆く彼と、朦朧とした意識で涙を浮かべながら苦しいと解放を願う彼


ソ連「俺ら両思いだろ??日本も俺のこと好きなんだろ???世界一成功した社会主義国家って言われてるんだろお前。なぁ、俺のものになれよ」

ソ連「なんでそんな…まるで俺を拒んでるような態度するんだよ、寂しくなるだろ??」

ソ連「もう十分嫉妬してんだよ…そろそろこっち振り向けって…」

日本「何…言ってっ゛……??」


わけがわからないと言いたげにする彼の反抗する力は徐々に徐々に弱っていく

そう、お察しの通り日本はソ連のことなど微塵も好きではない

寧ろ中立を破り此方を攻撃し…挙句の果てには体の部位を持ってった脅威でしかなくて

好意的であった日なんてほとんどない

崩壊した後もこんな風に付きまとってきては印象が変わる日なんてなくて


ソ連「痛い重いさせたことは謝るから…俺を、俺を求めろよ」

ソ連「俺の名前を呼べよ」

ソ連「好きって言って_____」

日本「す…きっ、すきです……から゛…ソ連さ…早く、離し…て…」

ソ連「…!!」


食い気味に弱々しい声が好きといった

本心からなんかではない、言わないとこのまま絞め殺されると察したからだ

光の殆どが失せた黒い目に涙の膜を張りながら、精一杯の笑顔を貼り付けた

まともな思考力の無い彼にはそれは随分と効いたようで、すぐさま首を絞める手が緩まった


日本「かはっ…ヒュッー…ヒュー……」


膝から崩れ落ち肩で息をする日本

好きという言葉を脳内で何度も反響させるソビエトはようやく現実に帰ってこれたのか苦しそうにする日本を強く抱きしめる


ソ連「そうだよな!!日本も俺のこと好き!両想い!xaxa……俺も愛してるぞ日本…♡♡」

日本「っ………」

ソ連「日本…♡日本…♡あぁ…日本の全部が欲しい…だめか……?♡♡」

日本「だめ…です……指も足りなくて…大変なのに…」

ソ連「そうかっ…♡♡でもこれは日本がくれたものだから返せないもんなぁ…♡♡」


日本はそんなわけない、と今すぐにでも口を開きたかった

しかし助けになる人物が近くにいない以上そんなことをうかつに言えるはずもなくただ黙って抱きしめられることしかできなくて

そんな思いを知る筈の無いソ連は好きと言われ名を呼ばれたことに興奮を隠しきれなくて


ソ連「せっかく日本が俺に思いを伝えてくれたんだから…俺もそれにこたえないとな…♡」

日本「えっ」


ボキッ…と、硬い何かが折れる音がした

そしてブチブチと…まるで肉でも引きちぎるような音


ソ連「ッ~~~……やっぱ骨ごといくのは痛ぇな…」

日本「…!?な、何を……」


そう、ソ連は自身の左小指を自ら引きちぎったのだ

そんな姿日本はただ茫然と見るしか無くて


ソ連「何って…指切りだよ。日本のとこでは好きな奴に自分の左手の小指を送るんだろ?だからお返し♡♡」

ソ連「俺はもう崩壊してるから体が取れても本土に影響はねぇだろ??ソレ大事にしろよな♡♡♡♡」

日本「あっ…え……あ、りがとう…ございます…???」


血だらけの赤い指を渡され、唖然とただ受け取ることしかできない日本

その歪みに歪み切った愛情表現から逃げられる日は

一体いつ来るのだろうか


ソ連「…絶対逃がさない♡♡」


…既に目をつけられた時点で手遅れだったのかもしれない



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