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パールとの生活は慣れてきた。
色々と要約すると、パールは私の家に住むことになってお母さんは何とかして許してもらって⋯って感じ。
魔王
そして今に至る⋯。
「まだ本格的に救うことはしないの〜」
「今のこのはの力じゃ倒せないもんね〜 」
「煽んな!じゃあどうしたら力が強くなるの。」
私は宿題をしながらパールに問う。
「魔王の子分を倒す。」
「マオウ⋯?コブン?」
「そっか、かいやまりの話あんまりしてなかったよね⋯これを機に少し話してみるよ⋯ 」
パールが眉を下げて口を開いていった。
あたし・パールが住む星の話をするね。
つい最近までは地球ぐらい暮らしが盛んで歴史があるんだからそりゃあ平和だったの。
かいやまりっていうんだけど。かいやまりにはいくつかの街に別れてる 「貝海町」 「兎ヶ丘」
「真珠台」「貝木町」「未来野」そして首都⋯「真珠紅」。
あ、これは結構日本に影響出て決めたらしいのよ⋯。私達は結構前から「地球」という存在に気づいてたのよね。だからそこから歴史を学んだり⋯地球より少し発展は早いのかもしれない。
本題に戻るね、でもある日突然 星の様子が一変した。
ねぇ、日本でも政治の中心が荒れるの国が荒れるよね。それはかいやまりでも同じ。
日本で言う総理大臣⋯星長の様子が変わったんだ。
星長は責任感のある真面目で、権力のある人。
だからかな⋯「魔王」というものにされたんだ。その理由はまだ不明。どういう経由でなったかを知るのも私たちの使命。
魔王はね、その星民たちを子分にして星は自分のモノにしようとしているの。
なぜかは分からない⋯。でもこれだけは言える。
いつか地球にも影響が出る
ってことはね。
だから、魔王を不思議な力で倒さなければいけないの。その使命を私に渡された。でもひとりじゃ無理。なら地球のこのはに頼みたい。って思ったわけ⋯。
「そうだったんだね⋯大変そうに⋯」
私・このははパールの話を聞き驚いてしまった。
「⋯ということでこのはに頼んだの。わかってくれた?」
少しの間が経ったこと私は口を開いた。
「⋯わかったよ。なんだか救いたくなってきちゃった!」
私が嬉しそうに微笑むとパールもも微笑んだ。
「⋯じゃあ⋯。このはの技を決めようか!」
「えぇ!?どういうこと!」
あまりにも非現実的で目を点にさせた。
「まっま、かいやまりいったらあのおじさんが教えてくれるから!」
「おじさん⋯?でもかいやまり危険じゃないの?こんな無力な私がいったら⋯」
「ううん、今荒れてるのは政治の中心真珠紅だけだから⋯。兎ヶ丘とかは全然平気だし、おじさんは兎ヶ丘住みだから!」
私はほっとした。
「じゃあ、行ってみようかな⋯?」
「そうと決まったなら⋯ミラクルってじゅもんをとなえるの!」
ミラクル⋯?
「ミラクル⋯ミラクル⋯」
パールがそう綴るとみるみると身体が透明になっていた。
「ほら⋯このはも!」
パールが手を引くと私も唱える
「ミラクル⋯ミラクル」
ドンッ!
「いてて⋯衝撃すごいな⋯」
私は大きく尻もちをついた。
「ごめんごめん⋯じゃあ技おじさんのところ行こ!」
「ワザ⋯おじさん?」
「ここがかいやまり⋯すごい賑やかだねぇ、うさぎばっかり」
「そうだねぇ、この星のうさぎは人間みたいなものだから⋯」
やっぱり世の中って不思議だー!
地球ではありえない事が他の星では起きてるなんて。
「不思議だね⋯」
「私も地球のことを知った時はびっくりしたよ〜 」
パールは苦笑いしながらそう言った。
見慣れない街並み…。
「なんか変なのいる!」
私は幼いそんな声を聞いてビクッとした。
「今のって私の事…?」
「そうよ…うさぎじゃないからね、、、」
ああー私のバカあ。
「でも安心して、普通の大人は人間の存在を知ってる。地球人がいるってことは知ってるし…平気だよ!」
「なら…少し安心かな」
そうか、かいやまりのうさぎたちは私たちの存在を知ってるのか…。
「おじさんちはここ!」
パールが指さした先には、豪邸が建ってた。
「豪邸だね…」
「でしょう。」
パールがインターホンを押す。
すると、ドアがガチャっと空いた。
「よう、パールくん、ありゃ、隣の子は地球人じゃ?大変やぞ、NEWSになるぞ、早く家に入りなさい」
そっか、地球人がいるとニュースになるよね…。一応存在は知ってるけどかいやまりに来たとは思えないもんね。
「この子はこのは。よろしく。」
パールが私に手を差し伸べてぐっと緊張する。
「はい!地球に住むこのはです。パールにこの星を救って欲しいと言われたのでお邪魔してます。よろしくお願いします。」
私がペコッとお辞儀をするとおじさんはニコッと笑った。
「わたくしの名前はあるけど秘密なのだ。だから技おじさんと呼ばれてるんじゃよ、気軽におじさんと呼んで欲しい」
「分かりました。」
挨拶が終わるとおじさんは家に入れてくれた。
「飲み物はいるかい?かいやまり特有のやつなんだよ」
「気になります、飲みたいです!」
すっかりとおじさんと仲良くなった、
「どう?このおじさん。」
パールは私の耳元でコソッと呟いた。
「なんだろう、親しみやすい感じだね」
「わかる〜、ノリがいいのよね」
おじさんの話題で盛り上がってると独特な匂いがした。
「ゔっ…」
私は驚いて変な声が出てしまった。
「ほら、シャンベインだ。」
謎の名称で色味は紅茶に近い。
上には葉が浮いてあり、健康そうだけど不味そうな感じがぷんぷん漂う。
「このは、顔に出てるよ」
パールに言われてゾクッとした。
「あはは~」
私は苦笑いするしかなかった。
「でも分かるよー見て呉れは独特で変な感じよね、かいやまり民でも初見はビビったわ。でも味は地球人も刺さると思うの。なんせこれは…凄まじい効果があるからね。」
この言葉に私はドキッとさせた。
「凄まじい効果って…?」
「おじさん説明よろしく」
パールはおじさんにスムーズにはなしのばとんをつなげる。
「おう、これはな技を習得するための必需品なんだよ。この飲み物はわたくしが発明したものなんだ。」
「へぇ~」
私は頷く。
「おじさんとの関わりはついさいきんでね、かいやまりが危ない状態…魔王を倒さなければいけない状態になったときに救う使命を与えられた私とこのはのような仲間なんだよ、」
「そうだったの…?」
「そうじゃよ、だからわたくしも協力できることならしたい」
「できることなら…?どうして出来ないみたいな言い方を…?」
私が疑問を浮かばれるとおじさんは渋い顔をして答えた。
「いや〜こちらも歳でな。君たちのように若くて元気なものじゃないのだ。体力も衰えてきてる。。。でも、自慢じゃないけれど知識は豊富なのだ。だからそういう面では頼ってほしくてな。」
「そっか…分かりました。魔王については沢山聞かせていただきますね!」
「と言われてもな、悪いがわたくしが知ってるのは知識であって備蓄されたものしか知らない。また新しい魔王の情報をインプットすることは出来ないのだ。ただ、過去に経験したことを活かしてなら話せるって言うだけであって魔王について調べるのは君の使命じゃないか?」
おじさんの言葉の深さに私は目を輝かせた、
「私の使命…」
何度も聞きたい。私の使命があったなんて。嬉しくてたまらない、
「話が逸れたな、飲み物ひと口グビっと。イってみな」
「はい…」
私がゴクッと唾を飲み、コップを取りジュースを口に入れた。…その瞬間。
「美味しい…」
想定外の味に私は心を震わせた。
「だろうよ、しかも効果があるなんて一石二鳥だろ。」
おじさんも嬉しそうな笑みを浮かべてる。
「はい…」
私は返事をしつつも飲み干してしまった。
「いい飲みっぷりだね、もう一杯イくか?」
「はい!」
私は元気よく返事をした。
あまりにも美味しすぎるう!
おじさんが飲み物を注いで着席すると前かがみになって言った。
「そろそろ、技を習得してみるか?」