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『 』
「ん?」
何だ、ここは
むくりと起き上がりあたりを見渡す。
ほんとに何だここ?
そんな事を考えていると見覚えのある髪色が目に入った。
「ぺいんと?」
相変わらずぺんいとの髪色はとても明るい。
「なぁぺんちゃん、ここどこかわか」
「ら、らっだぁ?」
様子がおかしい。
いつもの元気な声とは裏腹にその声は震えていて今にも泣き出しそうだ
「ぺんいと?」
優しく声をかけるが下を向いてしまった。
「どしたの?」
視線を合わせようとしゃがみ込み手を広げる。
その瞬間風がびゅーと吹いた。
その匂いは鉄臭くあまりいいものではない。
思わず目を閉じ鼻を押さえる。
「ぺいんとだいじょ…」
「え?」
自分の足下には真っ赤な液体が広がっておりその液体の正体はすぐ分かった。
嫌な予感がしぺいんとに恐る恐る視線をやる。
あぁ
嫌な予感が当たってしまった
こういう時ぐらいあたらないで欲しかった。
その真っ赤な液体の流れている方向を見れば
ぺいんとが
ぺいんとが
血を流しながら倒れていた
黄金色に輝いていた髪は輝いてはいなくて濃い赤色に変わっていた。
嘘だろ
誰にやられたんだ?
誰に
誰に…
自分の服 を見ると真っ赤に染まっていた
あぁ、最悪だ