それから、二人は大好きな長老のところに行った。
「じい様!」
笑って出迎えた爺様と呼ばれ、振り向いた老人に抱きついて、早口で喋り出す。
「あのね、勘ちゃんとはなね、いっしょにお祭り行くの!」
「おれ、はなとラガ買うんだ!」
ラガとは、果物と砂糖を溶かして固めたものだ。
「はな、勘助、祭りに行くのはいいが、山には絶対に入っちゃいかん」と、諭すように長老は言った。
「分かってるよぉ!」
はなは前に爺様が話していたことを繰り返した。
「祭りは人ならぬものを呼び寄せる」勘助も言った。
「そして山はその力が強い!」
長老に何度も何度も聞かされた話を忘れるわけない。半分信じられない心境だったが、反抗はしなかった。
こんにちは~
主の藍音です!
LINEのkeepメモに書いていたお話を投稿させてもらってます!
同クラの友達には、よく分かんないって言われましたw
読んでくださってありがとうございます
では、サヨウナラ~
コメント
1件
その同クラの友達、僕☆