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5,腕の中は、優しく温かい
翔太くんの面接日の翌日
ピンポーン
家のインターホンがなった
目:ん、はーい
なんだろう と思い玄関のドアを開けると
そこには、なんと翔太くんがいた
目:え、翔太くん?
渡:蓮くんっ!
いきなりですごく戸惑ってしまった
でも、なにか伝えに来たのだろう ということは分かった
そして俺はそのまま翔太くんを家にあげた
渡:ごめんっ。急に来て、家にあげてもらって
目:ううん。全然いいんだけど…どうしたの?
渡:俺っ、面接受かった、!
目:…えっ!?ほんと?凄いじゃん!
渡:蓮くんのおかげだよ!
渡:ありがとう
目:え!?いやいや、俺は何もしてないよ?
目:ついてくって決めたのに、結局なにも出来なかったし
渡:んーん。俺は蓮くんが居てくれるだけで“幸せ”なの!頑張れるの
目:え…?
“幸せ”…?
ほんとに翔太くんは俺と居るだけで幸せなの?
目:ほんと?
渡:うん。蓮くんと話したり、遊んだり、一緒に居たり、それだけで、俺は十分幸せ
そっか
もう、出来てたんだね
君を幸せに
ギュッ
渡:っえ、!?/
気がつけば、俺は翔太くんを抱きしめていた
目:ありがとう。俺もっ、俺も幸せだよ、!
渡:…ふふっ。そっか!
抱きしめ返してくれた腕の中は、
優しく 温かかった
渡:えと…それでね?
目:分かってるよ
渡:れんくッ…!?むぐっ
俺は咄嗟に翔太くんの口を抑えた
目:まって、俺に言わせて
口から手を離し
目:ねぇ翔太くんっ!俺と一緒に遊園地、行ってくれませんか?
渡:!
渡:はいっ!
遊園地デートが終わり、俺は満足していた
渡:はぁ〜っ!楽しかった
辰:良かったですねぇ〜ッ。俺も行きたかったな〜!!!
辰哉が文句を言う
渡:彼女と行けば?あ、居ないか笑
辰:は?それ特大ブーメランですけどぉ〜?
渡:…
辰:彼女いない歴=年齢さんっ☆
渡:ぐぁっ…(大ダメージ)
ボフッ
辰:おにぃのライフはもうゼロだね〜
渡:…黙れっ
でもほんとにそうなんだよな…
恋人、欲しいけど
俺はッ…
渡:蓮くんが好きなんだよッ…、
辰:へぇ〜…
辰:ってぇ、え、えぇ!?!!?
辰:たた、確かにそうだろうとは思ってたけど…
辰:まさか本気だなんて…わら
渡:誰に恋しようが俺の勝手だろ、!!
渡:お前だって、え〜と…なんだっけ
渡:むかい…こうじ?っていう幼馴染が好きなんだろ!
辰:は!!!?!そんなんじゃねぇよばーか‼️
辰:もう外行ってくるし!
でも、
俺が告白するなら、約束してた、花火の時かな
その日はシフト空けてもらってたし
その時まで…
翔太くんと遊園地、楽しかったな
また行けたらいいなぁ〜
でも、俺が1番楽しみにしてるのは
花火だから
夢を諦めたから帰ってきたわけじゃない
翔太くんとの約束を叶えに帰ってきただけ
俺は弱いから、そうするしか無かった
約束の花火の時、俺は翔太くんに
伝えなければいけないことがある
例え、断られても
俺は諦めないから
バイト先___
岩:ねぇ翔太
渡:ん、?
岩:お前好きな人いんの
渡:……は?
突然話しかけられたと思えば、恋バナかよ…
佐:え!?居るの!!
この人はこの店の常連
“佐久間大介”さん
休憩中によく喋る なんか同い年らしい
渡:…別に、
岩:あ、いるんだ笑
佐:いーねぇ〜!
渡:……
岩:てか、この歳だともう結婚してもいいくらいだろ
渡:はぁ!?!!!?
渡:ざけんなッ!/
佐:照れてる〜笑
渡:うるさ!
岩:相手は??
佐:だれだれー!?
渡:言うわけないだろ!
ほんとに言うつもりはなかった
けど…
佐:ねーぇッ!お願いぃー
岩:しょーたー、佐久間もそう言ってるしさ
渡:言ってもわかんないだろ!
岩:言って
佐:言ってくれるまで俺帰んない〜
岩:じゃあ俺も仕事中ずっとお前のこと見るし
渡:もうだるっ!
宮:2人とも、そろそろ仕事しなよ笑
渡:店長!
岩:はーい。じゃあ佐久間“さん”翔太が白状するまで、帰らないでくださいね
佐:にゃす!
もーなにこいつら!!
ストーカーだろ
渡:お疲れした〜…
岩:あ、じゃあ俺も上がります
宮:うん。2人ともおつかれ
佐:あ、やっと来た〜
ほんとにいたんだ…しつこ
それから仕方なく
俺たち3人で帰ることにした
佐:で、教えて!
佐:じゃないと、家までついてっちゃうよ〜
渡:あ゛ーもう!!分かったから!
流石に着いてこられるまでされたらやばい
岩:おぉ
渡:…めぐろ、れん
佐:え、蓮?
約束の花火まであと13日
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