1日目
ガタンゴトン、ガタンゴトン
電車が揺れる音がする。
次は〜〇〇駅〜〇〇駅
「ホテル楽しみね!」
『ね〜!楽しみ!』
【後ちょっとでホテルつくよ】
〚2人共元気だねぇ〛
「『そりゃそうでしょ!』」
「なんたってあの高級ホテルに行くんだから!」
読者共、自己紹介が
まだだったわね
私の名前は
「綾瀬百華」あやせ㊛ももか
大学生よ。家のポストに招待状が入っていて、高級ホテルに誘われたの。招待状の内容が《自分含め4人で来てください。》って書いてあったから後3人誘ったの、紹介するわね。
私が誘ったのは
『蒼鎖晴南』あおぐさ㊛はるな
【緑混神弥】みどま㊚かぐや
〚紺織瑠維〛こんしょく㊚るい
この3人と行く事にしたの。
瑠維とは幼馴染で、
晴南と神弥とは大学で知り合ったの、晴南と神弥は中学からの友達らしい。
自己紹介はこのくらいね。
次は〜KANDAホテル〜KANDAホテル〜(かんだ)
『あ!ホテルついたよ〜!』
【うわっ!デケェ〜!】
〚高級ホテルに泊まれるなんて夢みたいだよ〜!〛
『何日泊まるんだっけ?』
「3日泊まるから、3泊4日!」
【3日も泊まっていいのか!】
〚本当に夢みたいだ!〛
「行こ!」
『【〚はーい!〛】』
ホテル内
お客様お待ちしておりました、綾瀬様、蒼鎖様、
緑混様、紺織様ですね。
「はい!」
招待状をお見せください。
「えっと…、これです!」
招待状ご確認致しました。
こちら部屋の鍵でございます。廊下の電気は消えていますのでご注意を。あと、部屋の鍵はちゃんとお閉めくださいね。
「ありがとうございます!」
( )
「えっと部屋確認しよっか!」
「皆2階で、私が205号室」
『私は、203号室』
【俺が202号室】
〚僕は201号室だね。〛
「じゃぁ皆自分達の部屋行こ」
【はーい】
〚じゃぁ夜に集まろう、皆で食事する時間があるみたいだし〛
『うんわかった、またあとで』
205号室
「はぁ疲れた、それにしても
何で私に招待状が来たんだろ」
「別にお嬢様って分けでもないし、てか招待状出した人わからないからなぁ」
「まぁいっか、こんな高級ホテルに来れる何てもう2度と無いだろうし!」
( )
夜
「あ!皆部屋どうだった?」
『部屋にキッチンがあったよ!ちゃんと包丁も何種類かあってキッチン用の鋏もあった!』
〚ベットがふかふかだったよ〛
【俺はもう寝てた!】
〚寝れなくなるよ?〛
【寝れる自信がある!】
『もうわかったよ早く行こ!』
「お腹すいた〜!」
食事場
こちらでございます。
「ありがとうございます!」
『美味しそう!』
【早く食べてぇ〜!】
〚食べよっか〛
〚【『「いただきます」』】〛
( )
「ご馳走様でした!」
『美味しかったね!』
【美味かったなぁ!】
〚もう10時だし皆自分の部屋でできることしてよっか〛
「そうだね!また明日!」
( )
夜中(202号室)
ピンポーン
【んぁ?誰だよこんな時間に】
ガシャ(ドアを開ける)
【おわっ!】
グサッ
【な………で、……】
( )
2日目
朝(11時35分)
『きゃぁっ〜!!!』
(神弥の腹に何かが刺さっているのを見る)
「!」
ガシャ(ドアを開ける)
「晴南っ!どうしたのっ!?」
〚晴南!大丈夫?!〛
『あ…え、えっと……』
「落ち着いて!」
『神弥が…!』
「〚…!?〛」
「神弥…!どうしてっ…!」
〚……だ…〛
「……?」
〚呪いだっ……!〛
「呪いって、そ、そんな分けないでしょ…!」
「とりあえず晴南、説明して」
『う、うん…』
『私が神弥を起こしに行こうと思ったの…』
「それは、何で?」
『神弥は中学の時からなかなか朝起きれない事知ってたから、起こしに行ったの…』
〚……それで…?〛
『それでピンポンしても出ないから、何回もピンポンしたんだけどなかなか起きなくて…』
「…うん」
『鍵かかってるのは知ってたけどドアノブガチャガチャしたら起きるかなって思って、やろうとしたら鍵かかってなくて……、そして今の状況……』
「そっか……」
〚思い出させちゃってごめん〛
『ううん…大丈夫…』
「……」
「…とりあえず…、晴南は部屋に居て」
『な、何で…?』
〚晴南が1番最初に見てるから、犯人に狙われるかもでしょ。〛
「そういう事」
『わ、分かった部屋に居るね』
「ありがと、私達は係員さんに説明してくるから。」
〚気を付けてね。〛
( )
説明中
……そうですか、ありがとうございます。今から警察に電話を…
〚ちょっと待ってください。〛
…?
「ちょっと、困ってるでしょ…」
〚警察に電話は辞めましょう〛
…どうしてですか……?
〚警察に電話したら犯人が犯行しづらくなりますし、〛
「犯人の味方をするの……?」
〚味方なんかしないよ〛
〚恐らく次狙われるとしたら、きっと晴南だろう〛
蒼鎖様がですか…?
「1番最初に見てるから…?」
〚そう、晴南が1番最初に犯行を見てるから、狙われやすいのは晴南だと思う、多分だけど…〛
「いいえ…あってると思うわ。」
〚…!〛
どうしてですか、?
「小説で見たのよ、犯人がしそうな事を自分が犯人になってみて考えろ、そうすれば犯人が次する事が判る…って」
「私が、犯人だったらそうするなって思って…」
〚案外、犯人になってみるとその思考があってるかもね〛
で、では…見張りをつけて見るのはどうでしょう…?
〚確かに警察に電話はしますが見張りの人1人だけにすれば、〛
「……犯人が見張り1人だけなら殺せると思って、油断する…?」
〚その可能性は高いね…〛
わかりました、今電話しますね
「ありがとうございます」
凶器は何でしょうか、
「包丁でした。」
〚…?、〛
ありがとうございます。
あとお昼ご飯どうしますか?
〚あ、僕達まだ起きたばっかですし、〛
わかりました言っておきますね
( )
「説明してたらもう14時になっちゃったよ〜…」
〚早く晴南のところに行ってあげよ、きっと心配してる〛
「…それもそうね行きましょ」
( )
203号室前
「晴南、説明してきたよ。」
〚安心して、僕たちだから〛
ガシャ(ドアを開ける)
『あ、ありがとう…』
「それで、夜に警察の人が晴南の部屋の前に見張りとして居るから」
『わかった、ありがとう』
「晴南、夜ご飯どうする…?」
〚あんなもの見たら食欲もわかないでしょ…?〛
『夜ご飯は食べようかな…』
『お昼ご飯も食べてないし、お腹減っちゃった、』
「それもそうだね、夜ご飯食べに行こっか」
『うん、ありがとう、』
「瑠維、一応晴南の後ろ居て」
〚わかった〛
( )
食事場
蒼鎖様、体調の方大丈夫でしょうか……?
『はい、もう大丈夫です、ありがとうございます』
よかったです、お料理今持ってきますね
( )
〚『「いただきます」』〛
( )
〚『「ご馳走様でした」』〛
〚ご飯、美味しかったね〛
『うん、美味しかった』
「晴南、今日私一緒に晴南の部屋に居ようか?」
『ううん、大丈夫、見張りの人が来てくれるんでしょ?』
〚そうだけど、百華に居てもらったほうが良くないかな…?〛
『狙われるのが私なら百華も危ないから大丈夫だよ』
「そっか、ありがとね、私の心配までしてくれて」
『あ、見張りの人いた、』
警察 今日はよろしくお願いします。
〚晴南を守ってくださいね〛
警察 晴南さん安心して寝てください、お守り致します
『ありがとうございます、』
ガシャ(ドアを閉める)
「警察の人、晴南を絶対に守ってね」
警察 はい、任せてください
〚百華おやすみ気を付けてね〛
「うん、ありがとおやすみ」
( )
夜中(203号室)
バタンッ!
警察 ……ん?なんだ、今物音が聞こえたような…
警察 …!、 君どうしたんだい、こんな時間に…
グサッ………
警察 ガハッ……!な…で…………き…………が……、
???「……………、」
ピンポーン
『……ん……?、誰だろう…こんな時間に…』
『警察の人かな……?』
ピンポーン
『……は〜い…、』
ガシャ(ドアを開ける)
『何でしょう、』
『か……?』
グサッ
『…!、な……で、……』
???「……………、、」
( )
3日目
朝(11時)
係員 きゃぁぁぁぁっ!!!
(警察の喉に鋏が刺さっているのを見る)
「〚……!〛」
「係員さん…!」
〚大丈夫ですか!?〛
係員 は、はい…私は大丈夫何ですが……!
「………?、、、、!」
「警察の人…!」
〚……!、晴南はっ!?〛
係員 ……、蒼鎖様もっ…!
「!、……そ、そんな…」
「警察官の嘘つきっ…!!!!」
「何で晴南を守ってくれなかったの……………?」
〚百華、もうやめてくれ…〛
「……、ごめん……」
( )
夜(食事場)
〚「いただきます」〛
「……」
〚……、次狙われるのはきっと〛
「、、」
「その話もうやめて…、思い出したくない…」
〚…、ごめん、せめて凶器が何だったのかが気になるな…〛
「凶器はキッチン用の鋏よ…」
〚……、ありがとう〛
( )
205号室前
〚おやすみ、気を付けてね〛
「うん、おやすみ…」
( )
夜中(201号室)
ピンポーン
〚……、やっぱり来たか……、〛
ピンポーン
〚今出るよ〛
ガシャ(ドアを開ける)
〚っ…!〛
(刺されそうになり避ける)
???「………、」
〚あぁ…やっぱり君か…〛
〚〚百華〛〛
百華「……、何で判ったの?」
〚1日目の君の言葉で判ったよ〛
百華「……、私なんか言った?」
〚君は1日目に凶器が何か聞かれた時、なんて言ったか覚えてるかい?〛
百華「包丁、だよ」
〚そう、包丁だ〛
百華「それ何が可笑しいの?」
〚ホテルに来たとき廊下の電気は消えてるって言われたよね〛
〚電気は本当に消えていた。犯行時間は夜中、夜は当たり前だけどカーテンは閉めているはずだよね。〛
〚幾ら明るくてもカーテンは閉まっている、廊下の電気は消えていて部屋の中はよく見えないはず。〛
〚可笑しいと思わないかい?〛
百華「あぁ…!そういう事か…!」
〚そう、君は凶器が見えた。〛
〚それは犯人しか判らない〛
〚それは2日目も同じだ〛
〚だから君が犯人だと判った〛
〚百華、君は僕を殺すかい?〛
百華「勿論、殺すよ」
〚そうか、さよならだね〛
グサッ
〚さよなら、〛
〚〚〚百華〛〛〛
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