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三文小説
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#Snow Man
桃紫 さく🌸
10,209
(目黒視点)
「めめ〜!えいっ!」
「お前、やったな…!」
「おっ!俺も俺も!!えいっ!!」
「うおっ、冷たっ!!」
水着に着替えて、早速海に入ったと思えば、ラウに水をかけられる。
やり返そうと思った瞬間、佐久間先輩にもかけられる。
驚いてやり返せない俺を見て、ラウと佐久間先輩は容赦なく水をかけてくる。
へぇ……いい度胸じゃねぇか…
俺は、背中に隠してた“ブツ”を取り出す。
さっき、海の家にご自由にどうぞって置いてあったもの。
「………おらっ!!」
「「うわっ!!」」
それを、ラウと佐久間先輩に向ける。
「めめ!!水鉄砲はずるい!!」
「何それ!?俺も欲しいんだけど!!」
バタバタ走り回る2人に向けて、俺は水を放ち続ける。
容赦しねぇからな、まじで。
「………ぇ?」
「…あ」
ラウに狙いを定めてた俺の腕に、佐久間先輩が飛びついてきて狙いが狂った。
ズレた狙いの先にいたのは……
「つ、冷たっ!!!?」
「康二!ごめんごめん!」
やばっ、ミスった。
康二の顔面に水を直撃させちゃった…
慌てて康二の元に駆け寄る。
「大丈夫?」
「ひあっ…!///だ、大丈夫やで…?」
俺が手を差し出したけど、康二は俺の手を取らずに勢いよく立ち上がった。
これなら、大丈夫なのかな?
そういえば、渡辺先輩と深澤先輩が見つからないな…
いつの間にか佐久間先輩とラウは水鉄砲を持ってて、何故か康二も参加させられてるし…
2人はどこに……
「あっはは〜、ごめんねお姉さーん!俺ら、忙しくって!わら」
「え〜?そんな〜」
「おい……!お前、自分から声かけられに行ってんだろ!!!」
………何やってんだ?
「覚悟!!!!」
「おわっ、やったな……!!」
油断してたらこいつらにやられる。
俺は集中して、ラウールと佐久間先輩に銃口(水鉄砲)を向ける。
(渡辺視点)
「ほら、行くぞ!!!」
「え〜?」
また女性に声かけられに行くこいつを無理矢理引っ張る。
ったく、何考えてんだよ!!!
こいつ……佐久間よりもナンパ楽しんでんじゃねぇかよ!!
「……そういえば、ふっか」
「ん?」
「プール掃除の日さ、あの風紀委員長と何かあった?」
あの日、委員長がふっかのこと探してたけど何かあったのか?
「………さぁね?」
「……」
いつも通り、ふっかは俺の質問に曖昧に答える。
でも、誤魔化す笑顔が、いつもとは少し違って見えた。
「……憑き物でも落ちたか?」
「…え?」
なんか、そんな感じの笑顔な気がする。
「そう、見える?」
「うん」
すっきりした顔してるよ。
きっと、いい変化があったんだろうな。
「………そっか」
やわらかく微笑んだふっか。
すげーな、委員長。
俺も佐久間も、こんなふっかの顔引き出せなかったのに…
「……てい、や〜!!!!!」
「「うわっ!!?」」
急に飛んできた水に、俺とふっかは声をあげる。
飛んできた方向を見ると………
「佐久間!!!!」
「にゃはは!びっくりしたろ〜?」
ドッキリ成功と言うような笑顔を浮かべるピンク頭だった。
俺さ、手にかき氷持ってたんだけど……
そうだよな?佐久間の方向からは見えねぇよな?な??
「……やったなゴラァ!!!」
「うわっはぁ!!翔太が怒った〜!!笑」
俺のかき氷返せやー!!!!!
ピンク頭に思いっきり溶けたかき氷をぶん投げる。
「うおっ!あっぶね〜」
だけど、ピンク頭はそれを避けてかき氷はその後ろに飛んでく。
「………あ」
その後ろにいたのは、康二と生徒会後輩の2人組。
やべ……
「「「え?」」」
3人の頭に、思いっきりブルーハワイの溶けた氷が降り注いだ。
「……甘い…」
降ってきた液体を軽く舐めて、目黒が呟く。
「これ、ブルーハワイじゃない?」
ラウールもベタベタになった髪の毛をかきあげる。
「…な、何なんこれ!!?」
向井はわけがわからずに叫ぶ。
「……やべ…」
渡辺は急ながら、こっそり逃げようとする。
「1年坊!今のは翔太がやったぞ〜!」
だが、佐久間が思いっきり告発する。
「てめぇ!!!」
佐久間の告発によって、目黒とラウールの銃口(水鉄砲)が一斉に渡辺に向く。
そして、渡辺に攻撃が集中する。
「佐久間、この野郎!!」
渡辺はどこからか取り出した水風船を構えて応戦。
バシャバシャと水飛沫が上がり続ける中、向井は水の被害を受けながら慌てる。
「み、みんな海に来た理由変わっとらん!?」
海に楽しみに来たはずなのに、いつの間にか戦いの場となっている。
「みんな楽しそ〜!わら」
深澤はそんな5人を見て、ニコニコと笑う。
唯一、1番被害を受けていない深澤はかき氷をもごもご食べていた。
次は何食べよっかな〜?とルンルンで歩いてる深澤。
「お兄さん1人?」
そんな深澤に、3人組の男が話しかけに行く。
(今度は男かぁ…綺麗なお姉さんがよかったのに)
少し不満に思いながらも、深澤は笑顔を崩さない。
「お兄さんたちも暇なんですか?わら」
ナンパを、全力で楽しむことにした。
「……深澤先輩!!助けてや〜!!」
だが、そこに向井が乱入してくる。
かなりヒートアップし始めた4人の戦争(水遊び)を止めてくれるよう頼みにきたようだ。
「あらら…すごいことになってるね〜」
何もしていなかったはずの向井も、ものすごくびしょびしょに濡れており、息を乱していた。
深澤はニコニコ笑いながら
「あっはは!お兄さんたちごめんね〜。俺、ちょっと行かなくちゃみたい、わら」
「え?あ、ちょ…!」
ひらひらとナンパ男たちに手を振り、向井たちの元へと歩って行った。
(向井視点)
深澤先輩、来てくれた!!
ナンパされとったみたいやし、困ってたかは知らんけど…助けられたかな!?
……それとも、そんな困ってなかった!?
ま、まぁ、ええか…
助けて欲しかったのは事実やし!
ふと、後ろを振り返る。
さっきまでナンパしてた人たち……
なんか、見覚えあるんよな…
何やろう?あの人たち………
どこかで……
『向井って、ほんまに邪魔やね』
『東京?お前が行けるわけないやん!w』
『ばっかやなぁ!wお前みたいな奴、1人で生きてけるわけないやろ?w』
「………ぁ…」
この人たち……
俺…この人たち、知っとる……
「……?康二、どうかしたの?」
「…ぁ…いや、何でもないですわ!」
「本当に?」
「……うんうん!!」
向井の反応に少しだけ顔を顰めるが、深澤はそれ以上聞かなかった。
誰だって、他人に言いたくない秘密を持っているのだから。
コメント
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友達と夏休み過ごした事無い、学生時代何時もつるんでたの10歳以上年上の方達で一番年の近い人でも5歳上で当時実年齢知られて無かったからバレてたらヤバイ場所で遊んでたけど楽しかった😁 学校では教えてくれない人生の大事な事はこの時教えられた、大事な思い出
ちょっと待って——この第27話、海の水遊びが青春すぎて鼻血出そうなんだけど!!😭💕 水鉄砲バトルとか渡辺先輩がかき氷ぶん投げちゃうとことか、みんなのバカ騒ぎが楽しそうでこっちまで笑顔になっちゃったよ〜! でもさ…最後の向井くんの「この人たち知っとる…」ってとこ、急に空気変わったよね?⤵️ 過去に何かあったのかな…それがすごく気になる。深澤先輩が詮索しないでいてくれる優しさも沁みる…。 海ではしゃぐ姿と、ふとした瞬間に見せる影、そのギャップがエモすぎる…!次どうなるの、早く続き読みたいよ〜!!📖✨